「原付をはじめとしたバイクの空気圧チェックされていますか?」
原付に限らず、バイクの空気圧チェックはとても大切なメンテナンスの一つです。ここを疎かにするとまっすぐ走りにくいだけでなく、タイヤの破裂につながる危険性もあります。
この記事では特にバイクのタイヤの空気圧チェックについて解説した記事となっています。
大型バイクまで共通する話なので要チェックですよ!
目次
バイクのタイヤ空気圧チェックのための便利なツール
バイクの空気圧は日頃の点検がとても大切です。タイヤの空気は乗っていなくても時間の経過と共に抜けてしまうので、定期的に空気圧を測定しておくことが大切です。目安としては、月に1回ぐらい行いましょう。
特に、タイヤの小さなバイクは空気の量も少ないので、より顕著に現れます。そこで空気圧チェックに便利なアイテムを2つ紹介します。
エアゲージ
エアゲージは機器をバルブに押し当てるだけで、今入ってる空気圧を測定してくれる優れものです。軽量・コンパクトなので、出発前に手軽に測定できるのが便利です。
空気圧センサー
空気圧センターはバルブにあるセンサーで自動空気圧チェックをしてくれる便利なアイテムです。
FOBO BIKE 2は測定値を携帯のアプリで確認ができるので、バイクにモニターをつける必要もなく、空気圧管理が可能です。
タイヤの指定空気圧は車種ごとに異なる
空気圧は車種ごとに指定があり、バイクのどこかにシールが貼られている場合がほとんどです。
シート裏
チェーンカバー
空気圧の指示はチェーンカバーについていたり、シート裏についている場合が多いです。もし見つからない場合は、「車種名+空気圧」で検索すれば、確認が可能です。
記載されている場所はバイクによってバラバラなので、一度確認してみてくださいね!
時間が経つと空気は抜けてしまう
モーターサイクル用タイヤの場合、車両が静止状態にあっても、1か月に10-20 kPa程度内圧が下がる可能性があります。
引用:https://www.bridgestone.co.jp/products/tire/mc/special/qa/post-12.html
指定空気圧に合わせて空気を入れておしまい!ではありません。タイヤの空気は徐々に減ってしまいます。減る原因は
- タイヤからわずかに空気が漏れる
- チューブタイヤの場合、小さな穴が空いたことにより僅かに空気が漏れる
- チューブレスタイヤの場合、密着性が悪い箇所がある場合に僅かに空気が漏れる
色々な原因が存在し、かつタイヤの種類によって対処法が異なります。1ヶ月であからさまに空気が減っていなければ、減った分だけ空気を足す方法で問題ありません。
タイヤの小さい原付は減りやすい
原付がタイヤが小さいので注意が必要です
原付に限らず125ccでもタイヤの小さなバイクは空気圧チェックをこまめに行う必要があります。タイヤに入る空気の量が少ない為、わずかな空気の減りでも全体で見れば大きな量になります。その為空気が減る影響を受けやすい特徴があります。
空気圧チェックは一般的に1ヶ月に1回行うのが良いですが、原付の場合は2週間に1回行うと良いです。
タイヤの空気の役割
バイクにとってタイヤの空気圧はとっても大事です!主に下記の通りです。
- 空気圧が少ない→まっすぐ走れなかったり、タイヤのバーストにつながる
- 空気圧が高い→グリップ力が下がり、滑る危険性が増す
それぞれ詳しくみていきましょう。
空気圧が少ないと走行中ふらつきやすくなる
空気が少ないと、まっすぐ走るのが難しくなります。特に2輪車はタイヤが2つしかなく、車体が傾く特徴があるので、空気が減ると真っ先に違いを感じ取れます。
ただし場合により空気を減らした方が走りやすいシーンもあります!それはオフロードで山に入るときや砂利などが多い道を走る時です。この場合は空気が少ないことで走りやすくなるメリットがあります。
あんまりないシーンだけど、山に入るときは覚えておきたいことです!
空気圧が多すぎても良くない理由
空気が多すぎると、タイヤと道路の設置面積が減り、カーブ中の転倒の危険性が上がります。ただし、ハンドリングは良くなるので、乗った感覚は良くなります。まとめると下記のようになります。
空気が多い | 空気が少ない | |
---|---|---|
燃費 | 良くなる | 悪くなる |
グリップ力 | 低くなる | 多くなる |
乗り心地 | 跳ねやすい | ふらつきの原因 |
ハンドリング | 軽くなる | 重くなる |
タイヤへの負担 | 大きい | 大きい |
主なシーン | 綺麗な道 | 砂利道 |
特にタイヤへの負担は多くても少なくても負担が大きく、年式が古いタイヤほど破裂などの危険性が上がります。
タイヤに空気を入れる方法3選
空気を入れる方法はいくつかあります。
電動ポンプで入れる
電動で空気を入れれるため、約1分あれば、指定空気圧まで楽に空気を入れることが可能です。
ただし、動作音が多少あるため、早朝の出発時はもちろんのこと、賃貸の駐輪場で行うには気を使う方法でもあります。
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よりコンパクトな空気入れも検討できる
パワフルなマキタに比べ、ずっとコンパクトな空気入れです。これなら収納するときも場所を取らないので使い勝手が良いですよね!
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ガソリンスタンドで入れる
走行後に空気を入れると、タイヤ内部の空気が温められており、ガソリンスタンドでぴったりに入れても、冷えると空気圧は少し下がります。指定空気圧で空気を入れるには、タイヤが冷えている状態で入れることが推奨されます。
空気を入れる際の注意点
ガソリンスタンドに設置された機器だと、角度が合わずに空気を入れることが難しい場合があります。その場合、バルブに空気を入れやすくするアクセサリーを取り付けるのがオススメです。
自転車用ポンプで入れる
注意点は、自転車とバイクとでタイヤのエアボリュームが異なるので、短時間では入りませんが、ローコストで作業音も静かです!
自転車用ポンプで空気を入れるには、ポンプの接続規格を要確認する必要があるので、下記の記事も合わせてご覧ください。
適切な空気圧で、楽しいライディングを
バイクのタイヤの空気圧は、乗り心地が変わるだけでなく、タイヤの寿命を伸ばしたり、危険回避につながるので、手軽に空気圧チェックして、必要であれば出発前に空気を入れましょう!
以上空気圧の点検方法と道具紹介でした。当記事で紹介したメンテナンスに限らず、できる整備をすることでバイクのコンディションはずっとよくなります。下記記事では自分で行いたい基礎メンテナンスを9つ紹介していますので、合わせてご覧ください。