軽量・コンパクトなKUKIIRE|スマート空気入れなら、シート下にも収納できる優れもの!レビュー

以前当ブログで紹介した充電式電動空気入れのマキタ|MP181DZ普段のバイクの空気圧メンテナンスに大活躍で、2022年で買ってよかった製品のうちの1つとなっています。

ただ、やはり製品の大きさから収納場所にも少し困る(賃貸だと収納スペースが少ない)し、オフロードで林道に行こうものなら、この大きさを携行するには少々大きい&重いのです。

そこで気になるのがよりコンパクトな電動空気入れですよね!マキタは電動空気入れの中ではかなり大きい分類になるので、探せば小さな製品は幾つでもあります。

その中で今回は日本メーカーであるKUKIIREが気になったので、レビューしていきます!

紹介する製品はこちら!

KUKIIRE|スマート空気入れのオススメポイント!

電動空気入れは小さいものから大きいものまでいろんな種類があるので、どんなポイントで選ぶべきか悩みますよね。

そこで下記のポイントに注目して今回は電動空気入れのオススメポイントをご紹介します!

電動空気入れを選ぶポイント!
  • サイズ感
  • 収納性
  • 充電方法

なお、性能については使用レビューで解説します!

片手に収まるコンパクトなサイズ感

対マキタ比で比べると明らかな違いがサイズ感です。このコンパクトさなら、バイクのシート下やトップケースの隅に収納しても何ら邪魔になるサイズ感ではありません

とはいえ、大きさに比例して吐出できる空気量も大きくなるので、小さいボディで空気を入れるにはそれなりに時間がかかります。

このコンパクトさの最大のメリットは普段はバイクに収納しておいて、必要となった時に少し空気を補充するようなシーンにおいて最高のパフォーマンスを発揮するでしょう!

後ほど実際に補充するに要した時間もレビューします!

ホースが本体に収まり収納性◎

KUKIIREはホースが本体に収まるようにデザインされています。これにより平滑なボディとなり、収納する際に引っかかりなく収めることができるメリットになります。

ホースを取り出して本体にねじ込む必要はありますが、ホースの抜き差しが電源のON / OFFと連動しており、とても分かりやすい仕様になっています。

物理的な電源ボタンがないので、収納時に知らぬ間に電源がONになっていた!なんていう人為的なミスが発生しません。

USB|TYPE-Cで充電可能

本体にUSB|TYPE-Cが搭載されていて、入力規格は5V|2Aとなっています。これなら

バイクにUSB電源をつけているならこれでも充電可能ですし、普段携帯電話を充電している充電器でも充電可能なので不必要な荷物が増えません。

変に専用規格を採用したり、別途専用の充電器を用意しなくても良い仕様です!

充電時間は2〜3時間となります

スマート空気入れ|仕様

スマート空気入れのスペックは下記の通りです。

サイズ153 x 60 x 39 [mm]
重さ433 g
最大圧力150 PSI [MAX]
作動温度-10 〜 60 ℃
電池容量4,000 mAh / 3.7V
充電入力5V / 2A
圧力単位PSI|BAR|kPa|Kg/㎠
2022年モデル

その上で、より詳細なディテールをご紹介します!

サイズ

サイズは本当に小さく、片手で本体を持てる大きさです。シート下に収納スペースがあるバイクなら収納しておけるサイズ感です。

付属にポーチもついているので、袋に入れておけば振動で機器に与えるダメージも和らげることができますね!

同梱物

付属品は写真の通りです。

付属品
  • 仏式アタッチメント
  • 英式アタッチメント
  • 浮き輪アタッチメント
  • ボール用アタッチメント
  • 収納袋
  • 充電ケーブルUSB Type-c
  • 空気圧目安表
  • 取扱書兼保証書

米式のホースを基本に、複数の規格のアタッチメントが付属するので

バイクや車だけでなく、ロードバイクやママチャリ、浮き輪などにも空気を入れることが可能です!

インターフェイス

表示

電源が入ると、表示される数字は主に2つです。

上段

現在の空気圧

下段

設定空気圧

上段の空気圧に関しては、バイクのバルブに接続することで自動で現在の空気圧を測定してくれます。別途空気圧ゲージを用意する必要がなく便利です!

接続しても0が表示される場合、空気がほとんどない可能性があります

上段と下段の単位については、設定した単位に連動して表示されます。

単位切り替え

単位の切り替えは5つあるボタンのうち、左上をタップすることで切り替えが可能です。

PSI → BAR → KPA → Kg/㎠ の順で切り替わる

kPaについては1ずつ調整が可能なので、より細かな数値を指定して空気を入れることが可能です。

単位設定についてはメモリー機能はなく、一度設定した数値は電源OFFにより初期数値に戻ります

初期数値最大数値
車モード225 [kPa]〜448 [kPa]
バイクモード150 [kPa]〜379 [kPa]
自転車モード627 [kPa]〜999 [kPa]
ボールモード48.5 [kPa]〜103 [kPa]
個人モード852 [kPa]〜999 [kPa]

モードごとに記録ができれば、同じバイクや車に空気を入れる人にとっては便利かな、とも思います。アップデートできる範囲なら期待したいですね!

バッテリー残量

バッテリーは3段階で表示されます。

残量
緑色60 〜 100 %
黄色30 〜 60 %
赤色0 〜 30 %

今回バイクのタイヤで空気の補充を100kPa → 250kPaで2回繰り返しましたが、バッテリー表示は緑のままでした。

バイクの空気補充においては、緑であることを確認できれば出先で困ることはなさそうです!

機能

ライト

本体にLEDライトが備わっています。左上のランプマークを長押しすることで、LEDライトのON / OFFが可能です。

LEDライトは本体の電源と連動していないので、電源切り忘れによるLEDライトONでのバッテリー消耗がなく親切です!

オートストップ機能

空気を充填する際、指定空気圧まで達すると自動で止まるオートストップ機能が備わっています。

空気の入れすぎを防ぐ機能なのであるに越したことはありません!

ちなみにオートストップ機能がついていても、目を離して空気を入れることは推奨されません。空気を入れる際にタイヤに異常が発生した場合(タイヤの亀裂が広がるなど)はすぐに電源を止めるためです。

実際に使ってみる

KUKIIREをマキタと比較しながら、その違いについてレビューしていきます。両者のスペックは下記の通りです。

KUKIIRE
スマート空気入れ
マキタ
MP181DZ
サイズ153 x 60 x 39 [mm]316 x 108 x 231 [mm]
重さ433 g2,700 g
※バッテリー込
最大圧力150 PSI [MAX]161 PSI [MAX]
電池容量4,000 mAh / 3.7V 6,000 mAh / 18V
※バッテリーにより変化
圧力単位PSI|BAR|kPa|Kg/㎠PSI|BAR|kPa|Kg/㎠
2022年モデル

比較対象として性能の差が大きなものとの比較ですが、KUKIIREのコンパクトなサイズを考えると、致し方がない部分もある点ご了承ください!

動作音は高い機械音が強め

実際に動かしてみました。

比較はマキタ|MP181DZとKUKIIRE|スマート空気入れです。両者を比較すると

  • 低音強めなマキタに対して、高音が強めなKUKIIREに感じる
  • 連続使用するなら、マキタの方が短時間で空気を入れれるので近所に迷惑になりにくい
  • KUKIIREは細かい振動が強い

これらの違いがあるなと思います。まるで125ccの単気筒と1254ccのボクサーツインのようです。笑

KUKIIREのパッケージには

本製品はコンプレッサーのため65dBの動作音があります

との記載があります。一般的に60〜70dB以上になるとうるささを感じるので、KUKIIREは早朝や深夜での使用は控えた方が良い音量であることは間違いありません。

振動が強く、ほったらかしにはできない

KUKIIREは手に持ってホールドすることを想定しているのに対し、マキタは置き型です。

ホースはフレキシブルなので本体を地面に置くことは可能ですが、実際に動かすと本体が振動でかなり暴れます!ホースや本体に無理な力ががかかり破損につながるので、持ったまま動かしましょう!

マキタに関しては重さも感じないですし安定感が高いので快適に使用できます。

100kPa→250kPaでテスト

マキタとKUKIIREで100kPaから250kPaになるまでの時間を測定しました。結果は下記の通りです。

KUKIIREマキタ
100 kPa → 250 kPa4分48秒27秒

サイズなりの速度になったかなと思います。

日常の空気が減る分には動画ほどの充填はないにしろ、KUKIIREの場合は少しの空気でも数十秒動かす必要は出てくるかもしれません。

日中だと画面が暗く感じる

KUKIIREは液晶ディスプレイですが、日中が明るいと数字が見えにくいと感じます。ボタンも同じ画面内にあるので、操作する際に瞬時に識別するのが難しいです。

一方夜になると視認性がぐっと良くなりますね。

比較するマキタだと白背景に黒文字なので視認性が良く、昼・夜問わず視認性が良いです。

画面の視認性は性能への影響はないものの、使い心地に影響する部分なので、個人的には良いに越したことはない!と感じます。

ここが惜しい!気になる点

バルブへはねじ込み式

マキタもそうですが、バルブへはねじ込みで接続します。バイクのバルブによってはねじ込むために突っ込む指のスペースが極端に少ない車種もあるので、バイクにより接続のしやすさは大きく違います。

解決方法としては

  • L型バルブアダプターを取り付けておく
  • チャック式のアダプターを付けておく

などの対処法があります。

チャック式のアダプターを取り付けると写真のように多少凸部が増える形ではありますが、問題なく収納できるので使いやすくなるTかと思います!

バルブアダプターについては下記で詳しく解説しています!

物理ボタンの方が操作はしやすい

KUKIIREはスッキリした本体で収納がしやすい反面、ボタン類は全てタッチパネルとなります。

手袋をして空気入れの作業をする場合は一度手袋を外す必要がありますし、電源ボタンのON / OFFについては緊急停止する時は物理ボタンで押せた方が操作性は良いと感じます。

タッチパネルの場合、押しても反応しないことが稀に発生します

【番外編】もっと早く空気を入れたい!

もっと早く空気を入れたい!と感じたならば、より吐出量の大きな空気入れを検討してください。

KUKIIREの電動充電器はコンパクトなサイズながら、この大きさでは十分な空気量だと感じます。また、吐出量を増やすには本体サイズがどうしても大きくなるため、収納サイズを選ぶか、収納サイズを選ぶかの視点で製品をチョイスする必要があります。

出先で空気補充するならベストな空気入れ

携帯型の電動空気入れは出先で空気を入れれるメリットがあります。

しかしバイクに空気を入れるだけならガソリンスタンドでも補充は可能です。では携帯型の使い所はどういうところかというと

  • 出先でパンクした時、修理してバイク屋までの仮の空気を入れるツール
  • ガソスタが近くにないキャンツーで出発時空気を少し補充したい
  • オフロードで一時的に空気を抜いて、再度補充したい時

こんなシーンで特に有効活用できますね!

また空気入れのメリットは出先で補充できること以外にも、自宅で空気を入れるとなるとタイヤが冷えた状態で空気を入れることができる点です。

空気は温められると空気圧が上がるため、正確に空気圧を管理するとなると自宅でできるメリットが強くなるのでオススメです!

その上で、KUKIIREは携帯性に優れたデザインで、操作性や性能もこのサイズ感なら十分許容範囲内なので、手元に置いておきたい空気入れの1つとしてオススメできるものです。

紹介した製品はこちら!

最後までご覧いただきありがとうございます!

この記事が空気入れ選びの参考になれば幸いです!

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