マキタ|MP181DZを購入しました。この製品はマキタ製品史上最速で空気の充填が可能な製品です。
以前私は電動空気入れなんて不要でしょ?自転車の空気入れで十分!なんて思っていましたが、記事を執筆する以上電動もレビューしておかねば!ということで購入しました。
電動空気入れを購入する前に思っていたことは出勤時に空気圧不足を感じた時は素早く入れたいと思うことが非常に多く、そんな時電動空気入れが大活躍するだろうなとは思っていました。
そこでこの記事では実際に購入して使った感想と市場にある電動空気入れについて比較検討します!
- マキタ史上最速の空気充填!
- 18Vのバッテリーが使用できる
目次
充電式空気入れ「MP181DZ」のオススメポイント!
短時間で空気の充填が可能に!

MP181DZの最大の特徴がマキタの電動空気入れの中で最もパワフルな性能を誇ることです。
空気の吐出量が大きくなることで
- 短時間で空気を入れることが可能!
- 騒音も短時間で済む
電動空気入れはどの製品も多少駆動音が大きいことから、短時間で空気を充填できることは他の製品にない大きなメリットです。
タイヤ交換時にも有利

以前私はタイヤ交換時に自転車用の空気入れで空気を充填しましたが、それはもう、えらいことになりました。笑
タイヤ交換で使用するなら電動空気入れはマストアイテムです。
連続使用可能時間が伸びた!
MP181DZは連続使用時間は10分です。
バイクの前後タイヤ交換をした際に、空気圧が0の状態から連続して空気を入れる時に力を発揮します!
特にタイヤサイズが大きいと空気の充填量も大きく、充電器の性能が重要です。
ちなみに、バイクの空気の補充なら前後合わせても1分あれば十分です!
指定空気圧で充填が止まるオートストップ機能

本体の電源を入れると、記録された空気圧が表示されます。この数値は前回の設定が保存されます。

バイクに表示された指定空気圧をボタンで設定することで、空気圧が数値に達すると空気の供給が止まります。

超えた際の空気圧は本体についた減圧ボタンで調整します。
MP181DZ|仕様

続いてMP181DZの仕様について確認したいと思います!
MP181DZ本体

本体はマキタ製バッテリー(18V)で動く仕様になっています。このバッテリーは別売りなので持っていない場合は併せてバッテリーと充電器を買い足す必要があります。
付属品

空気入れには各種バルブに空気を入れるためのアダプターが付属し、オートバイやスポーツバイク、そしてシティーサイクルにも対応する他、サッカーボールや浮き輪などにも空気を入れることが可能です。

英式アダプターはホースの先に付属します。後述しますが、使わない人にとっては邪魔になり、取り外すこともできません。
ただし、ペンチ等で連結部を外せばアダプターを外すことが可能で

米式だけの使用なら外した方が快適です!

仏式バルブやボール用バルブなどは本体に収納が可能です。
空気圧の設定
空気圧の設定範囲は35〜1,110 kPaです。バイクなら200〜300 kPaの範囲なので、十分性能の範囲内です。
表示形式は「PSI / BAR / KPA」に切り替えが可能なので、バイクに表示されている指定空気圧の単位に併せて設定が可能です。
減圧機能

空気を入れた後に少し減らしたい!そんな時は減圧ボタンを押すことで空気を抜くことが可能です。
英式バルブや浮き輪、ビーチボールでは減圧機能は使用できません。
空気は勢いよく抜けるので、微調整なら長く押し続ける必要はありません。ただ、現在の空気圧の正確な数値は少し遅れて表示されるようです。
充填モード切替

今回新たに充填モードが搭載されました。モードは「ボール、低速、高速」の3段階に切り替えが可能です。
バイクなどの空気の容量が多いものは基本高速モードで使用し、自転車は低速で使用します。
白色LEDの液晶

バックライトの液晶なので、早朝だったり夜に空気を入れる際に見やすく操作しやすいです。

特に日中はLEDのものは画面が見えにくい場合もあるので、視認性は操作面で重要です!
ワークライト付き

主電源を入れると、LEDワークライトが点灯する(自動)ので、周囲が暗い環境でも使えます。
ホースの収納

ホースは本体側面に固定ができます。ホースに無理な力が長時間かからないようにするためにも、使用時以外は収納しておきましょう!
使用時間
連続使用時間は10分です。10分を超えた使用は本体が高温になるため、5分間使用を止めて本体を冷ます必要があります。
尚本体には保護機能が備わっており、本体もしくはバッテリーの温度が高温になるとモーターが自動停止します。保護機能が働くとモニターにアラートが表示されます。
バッテリーを外して、冷却ファン付きの充電器で冷却および充電を行ってください
本体が急に動かなくなった!そんな時はこの機能が起動していないか確認してみましょう!
製品の比較
MP181DZはMP180DZの進化版としての登場です。両モデルを比較しましょう!
製品で比較すると下記の通りです。
今回紹介する電動空気入れは従来型に比べ約2倍の吐出速度がある他、連続使用時間が倍になりました。その分サイズが大きくなります。
MP180DZにおいては省スペースかつ軽量で扱いやすいメリットがあるので、収納重視か性能重視かで選ぶと良いでしょう!
MP181DZ
MP180DZ
BL1860B
DC18RF
他社との比較
マキタ MP181DZ | アイリスオーヤマ JAC10 | KUKIIRE スマート空気入れ | Xiaomi 1S | |
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定価 | 19,800円(税込) ※本体のみ | 8,780円(税込) | 7,980円(税込) | 5,999円(税込) |
サイズ | 幅:316mm 奥行:108mm 高さ:231mm | 幅:155mm 奥行:65mm 高さ:234mm | 幅:60mm 奥行:39mm 高さ:153mm | 幅:124mm 奥行:77mm 高さ:45mm |
重量 | 2.7kg(BL1860B装着時) | 約 900 g(充電池含む) | 約 433 g(充電池含む) | 約 488 g(充電池含む) |
最高圧力 | 1,110 kPa | 1,030 kPa | 999 kPa | 1,030 kPa |
吐出量 | 22 L / min (200kPa、高速モード時) | 8 L / min | ー | 15 L / min |
運転音 (db) | 95 dB | ー | 65 dB | 60 dB |
充填モード 切替 | 3段階 | × | 5段階 | 5段階 |
減圧機能 | ○ | × | × | × |
防塵防滴 機能(APT) | ○ | × | × | × |
オート ストップ 機能 | ○ | ○ | ○ | ○ |
液晶 | 白色 | 青色 | 青色 | 白色 |
連続使用 可能時間 | 10分 | 8分 | ー | ー |
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他社と比較してもマキタ|MP181DZの吐出量が最も高く、連続運転に長けています。
ただ価格が高く、サイズも大きいことから、減った分の空気のちょい足しなら携帯性にも優れた他モデルの選択肢も十分にあるかと思います。

よりコンパクトな電動空気入れについては、KUKIIREを当ブログでレビューしています!
合わせてご覧ください。
実際に使ってみる
動作音は従来と同じ
各製品の駆動音については下記動画が参考になります。
視聴する限り音の大きさはそんなに変わりませんが、新しいMP181DZは音程が低く、騒音になりにくい印象があります。
甲高い音は工事現場の音に似ていて、うるさく感じます。
製品は大きく重い
製品サイズが大きいため、収納スペースを大きく確保する必要があります。

フロアポンプと比べると占有するスペースは同じで高さがコンパクトになり、省スペースと言えます。

そのため、玄関に設置されている棚に収納することが可能です。
冷えた状態で適正空気圧を管理できる
自宅で空気を入れるメリットとして、冷えた状態で空気を入れることが可能な点が挙げられます。
その中で手軽に空気を入れれる方法として自転車用の空気入れがオススメですが、その分空気を入れる手間が発生します。
電動空気入れなら空気を入れる手間はフロアポンプに比べて非常に楽です。

出勤前に空気圧センサーで確認して、不足していたら空気を入れるまでに慣れれば1〜2分程度で終わります。
ここが惜しい!気になる点
トリガーは引き続ける必要あり

マキタは空気を入れる際には本体のトリガーを引いた時だけ空気が入る仕組みになっています。
指定空気圧に達するまでは引き続ける必要があるので、完全自動で空気を入れれる訳ではありません。
これは裏を返せば状態を確認しながら空気を入れる安全性への配慮であり、完全に自動でも放置は良くないことを考えれば、妥当な機能かなとも思います!
バルブへはねじ込み式

バイクのバルブへはねじ込み式で接続します。タイヤの径が小さかったり、バルブがL型出ない場合はホースを曲げながら接続する必要があるので、少し接続は手間です。
またホースに英式アダプターが付いているので、手でねじ込む際にアダプターが邪魔して回しにくいのが感想です。
接続に多少の時間がかかることは否めませんし、外す際に少しだけ空気が漏れます。タイヤに入れた空気の総容量に対しては僅かな量ですが、タイヤの小さな原付においては空気圧が数%変わることもあります。
そんなデメリットを解消するのがアダプターです。

使用シーンはこちら!
アダプターには色々な種類があります。マキタの電動空気入れにオススメのアダプターについては下記でより詳しく解説します!
時間がない時の空気充填に大活躍!

実際に使ってみて、気になる点はいくつかあるものの総じて満足感の高い買い物であることは間違いありません!
ただ唯一のデメリットはバッテリーと充電器を持っていない場合は追加での購入が必要になり、その分トータルの費用が高額になります。
- マキタ史上最速の空気充填!
- 18Vのバッテリーが使用できる
電動工具でマキタのバッテリーを持っている人は検討してみてはいかがでしょうか。
最後に、私の中での空気圧管理は空気圧をセンサーで測定して、不足分があれば電動空気入れでサクッと終わらせるのが一番手間なく確実に行える方法かなと思っています!
よりコンパクトな電動空気入れのレビューはこちら!
最後までご覧いただきありがとうございます!

この記事が空気入れ選びの参考になれば幸いです