「USB電源を取り付けるなら、高速充電が可能なType-Cがおすすめです」
バイクにUSB電源があれば、走行中にスマホの充電もできるし、冬場になればグリップヒーターも取り付けができるので、是非とも取り付けたいアイテムです。
今回紹介するデイトナ|バイク専用電源Type-Cは名前の通りType-Cのみとなるので、接続機器が対応していないと使えない他、グリップヒーターなどは取り付けができません。
しかし高速充電できるメリットはモバイバッテリーの高速充電だったり、ツーリングにおいては様々な機器を切り替えながら充電できます。また、本体がコンパクトなのでハンドル廻りをすっきりさせたい!需要にもマッチします!
結論、USB電源はラインナップが豊富なデイトナで選べば好みの仕様を選んで、簡単に取り付けることが可能です。また、電源の取り出しには同じくデイトナのアクセサリー電源ユニットがおすすめなので合わせて紹介します。
デイトナはブレーキスイッチの配線を分岐して取り付けます。配線分岐も付属!
目次
デイトナのバイク用USBはブレーキスイッチから電源を取り出せる
私が購入したUSB電源はデイトナのUSB電源で、接続規格はUSB Type-Cです。少し特殊なモデルで、充電ケーブルが一体型の製品です。
商品名 | 価格 |
---|---|
バイク専用電源 Type-C | ¥3,300(税込) |
デイトナのUSB電源の魅力に迫っていきます!
コンパクトで目立たない仕様
USB電源には主に3つの仕様があります。この中でもっとも省スペースなのがケーブルレスタイプで、充電ケーブルを接続する必要がありません。使う機器がUSB Type-Cしかないよ!という場合は、この製品が最もコンパクトに取り付けできる製品です。
この製品はLightningのバージョンもありますよ!
Type-C以外の製品は、端子の変換アダプターで接続します
ただし、充電ケーブルが製品と繋がっているため、端子に何らかのトラブルが発生した場合には本体ごと交換となります。また、充電できる機器は1台となります。
Type-Cは高速充電が可能
Type-A | Type-C |
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スタンダードなType-Aに比べ、徐々に増えてきているのがType-Cです。違いは下記の通りです。
Type-A < Type-C
Type-A > Type-C
出力が大きいと、機器を早く充電できる特徴があります。これはType-Cの規格によるものです。今後はType-Cが主流となると思いますが、まだまだType-Aは多いです。
より早い充電に対応するのがシガーソケットで、大容量の電流を流すことが可能です。
大型機器の充電や電熱グローブなども使えます。ただし他の電装品と合わせてバイクの発電量を上回っての使用となる可能性があり、バッテリー上がりに注意が必要です。
電源の取り出しはブレーキスイッチ・アクセサリー電源から選べる
電源の取り出しは
- ブレーキスイッチ割込
- アクセサリー電源へギボシ接続
の2つから選べます。
付属の配線分岐
ブレーキスイッチ割込に関しては分岐用の配線が付属しているため、誰でも簡単に取り付けができます。
ただし、ブレーキスイッチが写真のような仕様でない場合、ブレーキスイッチからの分岐ができません。アクセサリー電源を取り付けて、接続します。もしくは配線に関する工具があればホーンからの電源取り出しでも取り付けが可能です。
デイトナのバイク用USB電源を取り付ける
今回はアクセサリー電源にギボシで接続します。使用しているデイトナ|アクセサリー電源については下記で説明していますが、簡単にまとめると
- 接続するアクセサリーの取り付け・取り外しが簡単
- 最大3つのアクセサリーを接続可能
という製品です。これをバイクにつけておけばグリップヒーターもUSB電源も取り付けや取り外しが自由です。
本体の動作確認をする
はじめに、本体を車体に取り付ける前に電源に接続し、動作確認をします。
動作時はランプが点灯し、充電が開始します
通電しない場合はギボシの接続がしっかり行われているか確認しましょう。動作確認ができれば、取り付け作業を進めます。
配線をセットする
配線を通す際は、ケーブルの外側に通すのか、内側に通すのかは大事です。
配線はできるだけ内側を通しましょう
一度取り付けた後に配線の通るルートを変更したい場合、一度外して、再度取り付けます。
取り付けの注意点
取り付けで感じたのは、変圧器が大きいことです。私はヘッドライトの中の配線を整理したこともあり、収納スペースに余裕がありますが、購入時から配線の作業を一切していないとヘッドライトの中はすでに配線で埋め尽くされていて、収納は難しいかもしれません。この場合は変圧器を別の場所に取り付けます。
変圧器は雨水やホコリの影響を受けない場所に設置します
ギボシ接続する
アクセサリー電源に接続する場合は配線の色を合わせてギボシ接続するだけです。しっかり、奥まで差し込みます。
ブレーキスイッチに割り込ませる
付属の配線分岐
ブレーキスイッチに割り込ませるには、付属の配線分岐を使います。今あるブレーキスイッチの端子を引き抜いて、付属の配線を取り付けるだけです。ただし、この場合ブレーキスイッチ配線のどちらがプラスかを確認する必要があります。
プラスとマイナスを逆に接続した場合、本来は保護回路が動作して動かないとは思いますが、保護回路が何らかの理由で動作しなかった場合は接続した機器が壊れる可能性があります。
キーONで電気が流れる端子はプラス!
エーモンの通電テスターで、キーON時に光る端子が+であることを確認しましょう!
USB電源を取り付けるだけなら、このタイプで十分です。構造がシンプルで、電池不要なので、いつでも使えます。
ボディーアースにマイナスを接続する
マイナス側はバイクのフレーム全体がマイナスなので、ボルトと一緒に共締めできる場所に固定します。
本体を取り付ける
本体の取り付けは、付属の結束バンドで取り付けます。この結束バンドは取り付け・取り外しができるので、取り付け位置を自由に変更することができます。
取り付けはφ16〜φ32に対応しているので、ハンドルの他、フォークのインナーチューブにも取り付けができます。私はフォーク裏(端子に雨が入らないようにラバーキャップは上向き)に取り付けて、ハンドル周りに余分なものが見えないように取り付けました!
取り付け後はハンドルを左右に曲げて、ケーブルが無理に引っ張られないか確認します。もし引っ張られる場合は、余らせる配線を長めに設定します。
使って感じたこの製品の気になる所
携帯との相性が存在する
使って気づきました。携帯にはUSBを挿しているのですが充電されていないことを!もちろんUSB電源は通電していて、いつでも電源を供給できる状態です。
問題点は携帯側にありました。私が使っているコネクターが痩せているのか、挿しても緩い状態にあり、デイトナのUSB電源の端子の重さにより接触不良を起こしている状態でした。
もちろん端子の重さをも少し軽くしてほしいリクエストもありますが、接続する物との相性は存在するなと思いました。
解決策
ケーブルをホルダーに絡ませて、端子が外れないように固定しました。これで事なきを得ましたが、深夜の走行で気付いたので焦りました!
取り付け・使用時の注意点
シンプルな仕様の製品のため、使う上での注意点は使うことができないシーンについて解説します。
雨天走行時は使用しない
多くのUSB電源はUSB電源のソケットにキャップが付いているので、雨などでも水が侵入しないような防水設計になってます。ただし、充電ケーブルを接続した際の端子部分は防水ではないので、使用中に雨が侵入し、機器が壊れる可能性があります。
充電する製品によっては充電できない
この記事で紹介したUSB電源は急速充電を行うPD(パワーデリバリー)の規格を採用しています。よって、機器によっては未対応で充電されない場合があります。
デイトナでは、同社で展開しているインカムの充電ができないなどの公式アナウンスもあるので、接続機器がPDに対応しているかは注意が必要です。
高出力はバッテリー上がりに注意する
USB電源の中には2本の充電ケーブルを接続し、最大4.8Aの充電にも対応しているモデルがあります。この場合、特に小排気量車においては発電量より消費電力が上回り、バッテリー上がりを起こす可能性が十分にあります。
使用する際は電圧計を設置し、常にバッテリーの充電状態を確認しておくことをオススメします。
USB電源ならデイトナが良いと思う
デイトナのUSB電源はブレーキスイッチから分岐して電源を取り出せる配線が付いており、市場にあるUSB電源の中では最も導入しやすい製品と言えます。(私は今回デイトナのアクセサリー電源に取り付けましたが、これも良い製品です
また、USB電源の形状も多種多様で、あらゆるニーズに応えられる幅広いラインナップが魅力で、USB電源においてはデイトナの製品を選んでおけば間違いないと言えます。
以上USB電源の取り付けの解説でした!今回紹介したのはデイトナですが、他にもキジマやキタコからのラインナップがある他、シガーソケットタイプなどもあり、そのラインナップは様々です。
下記記事ではそんなラインナップを整理しつつ、色々な視点で各製品を紹介しているので、USB電源選びの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございます!
この記事がUSB電源選びの参考になれば幸いです!