【125cc】ファミリーバイク特約ではなく、任意保険を選ぶ理由

この記事では125ccの任意保険について解説していきたいと思います。

125ccは自賠責保険で払いきれない賠償を補う保険として、

  • 自動車に加入している保険に付帯するファミリーバイク特約で補う
  • 任意保険に加入する

の2択となります。その2つ、違いはどうなの??の疑問に答えます。

ファミリーバイクの方が安いし、そっちでいいや。

はちょっと待ってください!詳しく説明します。

ファミリーバイク特約ではなく、任意保険を選ぶ理由

私は任意保険に加入しています。始めに比較すると下記のようになります。

<<左へスライドしてみる

保険料複数台契約対人・対物搭乗者
傷害保険
人身傷害
補償特約
ロードサービス特約
ファミリーバイク
特約
一定
保険金を請求しても
保険料は変らない
変動なし保証あり保証なし加入できる
保険会社によっては
サービスなし
保険会社によっては
サービスなし
保険会社によっては
サービスなし
任意保険変動
無事故で保険料は下がる
バイク毎に
保険料が発生
保証あり保証あり加入できるありあり

それぞれの項目を詳しく解説していきます。ファミリーバイク特約か任意保険選びの参考にしてください!

「保険料」任意保険は高いが、継続更新で安い

任意保険は自身の等級が上がるごとに保険料が下がっていくメリットがあります。ちなみに私の場合、チューリッヒで下記の条件で加入しています。

年間予定走行距離3,000km未満
使用用途週末のツーリングのみ使用
対人・対物無制限
携行品特約あり(5万円)
弁護士費用特約なし
割引インターネット割引
ゴールド免許割引

以上の契約内容での保険料は下記の通りです。

チューリッヒ
1年目
(6等級)
13,680円(税込)
2年目
(7等級)
11,900円(税込)
3年目
(8等級)
10,200円(税込)
4年目
(9等級)
9,200円(税込)

4年目については、30歳以上保障特約を追加しています

最初はもちろんファミリーバイク特約が安いですが、年々その差は縮まっていき、最終的な金額は場合によってはファミリーバイク特約より安くなります。

メモ

ファミリーバイク特約を1万円 / 年とした場合

ただし、使用条件を通勤・通学にした場合は保険料が上がる点に注意しましょう!

下記ページでは任意保険の見積もりを他社も含め一括見積もりが可能になっています。ご自身の条件での金額を確認できるのでお試しください。

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ファミリーバイク特約は保険料は毎年一定

125cc未満は他の排気量のバイクと違い、ファミリーバイク特約に加入が出来ます。

特徴としては

  • 毎年の保険料は一定(用途が通勤・通学でも変わらない)
  • 家族全員が補償の対象内
  • 保険金を請求しても保険料は変らない

そのため、車を持っていれば、その保険に付帯する形で契約することが可能でお得な特約になっています。

事故が起き際には保険金を申請しますが、この時にファミリーバイク特約なら保険料の変動はありません一方の任意保険は等級が上がり保険料が高くなります

弁護士費用特約を入れた場合

バイクの任意保険に弁護士費用特約を追加した場合は下記の金額になりました。

チューリッヒ
3年目
(8等級)
14,110円(税込)

弁護士費用特約については、車の任意保険で加入している場合、バイクの任意保険から外すことで保険料の節約が可能です。

「複数台契約」ならファミリーバイク特約が安くなる

ファミリーバイク特約は台数が増えても保険料は変わりません。家族で1人1台50ccや125ccを保有しても保険料は変わりません。

一方の任意保険は、1台のバイクに対し保険を掛けるので、2台あれば2つの保険を掛ける必要があります。

一般的に下記のような条件ならファミリーバイクがオススメです。

  • 家に2台以上、原付や125ccがあり、車も保有している
  • 家族のみんなが乗る

「搭乗者傷害保険」は任意保険でのみ加入が可能

任意保険は搭乗者傷害保険があります。定額の保険金が支払われる補償で、バイクによる怪我に対して一定額の保険金を受け取ることが可能です。ただし、補償金額は高くはありません。

一方のファミリーバイク特約は原付を運転中に事故があった際、相手がいる場合の自身のケガに対しては補償がありません

表にすると下記の通りになります。

ファミリーバイクで加入できるプラン

単独事故単独事故
以外
人身傷害
補償特約

(補償は実損害額)

(補償は実損害額)
搭乗者
傷害保険

(プランなし)

(プランなし)
自損事故
補償特約

(補償は定額)
×
補償されない

任意保険で加入できるプラン

単独事故単独事故
以外
人身傷害
補償特約

(補償は実損害額)

(補償は実損害額)
搭乗者
傷害保険

(補償は定額)

(補償は定額)
自損事故
補償特約

(補償は定額)
×
補償されない

人身傷害保険と自損事故傷害特約を合わせてセットすることはできません

搭乗者傷害保険は過失割合に関係なく補償されます。自損事故補償特約は相手がいない場合の単独事故に対して補償が出ます。

人身傷害補償特約は過失割合に関係なく保険金が支給されるものです。また、補償の中には

仕事に行けなかった分の給料等も保証

されるので、最も手厚い保険なのです。

しかし注意点としては保険料が非常に高額になるということです。

ファミリーバイク特約も人身傷害に加入ができますが、こちらも保険料は高くなるので、見積もりをして比較検討することが大事です。

「ロードサービス」は任意保険に付帯する

ファミリーバイク特約の場合、一般的にロードサービスは付帯しません。ロードサービスは下記のようなサービスです。

  • バッテリー上がりによるレスキュー
  • 故障による修理工場への移動
  • ガソリン切れによる手配サービス 等々

特に長距離ツーリングをする場合、ロードサービスが必要となったら加入しているJAFに依頼するか、任意保険のロードサービスを使う必要があるので、ファミリーバイク特約のみでのツーリングはリスクがあります。

ファミリーバイク特約に加入する場合はJAFに別途加入することで保障を付帯しつつ、複数台あっても一律の料金のため、台数が多い環境下ではファミリーバイク特約はメリット大です。

「特約」携行品保証特約を付帯出来るのは任意保険

私が任意保険(チューリッヒ)に加入している理由は、この携行品特約を適応できるからです。

隅発の事故による携行品が破損した際に、保険金を受けとることが出来ます。カメラなどは10万近くするものもありますし、保険料任意保険でカバーできるのは大変ありがたいことです。

例えばこんなトラブル
走行中に積んでいた道具が落ちて壊れ、買い換えが必要なときに携行品特約をつかって保証金を受けることが出来ます。

携行品保証特約は修理費も対応が可能です。この保険の場合、被保険者の過失がないことが前提となりますので、荷が緩んでいたことによる落下は保証対象内か否かは怪しいところです。


以上の内容から、私はファミリーバイク特約ではなく、任意保険に加入しています。

まとめ!

両者を比較すると選ぶべきポイントは下記の通りになります。

任意保険を選ぶポイント!

手厚い保障(ロードサービスなど)を希望するとき

継続加入でファミリーバイクより安い場合あり

ファミリーバイク特約を選ぶポイント!

一家に複数台125ccがあるときのコストが気になる

通勤・通学で使用する

実際の保険料は申し込み時の設定により変わりますので、見積もりで金額を確認すると良いと思います。

次の項目では、より具体的に任意保険について解説します。

任意保険のプランについて、より詳しく解説

任意保険にはどのようなプランがあり、その違いは何なのかを説明していきます。

基本情報

私は下記のように保険を選択しています。


対人・対物賠償保険

無制限
対物超過特約にも加入


人身傷害保険

あり 3,000万円
ただし、搭乗中のみ補償


自損事故傷害特約

なし


無保険者傷害特約

2億円


車両保険

未加入


弁護士費用特約

あり


となっています。より詳しくみていきましょう!

対人・対物賠償保険

対人・対物は文字の通り、他人を死傷させてしまったり、他人の車や物に損害を与えた際に出る補償です。

無制限の他に5,000万円や3,000万円など選択が可能ですが、範囲を超えてしまう物損等は貯金でも対応できないほどの大きな事故である可能性が非常に高い事故なので、無制限がベストです。

保険は自分をも守る保険でもありますね!

対物超過特約について

時価を超える修理に対して補償される特約です。

時価は同程度の車体を再取得する際に必要な費用に準拠します。よって、これ以上の金額は対物賠償保険が無制限でも補償されません。

金額は加入してもあまり変わらない程度です。

人身傷害保険について

人身傷害保険は、事故に対して発生した実費分が全額支給されます。その分、保険料が高いのが特徴です。

保険金額は3,000万〜から設定できることが多いです。搭乗中のみの特約を付けて、バイク乗車中に発生した事故に対しての保険にすることで、保険金額も下がります。

バイクに乗り始めた1年目は人身傷害保険は保険料が高くて、学生の身では払えないものでした。それが今は社会人になり、無事故・無違反で等級も上がり、値段を抑えて加入できるようになります

同じく怪我に対して保証される搭乗者傷害保険もあり、この区別が難しいところです。より詳しい内容につては別記事でご紹介しています。

バイクに人身傷害保険は必要か?→必要!搭乗者傷害保険の違いについて【任意保険】

自損事故傷害特約

相手のいない事故(単独)で損害を受けた費用に支払われる保険です。

これは車両の修理費用は含まれず、自身の怪我に支払われるものです。

人身傷害保険で対応できるので未加入です

無保険者傷害特約

相手が自動車保険・バイク保険に入っていない時や補償内容が十分でない場合、自分自身に保証される保険です。

保険未加入って恐ろしいですが、あり得る話です

車両保険

自身の車両の損害に対して補償されます。

ただし、保険会社によっては自損事故を対象としていない場合があったり、加入できない場合がります。

三井ダイレクトでは車両保険に加入できません

弁護士費用特約

弁護士費用は過失割合を示談するなど、相手方との交渉を弁護士に依頼した際に発生する費用のことを指します。

弁護士を通さずに示談することは非常に時間と労力を伴う作業で、自分自身のために使う特約です。

知人では解決までに1年を要した案件もありました

弁護士に依頼する際の費用を保険会社が支払う特約で、弁護士を入れることで、過失割合が変わる可能性があるため、自身が加入している保険のどれかには必ず加入しておいた方が良い特約です。

車の契約にも弁護士費用特約が付帯している場合は、バイクの任意保険からは外すことも可能です。

その他条件位より保険料を抑えることができる方法

インターネット割引

ネットで継続手続きが可能な保険(三井ダイレクトやチューリッヒ、アクサダイレクト等)は、ネットでの申し込みで割引を受けることが可能です。

運転者年齢条件

20歳以上や26歳以上のように、年齢ごとに割引を受けることができるプランです。特に26歳以上となると事故の件数も減ることから、保険料が結構安くなります。

ゴールド免許割引

免許の色で割引を受けることができます。頑張ってステイゴールドを目指して安全運転でいきましょう!

継続割引

同じ保険会社で更新すれば、継続割引を受けることができます

MEMO
三井ダイレクト損保では最大2%の割引です。

また、保険金を請求しなければ、保険の等級が上がります。等級を上げることで保険料は年々下がるので、バイクを途中で手放したりする場合は等級引継の手続きを行い、失効しないようにしましょう。(最大10年)


以上のように、任意保険は様々な特約を組み合わせることで、自分にとっての理想の保険を選ぶことができます

任意保険にも注意点はあります

任意保険、いいやん!とはなりますが、注意点もあります。

ここに注意!
  • 保険請求で等級が上がり、保険料が上がる
  • 原付以上の乗り換えは不可
  • 通勤・通学用途では保険料が高くなる

保険請求で等級が上がり、保険料が上がります

保険料が年々下がるのは保険を請求しないことが前提なので、事故による保険を請求した際は保険料が上がります

原付以上の乗り換えは不可

原付から排気量の大きいバイクへの乗り換えは、任意保険の引き継ぎができません

通勤・通学用途では保険料が高くなる

事故リスクが高まるため、保険料が高くなります。

どちらにもメリットがあります

125ccの保険についてファミリーバイク特約と任意保険を比較しましたが、どちらにもメリットがあり、状況に応じて選択すべき内容でした。

再度、両者を比べて自分にあった保険を選んでください!

<<左へスライドしてみる

保険料複数台契約対人・対物搭乗者
傷害保険
人身傷害
補償特約
ロードサービス特約
ファミリーバイク
特約
一定
保険金を請求しても
保険料は変らない
変動なし保証あり保証なし加入できる
保険会社によっては
サービスなし
保険会社によっては
サービスなし
保険会社によっては
サービスなし
任意保険変動
無事故で保険料は下がる
バイク毎に
保険料が発生
保証あり保証あり加入できるありあり

また、ファミリーバイク特約は人身傷害プランとなると保険料が高くなるので、任意保険と比較しながら検討しましょう!

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以上ファミリーバイク特約ではなく、任意保険を選ぶ理由の解説でした!

任意保険はバイクを維持する費用の中でも大きな割合を占めるものとなります。だからと言ってケチる事はあまりよくありませんが、比較見積もりした上で選ぶ事で少しは安く加入できるので、是非とも見積もりは行いたいところです。

下記では保険以外の乗り出しに発生する費用についてまとめました。よろしければご覧ください。

125ccの車種紹介はこちら!

最後までご覧いただきありがとうございます!

この記事が保険選びの参考になれば幸いです!

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