バイクの輝きを維持するためには日頃のメンテナンスが重要です。その輝きを復活するのにオススメしたいアイテムがワコーズのバリアスコートです。
でもみんなが使っているからバリアスコートを使っている人も多く、本当の効用を把握していない人も多いのではないでしょうか。
この記事ではワコーズ|バリアスコートの特徴と施工する上での注意点などを解説したいと思います!
- 耐久性あるコーティングを手軽に施工できる
- マット塗装にも施工できる
目次
ワコーズ|バリアスコートの魅力!
洗浄と艶出しが一度に施工可能
バリアスコートには洗浄剤が入っています。
高精製度ハイドロカーボン系洗浄剤とポリマー、界面活性剤の効果
により、水拭き等では落ちきらなかった油汚れ等もしっかり落ちます!
綺麗なクロスにバリアスコートを施工するとクロスは真っ黒になっていきます。これも落ちきらなかった汚れが取れている証です!
水垢汚れは落ちない
洗浄剤には頑固な水アカ汚れを落とす効果はないので、コーティング施工前に事前に水アカ汚れは落とす必要があります。
ただし軽度な汚れはバリオスコートの洗浄成分で落とすことが可能です。
強い撥水効果がある
バリアスコートで施工できるコーティングには強い撥水効果があり、最長で6ヶ月の効果が得られます。
洗車後の施工も可能
バリアスコートは施工面にわずかに水気が残っていても施工可能です。洗車後すぐに施工できるのが便利ですね!
また、ワンプッシュしたコーティング剤はよく伸びるので、専用クロスで全体に万遍なく塗り広げることが可能です。
深い艶が長期間得られる
バリアスコートはガラス系のコーティングが可能です。
- 耐久性に優れている
- 深い艶・光沢が得られる
以上の特徴が挙げられます。
特に耐久性に優れたコーティングが簡単に施工できることが便利なポイントです。
ただしガラスコーティングとは異なる
バリアスコートで得られるコーティングはガラスコーティングのような固い皮膜を作るもではないので、1ヶ月〜数ヶ月に1回、定期的に塗り足す必要があります。
マット塗装にも使用可能
バリアスコートは他のコーティング剤に比べ、マット面への施工が可能です。
本体には
「ツヤ出し効果に優れているため、施工後外観が大きく変化する場合があります」
と記載されている通り、マットに施工すると目立つ艶は発生しませんが色味が深くなりまります。
溶剤の嫌な匂いが少ない
有機溶剤を使うスプレーはシンナーなどの匂いが強いものが多いのですが、バリアスコートに使われている炭化水素系溶剤はシンナー等に比べれば匂いはかなり抑えられています。
それでも匂いが全くないわけではありませんので、換気のできる場所での使用が推奨されます。
ワコーズ|バリアスコートの施工手順
あらかじめ水アカやほこりを落としておく
バリアスコートを施工する前に傷の元となる汚れをあらかじめ取り除いておくと、コーティング施工による傷の発生を防ぐことが可能です。
水が使えない環境であれば、フクピカを使ったり、霧吹きで汚れを洗い流してあげると良いですよ!
バリアスコートを塗布する
バリアスコートの主剤は二層に分かれている為、使用直前に容器をよく振って使用します。
コーティング剤はある程度延びるようになっているので、塗装面から約30cm離してスプレーしたものを専用のマイクロファイバー等で塗り広げるか少量をウエスに塗布して拭き上げます。
専用クロスですり込む
バリアスコート塗布後、速やかに専用クロスもしくはウエスを使って拭き上げます。
本体の説明欄に
「タテ・ヨコにまんべんなくすり込むようにして拭き上げてください」
と記載されています。
コーティングを施工する際に汚れがマイクロファイバーに付いていると、拭きあげる際に傷が付いてしまうので注意が必要です。
【ムラになった場合】水を使う
バリアスコート施工後ムラになった場合は、専用クロスまたはウエスに少し水を含ませて拭き上げることで改善します。
または洗車時に完全に水分を取るのではなく、残った水分を使ってウエスにコーティング剤を吹きかけて塗り広げることでムラが発生しにくくなります。
他のコーティング剤との比較
コーティング剤はバリアスコートだけではありません。よく比較されるプレクサスとの違いについて確認しましょう!
プレクサス
以上の2つ比較して見たいと思います。
艶の深さはプレクサス
両者比較するとプレクサスの方が深い艶を得られる結果となりました。
ツヤとなる成分がプレクサスの方が分子が細かく、塗装表面にある僅かな凹凸を埋めることによって得られる平滑面によるものだと考えられます。
そのため、下記マット面への施工は注意が必要です。
マットのつや消し感は同じ
マット塗装が施された面にはどちらもマットの質感を維持できている結果が得られました。
厳密にはバリアスコートやプレクサスでは多少艶が発生しますが、ムラになることもなく、どちらも手軽に施工できるコーティング剤として良い結果になりました。
今回は金属の表面で比較したので、素材や色により結果が異なりますことご了承ください
ただしよーく見るとバリアスコートの方が光沢は出にくくなっています。プレクサスの方が光沢の成分が細かいために、マットの質感が若干失われている気がします。
伸びの良さは変わらない
スプレーした後、マイクロファイバーで塗り伸ばした時の広がりやすさはバイク程度の範囲であればどちらも差はないように感じます。
ただ、バリアスコートはしっかり磨き込んで、最後にさっと乾拭きしてあげると不要なコーティングがしっかりとれる印象はあります。
バリアスコートの使いどころ!
未塗装樹脂
車種によってはツヤ消しとツヤありの使い分けがされているバイクもあります。
それぞれに適切な施工を行うとなるとコーティングを分ける必要が出てきますが、バリアスコートならマットの質感があまり変化しにくいために、光沢+マットの組み合わせでも同時に施工が可能です。
ヘルメット
ヘルメットもバイク同様に汚れやすく、手垢などの油汚れも付きやすいのでバリアスコートで拭きあげることで深い艶が得られます。
バイク同様マット塗装のヘルメットも多くなったので、マット塗装を選ぶならバリアスコートも同時に購入しておくと便利です。
ホイール
汚れたホイールなどを手短に済ませるなら、洗浄剤の入ったバリアスコートの出番です。
綺麗なウエスにバリアスコートを吹き、ホイールを拭き上げると汚れが落ちると共に艶が多少復活します。再度綺麗なウエスにバリアスコートを吹いて拭き上げればかなりの艶が得られます。
その分コーティング剤を使うので注意しましょう!
タンク
タンクはバイクの顔となる重要な場所なので、より輝くプレクサスが良いかと思います。
タンクにコーティングを施すと表面がツルツルし、ニーグリップをする際少しホールドしにくくなります。操作性を重視するならタンクグリップを貼るのがオススメです!
バリアスコートは多目的に使えるコーティング剤
バリアスコートは単純に艶を出すだけなら、他の選択肢も多くある製品の一つですが
- 耐久性あるコーティングを手軽に施工したい!
- マット塗装にも施工したい!
これらがバリアスコートのメリットと言えます。
また合わせて専用クロスが付属し、施工回数も少なくなることから購入時の価格は高いもののランニングコストは悪くない結果になるのではないでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございます!
下記ではその他のワコーズ製品についてレビューしています。気になるアイテムがございましたらご覧いただければ幸いです。