バイクや車の空気圧管理に大活躍の電動空気入れですが、最大のデメリットがバルブへの接続が非常に手間である事です。
できればバイク屋やガソリンスタンドで使ってようなチャックで手軽に空気を入れたいですよね!
このブログではいくつかの電動空気入れのレビューをしており、記事内でもアダプターの紹介をしています。しかしこれが安物だと使えることは使えるのですが空気が漏れたり、うまく圧力を測定出来ない事態となっています。
そこでこの記事ではバイク屋でも使われている信頼のアダプターの紹介と導入する上での注意点など、幅広い視点でのレビューを行います!
目次
マキタの電動空気入れと組み合わせたいエアツール
ASAHI|アサヒバイクチャックショート
マキタの電動空気入れは接続口がねじ込み式となっていて、毎回バルブに接続する際に時間がかかります。
そこでアサヒのチャックを導入することで接続がかなり楽になります。
C-645
C-645はバルブに押し込むことで空気を入れることができるチャックです。
形状はL型なので、バイク用に最適なチャックです。
押し込み式ではありますが
バルブに押し当てても空気が漏れることなく確実にエア充填が可能です!
使用シーンはこちら!
ASAHIでバイク用のチャックを選ぶ際の選択肢は主に2種類です。
どちらもバイクのバルブに適したL型となっていて、C-A27についてはクリップ式となっています。
手を離してもホールドできるので、奥まった場所にあるバルブへ接続するのであれば便利です。
C-645については手放しはできませんが、手で押さえることで空気漏れなくしっかり空気を充填できるのでオススメです。
P-D48
P-D48は米式のねじ規格をエアツールで採用されているねじ規格に変換するためのアダプターです。
マキタに取り付ければ様々なメーカーのチャックを取り付けできるようになります。
空気圧センサー
空気圧センサーは空気を入れるものではなく、空気を入れるべきかの管理が楽になるアイテムです。
アプリで起動するので、これをつけておけば空気圧管理がぐっと楽になります。空気が不足していると通知もしてくれます。
以上紹介したアクセサリーでマキタの電動空気入れをアップデートし、かなり快適に空気圧管理を行なっています。
紹介した製品はこちら!
続いて、上記のツールにおいての不具合についての事例をご紹介します。
デメリットは車種によってチャックが使えないこと
以下の不具合は場合によって発生するものであり、必ずしも発生するものではありません。
私の使用環境について
バイク用でL型のチャックを使うとなると、車での使用時に使えなくなりました。
この問題はホイールの形状によって変化しますが、特にノーマルのホイールであればこの問題が発生するようです。
そのために私が用意したツールは下記の通りです。
C-F48
米式バルブに直接接続ができるチャックなので、車のバルブやバイクのバルブにワンタッチで取り付けが可能なアイテムです。
しっかり取り付けると空気が漏れることなく空気を入れることが可能です!また手放しも可能です。
米式バルブへ直接接続できるソケットチャックはASAHIからは下記のラインナップで展開しています。
ASAHIで選ぶ際の選択肢は主に3種類あります。
爪の種類については片爪・両爪の2種類ありますが
両爪の方がしっかりバルブに接続できるのでオススメです。
形状について、これらは全てストレートなので、
バイクのバルブへとなると干渉して使用できない場合があります。
C-F48はチャックの径が細く、バルブ周りの余裕がない車へのエア充填に便利です。
C-B62やC-876は取り付けのスペースに問題がなければお値段も押さえられコスパが良いです。
最初にお伝えしたC-645とP-D48の組み合わせを上記3種類のチャックにセットすることで、車へもバイクにも楽々に空気を充填できるのです。
ちなみにですが、この組み合わせだとさすがに重たくなり
収納性がよくありませんし、収納時のホースにも負荷が掛かります。
バイク用チャックは使用時のみの使用が良いです。
バルブアダプターを取り付ける
バルブアダプターを取り付ければ、上記の不具合は解消できます。
しかしアダプターを取り付けることもデメリットがあり、バルブに大きな負荷がかかることです。これに起因する破損として、タイヤの空気が抜けてしまうことも考えられます。
例えば下記のようなトラブルです。
- 縁石にヒットし、バルブが破損する
- 微振動等でバルブが徐々に劣化し、最後に破損する
あまり推奨される方法ではありません。ご注意ください。
チャックを外す
最後の方法は、マキタの電動工具の初期状態にて使うことです。これが本来の使用方法ではありますが、、笑
デメリットは当然ながらねじ込む必要があり非常に面倒であることです。
以上のことから、下記のような組み合わせが考えられます!
車+バイクで使用
C-F48+P-D48
C-645+P-D48
バイクで使用
C-645+P-D48
車で使う場合はC-F48をセットし、バイク用にC-645を使う組み合わせで私は運用しています。
C-F48
C-645
P-D48(変換アダプター)
チャックの選択肢についての比較
最後に、他のメーカーとの組み合わせについても確認しましょう!
車に採用されている米式のバルブは8V1 [ TV8 ] です。
米式のバルブはJISの規格とは異なり、下記のサイズ
5/16″-32UNEF
となります。この数値についての呼びが8V1とJISで規定されており、寸法はM7.7xP0.794となります。
これをエアツールで採用されている管用平行ねじの規格に変換できるものがあればどのエアツールも接続が可能です。
具体的には下記の変換アダプターが必要となります。
G1/4 凹 (チャック側)⇄ 8V1 [ TV8 ] 凸(米式バルブ・電動ポンプ側)
ただし、メーカーが違うと接続部から空気が漏れる可能性があることだけ注意してください。
変換アダプター
調べた限り、ズバリで変換できるのはASAHIとSTRAIGHTです。
ASAHIを選ぶメリットは、変換アダプターの接合部が球面加工になっていて、
嵌合が非常に精巧に出来ている事です。これが空気漏れが非常に少ない理由です。
変換アダプターとチャックの組み合わせは同じASAHIで揃えるのがベストです!
推奨アダプターはこちら!
STRAIGHTで揃えるなら下記アダプターです。
アダプターはこちら!
番外編
継ぎ手が多くはなりますが8V1 凸 → G1/8 凸のニップル(8V1 凸 → G1/4 凸は見つからず、、)を使い、チャックとの接続はG1/8 凹 → G1/4 凹の中間ソケットで接続するのも方法です。
継ぎ手が多くなると空気が漏れる可能性が高まるので、あまりオススメの方法ではありません。
チャック
アサヒ以外の選択肢だと、各々特徴ある製品が選択可能です。
SK11については英式にも対応するので、車やバイクのみならず自転車にも空気補充する場合はとても便利なチャックです。
STRAIGHTはヘッドが動くタイプのチャックがあるので、1つで自動車やバイクに対応した製品もあります。
初期費用は正直高額、でも買って間違いない組み合わせ
これが最終結論です。
正直、初期費用については相当高額です。メカ好きでなければ、空気入れにこんなにお金出したくないと思うのが普通です。
今回記事を執筆する中で規格の多さに頭を悩ませつつ、適合する規格の製品を見つけるのにかなりの時間を要したこと、そしてメーカーが異なると密閉性については実際に組み合わせてみないとわからないことを考えれば、実績と信頼のASAHIで揃えておくことがベターかなと思いました。
また実際に使ってみて、空気が全く漏れない制度の高さやバイク屋で使われているチャックと同じであることからも買って本当に良かったアクセサリの一つとなりました。オススメです!
製品はこちら!
一方でコスパで言えばSTRAIGHTが良いと思うので、下記ツールの組み合わせをご検討ください。
製品はこちら!
ASAHI以外であれば、ねじ部にシールテープを使うことが推奨されています。
最後ではありますが、電動空気入れのレビューは下記で紹介していますので、ぜひ合わせてご覧いただければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます!
この記事が電動空気入れアダプター選びの参考になれば幸いです!