二輪教習に必要な道具の解説!実は教習所によって制限があります

小型二輪免許シリーズ第4弾!今回は二輪教習に必要な道具について解説します。

1回目は教習内容及び免許の制度、2回目は教習所費用、3回目は教習所選びのポイントについて解説しているので、合わせてご覧ください。

二輪教習の際は肌の露出がない服装や用品の着用が必須となります。半袖・短パンなんてのは良くない服装の例です。

しかし、ただ肌を露出しなければ良いというものでもなく、グローブなどは素材の指定がある場合があり注意が必要です!

二輪教習に必要な道具

二輪教習の際は転倒の可能性があるので怪我防止のために季節問わず

  • 長袖・長ズボン(手首・足首が隠れるもの)
  • ヘルメット(フルフェイス or ジェット)
  • グローブ(バイク用グローブ or 革手袋)
  • ブーツ(かかと付きのくるぶしが隠れるもの)

の指定があります。また、上記用品に追加して肘・膝・胸部を保護するプロテクターが必要ですが、教習所でプロテクター類はレンタルがあります

フルフェイス or ジェットヘルメット

ヘルメットは前提としてPSCマークやSGマーク、JISマークがついていないものは教習で使用ができません。(教習所により指定は異なる

PCSマークとは

消費者の生命・身体に対して特に危害を及ぼすおそれが多い製品について国の定めた技術上の基準に適合したことを証明するマークです

マークがついていないヘルメットは、そもそも国内でヘルメットを販売することができないので、新品で購入した場合は必ずついているマークになります。

次にヘルメットの形状です。ヘルメットといっても顔全体を覆うものから、帽子のように被るものまで存在しています。この中で使うことができない形状も存在します。まずは使えるものから紹介です。

使用できるヘルメット

使用できるヘルメットはフルフェイス・ジェットヘルメットになっています。顎の保護の有無ではなく、頬を保護できるかが重要になります。

使用できないヘルメット

使用できない形状はハーフヘルメットです。顔のサイドを保護できないため使用できません。もしハーフヘルメットしか家にない場合やヘルメットを持っていない場合は、まずは教習所で借りることが出来ないか確認しましょう!

教習所によっては貸し出しがない場合もあり

近年のコロナウィルスの感染防止対策により貸し出しを中止ししている教習所があります。通う予定の教習所に貸し出しの有無を確認しましょう。

バイク用グローブもしくは革手袋

グローブは貸し出しがないため、各自で用意する必要があります

バイク用のグローブである必要はありませんが、専用の方が手首まで保護している形状や手のひらの保護がしっかりしています

短すぎて手首が露出するものは使用できない他、生地の厚みが薄すぎるもの(作業用手袋等)は要確認となります。これは転倒時の保護の観点で、防御力が低いからですね。

教習が始まるまでに確認して、使用できない場合は事前に用意しましょう!

革手袋を指定する教習所もある

革のグローブを指定する教習所もあります。革の耐摩耗性が保護の観点から優れているためです。

この場合は大抵教習所で安く購入できる他、事前に革グローブを用意しておきます。

合成皮革でもOK?

革に似せた耐摩耗性のある生地ですが、革に比べて薄く作られていることが多く、使用できない場合もあります。こちらも教習が始まるまでに確認しておきましょう!

軍手が使用できる教習所もある

グローブに軍手が使えるかどうかは各教習所の判断に委ねられています。教習が始まる前に事前チェックしておきましょう!

かかと付きのブーツ

シューズはかかと付きのものが必要です。また同時にくるぶしが隠れるものである必要もあります。そのため、ソールがフラットでくるぶしが出るぬスニーカーは使用できません。

バイク用である必要はありませんが

  • かかとがついている
  • くるぶしが隠れるミドルカット

この2点を遵守できる靴を用意しましょう!

AT教習の場合はかかとがなくてもOK

AT教習の場合はかかとがついていないシューズの使用ができる教習所もあります。ただし、くるぶしが隠れる前提となります。

こちらも教習が始まる前に事前チェックしておきましょう!

肌の露出がない服装

転倒時の怪我を防止するために手首やくるぶしまで隠れる長袖・長ズボンの着用がどの教習所にも義務ずけられています。

気温の高い真夏でも長袖になるので、できるだけ薄手の長袖がオススメです。冬は必然と長袖になるので問題なしですね!

雨天時は雨具も必要

雨天時でも基本は教習が行われます。そのため、レインウェアを着て教習をすることになります。

多くの教習所では無料でレインウェアの貸し出しはあると思いますが、貸し出しがない場合はレインウェアを購入する必要があります。


以上教習を受ける際の服装や用品の解説でした。改めて持ち物の確認です。

用意するもの
  • 長袖・長ズボン(手首・足首が隠れるもの)
  • ヘルメット(フルフェイス or ジェット)
  • グローブ(バイク用グローブ or 革手袋)
  • ブーツ(かかと付きのくるぶしが隠れるもの)

不足品があれば、買い足すか、教習所で借りれるか確認しましょう!

先を見据えて購入する際のポイント

最後に、この記事ではどうせ買うなら先を見越してバイク用品を選ぶ際のポイントについて解説します。初めて買ったバイク用品はとりあえず、なパターンが多く、すぐに使われなくなってしまうのはもったいないので、お気に入りの道具を購入して教習に挑みましょう!

ヘルメット

ヘルメットは趣味嗜好に合わせて好みが変化します。最初はフルフェイスがかっこよかったけれども利便性を考えてジェットにしたり、最初ジェットヘルメットでもフルフェイスのかっこよさに惚れたりする場合もあるでしょう。

安全性で言えば間違いがないのはフルフェイスヘルメットです。

ヘルメットは頭のサイズに合わせて購入するので、間違ったサイズを購入するとツーリング中に頭痛が起きたり、逆にゆるすぎる場合があります。

ヘルメットにおいては店舗でサイズを合わせて購入することをオススメします。より詳しい選び方については

で解説しています。

またデザイン性の良いヘルメットをピックアップした商品紹介

でご紹介しているのであわせてご覧ください!

ブーツ

バイク用でないシューズを使い続けると、MT車においてはシフトペダルが当たる部分が磨耗し、穴が開いてしまうことがあります。

バイク用のブーツにはシフトペダルが当たる部分に補強がついています。また、ブーツによっては防水のモデルもあるので、ツーリング中に雨が降ってきても靴の中に水が侵入しないのは便利です。

ブーツはヘルメットほどサイズ選びに慎重になる必要はありませんが、冬場となると足が冷えやすいので厚手のソックス等で対応する形になります。より詳しいブーツの選び方については

で解説しています。

また、革靴をバイク用として使う場合について、レッドウィング・ドクターマーティンのラインナップの紹介とバイク用ブーツとの比較にフォーカスした記事もご紹介します。

最新の情報は各教習所をチェック!

これからバイクの免許を取得される方は、この先にバイクの購入や任意保険等の保険料など出費が重なるタイミングでもあります。できれば教習に必要な用品類はレンタルできれば良いですよね。

ただコロナによって以前は貸し出ししていたヘルメット等が借りれないとなると購入するしかありません。また、その確認も教習が始まる前に確認して、準備しておきたいですね!


以上、二輪教習に必要な道具の解説でした!

ここまで読めば、あとは実際に実習を受けるのみですね!改めて、小型限定二輪免許のコースは下記の通りです。

免許コースの主な検査概要
 
坂道発進

勾配率約10%の上り坂の途中に設けられた停止線で一時停止し、後退することなく発進する課題

 
一本橋

幅30cm長さ15mの細い板の上をバランス良くゆっくり走行する課題

大型自動二輪:10秒以上

普通自動二輪:7秒以上

小型限定自動二輪:5秒以上

 
急制動

時速40km以上で走行し、短距離で停止する課題

小型限定普通二輪においては時速30km以上

小型限定普通二輪は他の排気量に比べ、試験項目が少ないとは言え、一本橋や急制動はバイクに乗ったことがない人には緊張する項目です。

とは言え、排気量が小さい分車体が軽いので、気負いせず気楽に教習を受けて学びましょう!

最後までご覧いただきありがとうございます!

この記事が免許取得の参考になれば幸いです!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です