旭風防が冬のバイクをずっと楽にする【防寒・レビュー】

ようやく買いました!風防。それも旭風防です。

見た目がとてもクラシックなこの風防は汎用性があるので、どのバイクにも取り付けることが可能ですが、見た目がクラシックなので、特にネイキッドやスクランブラーのクラシックな外観の車両に似合うものとなっています。

今回は旭風防から出ているNo.99に絞って、ミニとスポーツの2つを比較しながら、最適な位置を探っていく模様をレビューします!

どちらにするか迷われている方や旭風防が気になってる方に参考になれば幸いです。

旭風防|No.99のスペック

No99は帆布の垂れ幕が特徴のスクリーン

クリアーのスクリーンに帆布の垂れ幕がついているので、より防風効果が高いだけでなく、この見た目は唯一無二な存在です。

丸目のヘッドライトかつパイプハンドルなら、旭風防のクラシカルな雰囲気によく似合いますね。

帆布やスクリーンについては、今後紫外線や雨などで劣化していくかと思うので、長期間使用してレビューしていきたいと思います!

サイズ展開は2種類

No.99は2サイズ展開です。

ミニスポーツ
価格10,560円(税込)11,000円(税込)
スクリーンの
高さ
33.5 cm 46 cm
ハンドル外径Φ22.2mmΦ22.2mm

スクリーンを2つ並べてみました。

カタログ写真ではスポーツの幅が狭く見えますが、仕様変更で形状が変わったようにも感じます。(もしかしたら曲げているだけかもしれません。

どれぐらい違うのかは下記の写真で比較して見てください!ステーはそのままなので取り付け位置は同じになります。

取り付け後のバランスはミニスクリーンが良いかなと思うのですが、ヘルメットも含めた風防に関してはスポーツに軍配が上がります。

ちなみに、、スポーツのスクリーン位置だと結果として風切り音が大きくなるので、最終的にはより上に取り付けることを推奨します。

スポーツスクリーンの注意点

一方で便利なスポーツスクリーンもデメリットがあります。

雨の日

スクリーンに水滴や汚れが付くと、前方の視界が悪くなる点です。雨の日は前が見づらくなりますね。

走行性能

次に受ける面積が大きくなる分、速度が少し遅くなるのと、ハンドルが振られやすくなります。走行性能にも影響を及ぼす訳ですが、冬場の快適さを考えると致し方がないと感じます。

逆光

最後にスクリーンに傷が付くようになると、夕暮れ時の逆光の時間帯になるとかなり前が見づらくなることもあります。(新品は透明感が抜群!

取り付け可能な車種

No.99はハンドル外径Φ22.2mmの車種であれば、どの車種でも取り付けは可能です。しかしながらいくつかの条件によって取り付け方が理想から外れてしまうことがあります。

具体的な例は次の章で紹介します!

条件によって変わる取り付けの実例

ハンドルへの付け位置で変化

スクリーンの角度は、ハンドルのどのポジションに取り付けるかにより変わります。

ハンドルの中央部付近に取り付ける場合は、クランプの角度が自由に変更できるため、任意の角度に設定が可能ですが、立ち上がりの強いハンドルに取り付ける場合は、スクリーンの角度は成るように成る状況です。

具体的には、写真のハンドル形状であれば、

スクリーンの角度はおよそこれぐらいになります。

スクリーンの位置によって変わる防風性

スクリーンは自由に高さ調整ができるようになっています。

防風性重視

視界は少し悪くなりますが、目線の先にスクリーンの端がくると防風性はかなり高くなり、騒音なども抑えることが可能です。

見た目重視

ロングスクリーンの野暮ったい姿があまり好きでないなら、スクリーンの位置を首の位置よりも下げることをオススメします。

この位置は首回りに風が抜けるようなイメージです。これでも体に当たる風はかなり減るので冬場でも効果大です。

スクリーンを中途半端に上げると、スクリーン端の風切り音が酷くなり、インカムの音が聞こえなくなったり、時には騒音で頭が痛くなる場合もあります。


一方でヘッドライトの位置はおおよそのバイクで変更ができないので、垂れ幕の関係から、スクリーンの位置もある程度の制限があります。

当然スクリーンの位置が高ければ防風性能が高くなりますが、場合によってはスクリーンが首あたりまでしか届かず、風切り音のノイズがより大きくなる状況になる場合があります。

取り付けの際の注意点

ウィンカーとの干渉

旭風防|No.99は基本ウィンカーがヘッドライトの横についているバイクに合わせた設計です。

例えばハンターカブのようにウィンカーが別の場所についている車種に取り付けるとスクリーンで隠れてしまう場合があるので注意が必要です。

ハンターカブ × 旭風防

キジマのウィンカーステーリロケーションを使ってウィンカーを移設し、スクリーンを取り付けました!

このステーは安くないのですが、どうしてもハンターカブ に旭風防をつけたい!な方にとっては必須のアイテムとななります。

使用した製品はこちら!

クランプは一度閉めると簡単には外れない

クランプは1枚の金属プレートを成形した形なので、締め込んで変形させると外すときに強い力で開く必要があります。

緩まないように板厚が厚いプレートなので、かなり力が必要である点に注意が必要です。

ケーブルとの干渉

取り付け車種によっては、理想のスクリーン位置で取り付けると、ハンドル周りのケーブルとクランプやステーが干渉する可能性があります。

取り付けの解説

公式の取扱説明書がこちら!

この潔さが良いですね!笑

ということで、私なりに手順を図解で解説します。

頒布に穴を空ける

手順として、最初にこれを行う必要はありませんが、スムーズな流れで取り付けることが可能です。

頒布には固定用の穴が空いていないので、スクリーンの位置に合わせて切り込みを入れます。

垂れ幕をスクリーンに仮固定して、チャコペンなどでマーキングします。

ポンチがあれば一番良いですが、ハサミで少し切り込みを入れるだけでもOKです。

クランプの付け位置を仮で決める

クランプはハンドルの曲部から差し込むと嵌ります。

クランプをステーと共に仮で固定し、見た目重視か防風性重視の位置でスクリーンを固定します。

使用する工具

10mm・14mmのスパナとプラスドライバー

仮締めでもハンドルに傷が着くので、クランプに保護材を差し込むのも良いかと思います。

帆布はつけずに、スクリーンだけを仮固定すると、水平が取りやすくなります。

クランプをボルトで本締めする

位置が決まれば、14mmのスパナで本締めします。

スクリーン側は10mmとプラスドライバーで本締めします。

帆布を取り付ける

あらかじめ穴を開けておけば、付属のボルトとナットで固定が可能です。


試走し、防風性の確認や再度ボルトの緩みがないか確認すれば作業は完了です!お疲れ様でした。

快適性を求めるなら、スポーツがおすすめ

以上旭風防のレビューでした。

最終的に私は旭風防のスポーツにしました。というのも、最初はミニを取り付けたのですが、取り付けたバイクと私との相性が悪く、風切り音の騒音が酷くなる状況でした。

微調整しても納得いく防風性能を得られなかったのでスポーツ(ロング)に変更しました。

取り付けのイメージでそんなにカッコ悪くないと思ったのであれば、私はスポーツをおすすめします!安くない買い物なので、迷われている方、参考になれば幸いです!

No.99 ミニ

No.99 スポーツ(ロング)


その他の防寒アイテムとしては、下記記事で紹介しています。

最後までご覧いただきありがとうございます!

この記事が風防選びの参考になれば幸いです!

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