おしゃれなバイク用ブーツとしてレッドウィングを検討されている方は多いと思います。この記事では私が持っているブーツをベースに、お気に入りのレッドウィングを選ぶための知識を解説します。
目次
知っておきたい!レッドウィングとバイク用ブーツの違いについて解説
トゥーの形状によりシフトアップの時に影響がでる
バイク用のブーツであれば、つま先は引っかかりの無いようにスムーズな形状になっています。ただし、普段履きの靴をバイクで使うなら、2種類ある形によりシフト操作に違いがあります。
プレントゥー | Uチップ |
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スムーズなシフト操作のためには
引っかかりの無いプレントゥー形状が推奨されます。バイク用ブーツの場合は、プレントゥーに近しい形状のものがほとんどですが、レッドウィングのようなブーツの場合はUチップのものもあります。ちなみに、Uチップの靴でもシフト操作は可能です。
ただし、やはりUチップは少し引っかかりを感じます
次に紹介するシーソーペダルならUチップのデメリットも解消されるので合わせて紹介しますね!
シーソーペダルは靴へのダメージがない
シーソーペダルは踵でシフトアップができるアイテムです
バイクの仕様がシフトペダルなら、どんなシューズでもシフトによる靴へのダメージを減らすことができます。
HONDA|GB350もシーソーペダルですし、SR400には社外品でシーソーペダルの展開があります。私が乗っているGN125-2Fにも標準でついていて、使い勝手は一度体験すると便利なアイテムとなります!
ソール形状によるシフトのしやすさの違い
ヒールつき | フラットソール |
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ソールの形状によってシフト操作のしやすさが異なります。具体的には2つのポイントが乗りやすさに直結します。
- 土踏まずとステップの距離
- ヒールの高さ
土踏まずとステップの距離が長いと、シフト操作の際はより深く足を曲げないとつま先をペダルの下に入れるのが大変です。レッドウィングのフラットソールは厚みがあるので、若干操作がしずらいです。
フラットなソールは足の置き方の自由度が高く、使い勝手が良いです。ヒールつきだと、足の位置はある程度固定されてしまいます。
レッドウィングとバイク用ブーツの違いについての解説でした。仕様もさることながら、サイズ選びも重要になります。バイク用ブーツに適したサイズ選びについては
で解説しています。
レッドウィングのラインナップはコチラ
ここからはレッドウィングの代表モデルをメインにピックアップします。それぞれのモデルに複数カラーもあるので、より詳細な商品情報は公式ページでご確認ください。
8″ CLASSIC MOC
レッド・ウィング社は1952年、白く底が平らでクッション性に富むトラクショントレッド・ソールを男性用のハンティングブーツに初めて導入したモデルが8インチ丈のブーツ#877です。
#877
8インチ クラシックモック
価格(税込) | ラスト(木型) | レザー |
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¥46,750 | 23番 | オロ 「レガシー」 |
#877はレッドウィングの中でのベストセラーブーツです。今日に至るまでパターンが変更されていない完成度の高さが伺えるブーツで、代表モデルです。
6″ CLASSIC MOC
8″ CLASSIC MOCに比べ、コチラはブーツの高さが6インチのモデルです。
#875
6インチ クラシックモック
価格(税込) | ラスト(木型) | レザー |
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¥41,690 | 23番 | オロ 「レガシー」 |
スムーズな銀面を持つ原皮を選び、なめした後に染め上げるのみで銀面に塗装を一切しないため、自然な肌目を持つレザーに仕上がっているスタンダードモデルです。
#8875
6インチ クラシックモック
価格(税込) | ラスト(木型) | レザー |
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¥41,690 | 23番 | オロラセット 「ポーテージ」 |
1996年に#875のバリエーションである#8875が生まれ、赤みの強い色合いをオロラセット・ポーテージという別のレザーを開発し、日本市場で展開されたモデルです
#8179
6インチ クラシックモック
価格(税込) | ラスト(木型) | レザー |
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¥41,690 | 23番 | ブラック 「クローム」 |
アメリカで特にタフな環境で履かれるワークブーツに使われていた厚い塗膜を持つブラック・クローム・レザーを使ったタフなモデルです。
6″ CLASSIC ROUND
6″ CLASSIC ROUNDのルーツは1953年に発売された#766から始まります。くるぶしをカカト側から柔らかく包み込む一枚革とし、足当りが柔らかで軽快なつくりです。
#8165
6インチ クラシックラウンド
価格(税込) | ラスト(木型) | レザー |
---|---|---|
¥38,390 | 8番 | ブラック 「クローム」 |
#8165は#8179同様タフなモデルで、つま先がUチップではなく、プレントゥーの形状になっています。他にオロラセット「ポーテージ」のレザーを用いたモデルなどもあります。
IRISH SETTER
猟犬のアイリッシュセッターの毛並みがレザーの色と似ていた為、ブーツにその名が命名されました。
#8877
アイリッシュセッター 8インチモック
価格(税込) | ラスト(木型) | レザー |
---|---|---|
¥50,820 | 23番 | オロラセット 「ポーテージ」 |
#877から生まれた、赤茶色のレザーを採用したモデルです。96年に日本市場向けに発売され、2000年代前半に終売となりましたが、2018年秋に販売が再開されました。
#9875
アイリッシュセッター 6インチモック
価格(税込) | ラスト(木型) | レザー |
---|---|---|
¥47,190 | 23番 | ゴールドラセット 「セコイア」 |
赤茶色のレザーを採用した#8877に比べ、こちらはアイリッシュセッターのレザーの色ムラにより、時にゴールドに近い明るいブラウンに変化していた色を再現したモデルです。
#9874
アイリッシュセッター 6インチモック
価格(税込) | ラスト(木型) | レザー |
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¥47,190 | 23番 | ブラック 「クロンダイク」 |
ブラウンの芯地の上にブラックの塗装を施した、1990年代まで存在していた伝統的なブラックレザーのつくりを再現した「茶芯」レザーを用いたブーツです。
BECKMAN
レッド・ウィング社を創業したチャールズ・ベックマンにちなんで名付けられた「ベックマンブーツ」は、社の創業期より存在した6インチ丈ラウンドトゥのブーツをベースにしたモデルです。くるぶしをカカト側から柔らかく包み込む一枚革とし、足当りが柔らかで軽快なつくりで、グリップの良い樹脂製の半張りのソールを用いたモデルです。
#9411
ベックマン
価格(税込) | ラスト(木型) | レザー |
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¥50,490 | 8番 | ブラックチェリー 「フェザーストーン」 |
6″ CLASSIC ROUNDである#8165と同じラスト(木型)を用い、実用性を加えたソールを採用したレッドウィングを代表するモデルです。
IRON RANGER
アイアンレンジャーはトゥーにレザーがもう一枚充てがわれた仕様です。鉄鉱石の鉱山地域「アイアンレンジ」で働く鉱夫達は足先を保護するためにつま先に一枚革を付け加えた「キャップドトゥ」のブーツを履いていたことから、このキャップドトゥのブーツをアイアンレンジャー・ブーツと名付けました。
#8084
アイアンレンジャー
価格(税込) | ラスト(木型) | レザー |
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¥46,090 | 8番 | ブラック 「ハーネス」 |
ソールはビブラムを採用しています。
以上はレッドウィングのブーツラインナップの一部です。お気に入りのブーツは見つかりましたか?気に入ったものがあれば、ぜひ試着してみてくださいね!
自分にぴったりのレッドウィングを見つける
レザーで違いを比較する
同じ形でも様々な種類が存在するのはレザーの仕上げや革の種類が異なるためです。例えば、黒いUチップ形状のブーツでアソートしてみました。
#8179 | #8848 | #9874 | |
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レザー | クローム | シャパラル | クロンダイク |
価格 | ¥41,690 | ¥43,780 | ¥47,190 |
ラスト(木型) | 23番 | 23番 | 23番 |
厚い塗膜を持つブラック・クローム・レザーで、レザー内のオイルが抜けにくく、他のオイルドレザーに比べてオイルの塗布の必要性が低くなっている。
通常より強めに艶を出したハイラスターフィニッシュ仕上げになったレザー。
芯地の上にブラックの塗装を施した「茶芯」レザーで、履いていくうちにキズや摩擦の多い部分から黒い塗膜の下の茶色の芯地が見えるという独特の経年変化を楽しめる。
これらのモデルは全て共通のラスト(木型)であり、仕様も同じですが、使われているレザーの違いによりモデルが分かれています。どのレザーが好みかを見極め、その上でトゥーの形状やソールの違いを選ベば、理想の一足を見つけるとこができると思います。
バイクにとっての操作性の良さを重視する
改めてバイクのためにレッドウィングを選ぶとなると「ソール形状・トゥー形状」で変わります。操作性で考えるなら
プレントゥー | ヒールつき |
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上記の特徴を組み合わせたモデルが良いと考えられます。その上でシフトペダルの補強を考えるなら
#8084
アイアンレンジャー
が最適と言えます。
このモデルはトゥーのレザーが2重になっており、シフトペダル部の補強としても役立ちます。
ただし磨耗は避けられません
ソールの厚みやトゥーのスムーズな形状から操作しやすいモデルの一つで、ビブラムソールなのでグリップ力もある程度確保されている特徴があります。
お伝えした通りバイクの車種によって最適なシューズが変わる可能性もあり、レッドウィングを使いたいなら多少使いにくくてもお気に入りのモデルを買って履き込み、メンテナンスするのが最適ではないかと思います!
以上レッドウィングでバイク用ブーツを買う場合の選び方とラインナップの解説でした!他にも色々なラインアップがあり、見ているだけでも楽しいです!他のラインナップについては公式ページで確認できます。
また、他メーカーのシューズのラインナップ等は下記で紹介していますので、合わせてご覧いただければ幸いです!
この記事がブーツ選びの参考になれば幸いです!