バイクに使われている未塗装樹脂は紫外線で本来もつ黒から白っぽくなっていきます。1年では変化しにくいものですが、数年経つと段々と白化していき、やがて洗車しても締まりが無いように感じられます。
そこでオススメしたいのが未塗装樹脂を復活させるワコーズ|スーパーハードです。
これの良さは何と言っても
- 手軽に施工できること
- 1度買えば一生分あるかもしれない
などの特徴が挙げられます。
実際、私が持ってるスーパーハードは恐らく5年ぐらい前に買って、今に至るまでほとんど減っていません。笑
そこでこの記事ではスーパーハードの魅力について、使い方から特徴について解説したいと思います!
目次
ワコーズ|スーパーハードで樹脂復活!
塗り広げやすい
スーパーハードはサラサラした液体なので、スポンジで塗り広げがしやすいものとなっています。
時間が経つとともに硬化しますが、すぐに硬化する訳ではないので、余裕を持って塗り広げることが可能です!
バイクの場合なら塗る範囲が狭いので余裕を持って塗ることが可能ですし、車のバンパーやスクーターなどの塗る範囲が広い場所でも塗り広げやすい点が◎です。
耐久性・耐熱性がある
300℃の耐熱性があり、熱によるコーティングの劣化を防ぐことが結果として長期間艶を維持することに繋がります。
短期間しかコーティングの効果がない製品とは異なることで1年で使う量が少なく、結果1度買ったら一生分たる所以かもしれません。笑
尚コーティングしてから1ヶ月の結果がこちら。

右側がスーパーハードを施工した面です。十分艶を保っていますね!
色あせた樹脂が復活!
スーパーハードは成分に含まれるケイ素化合物により樹脂表面にガラス状の硬質皮膜を形成することで色あせた樹脂が蘇ります。
その差をバリアスコート と比べてみました。

結果は一目瞭然ですね!
バリアスコートでも黒が締まって見えたのですが、スーパーハードは新品と同様の色の深みがあります。
スーパーハードは未塗装樹脂専用ですが、バリアスコートは塗装面にも使用できるので、マルチにコーティングするなら、バリアスコートでもOKです。
ワコーズ|スーパーハードは値段こそ高いメンテナンス用品であることは間違いありません。
しかし耐久性や効果を実感すると値段相応の効果に満足できる製品であることは間違いないでしょう!
スーパーハードの仕様解説
本体

スーパーハードは未塗装樹脂用・耐久コート剤です。
- 未塗装樹脂用光沢復活コート剤
- 熱の掛かるエンジンヘッドカバーやサイレンサー等にも使用可能
イソプロピルアルコール、メタノール、エタノール
150 ml
ケイ素化合物により樹脂表面に形成されるガラス状の硬質皮膜はおおよそ6〜12ヶ月に渡って効果が現れます。強力な皮膜だからこそできる効果であり、一発屋のコーティング剤でないことは明らかです。
付属品

本体の他、専用のスポンジが付属します。ブロックは切り分けることが可能で、●個入っています。
一度使用したスポンジはコーティング剤が硬化するので、捨ててください。
塗る範囲が広く、平滑な面が多い場合は専用のスポンジを使うと非常に綺麗に仕上がります。 車のバンパーなどは専用のスポンジを使うと綺麗に仕上がります。
一方曲面が多いバイクの部品であれば、ウエス等で代用しても問題ないように個人的に思います。
使い方
塗布する箇所の汚れ(WAX・つや出し剤等)を洗剤等できれいに洗浄します。
その後しっかり表面を乾燥させましょう!
専用のスポンジを用いてコーティング剤を塗り広げます。
コーティング剤を塗布した後、5分程度経過したら乾いたタオル等で軽く拭き上げます。
この作業を怠るとムラになる場合があります。
作業完了後、1日以上は暖かい場所に置き、よく乾燥させます。
使う上での注意点

完全硬化まで時間がかかる

スーパーハードを塗布した後の注意点は下記の通りです。
- 24時間は雨や水がかからないようにする
- 約1週間で完全硬化するため、洗車等も控える
施工する前に天気予報を見て、雨がしばらく降らないことを確認してから施工すると良いです!(青空駐車の場合)
また24時間以内は触れないようにしましょう!
ムラなく塗り広げる必要あり
スーパーハードは伸びやすいので塗り広げやすいのですが、塗布量が多い場所と少ない場所の差があると、そのまま硬化してムラになります。
すぐに硬化する訳ではありませんので、乾いたウエス等で軽く拭きあげるだけで十分対処可能です!
また、それでもムラ感が気になる場合は硬化する前にアルコールを使って拭き取ることでリセット可能です。
キャップを閉めて保管

スーパーハードは空気中の湿気と反応し硬化するので、使用後は必ずキャップをよく締めて、冷暗所に保管します。(40℃以上になる場所は置かない)
他の樹脂復活剤について
スーパーハードはケイ素化合物を樹脂表面に形成して、強力な皮膜を形成します。同じような皮膜を形成するものとしてはKURE LOOX|ブラック&ライトやPRO STAFF|ブラック&コートが挙げられます。
一方のカーメイトのシラン化合物はケイ素化合物よりは安価なものの耐久性が劣ることが製品の違いになって現れています。
表で比較するとスーパーハードが高いのですが、これはPROSTAFFのブラック&コートが安すぎるとも言えます。
古いバイクなら持っておきたい1つ

黒が色濃くあることはバイクにとってプラス要素です。特に新車のようなバイクの輝きを維持する上では重要な要素です。
今後今乗っているバイクが生産終了となり入手が難しい&価格が上がる場合があります。そんな状況こそ、今乗っているバイクの状態を少しづつリペアしていくことでより価値が上がることは間違いありません。
ぜひ黒の樹脂パーツがあるバイクについては塗布して色を復活させてみましょう!
最後までご覧いただきありがとうございます!

この記事がメンテナンス用品選びの参考になれば幸いです
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