この記事では私なりのシューズの選び方をご紹介します。必ずしも正解ではありませんが、色々なシューズを履いてバイクに乗ってみた経験から解説したいと思います。ちなみに
私はクシタニのネオブーツというモデルを使っています。デザインだけで言えば他におしゃれなシューズはたくさんありますが、操作性の面やキャンプ場や軽登山での使い勝手等、今の趣味嗜好にぴったり合っているので使っています。
クシタニのシューズをベースに、色々な視点でサイズや選び方について解説しますね!
目次
バイク用ブーツのサイズの選び方は試着が鉄則!
私はヘルメットも含め、試着が大切だと思っている人です。そこでお店でブーツを試着する際に大事だと思うポイントを解説します。
ソックスの厚さでフィット感が異なる
はじめに、極端な例をご紹介します。私はクシタニのネオブーツを2足持ってます。
私がそう考える理由は下記の通りです。
冬の足の保温はソックスの厚みが重要なので、冬用のブーツは内寸が大きいモデルを使用しています
上のネオブーツは防水の仕様(すでに廃盤)とパンチレザーの通気モデルとあり、その内寸(主に横幅)は異なるので、使い分けをしています。フィット感で選ぶなら下記の方法が考えられます。
- 春・夏・秋用で考える(冬は我慢!)
- 春・夏と秋・冬の2足用意する
考え方は人それぞれですが、各季節で快適に使えるように、私は2足用意して使い分けをしています!試着する際は、ソックスの厚さもポイントに入れてみてください。
冬は厚手のソックスが保温性高くオススメです。
ただし同じブランドで同じものを用意するのは極端な例です。。
ちなみに使い分けすると、靴の消耗度合いが遅くなりました。
バイクによっては通年同じ靴でもいける車種もあり
スクーターなど足に直接風が当たらない車種であれば、通年同じ靴でもOKです。多少寒さはありますが、他のバイクに比べても寒さはかなり和らぎます。
ちなみに、BMWの水平対向エンジンも風が足に当たりにくい特徴があります。
BMW|R1200GS
シリンダーヘッドからの熱で多少足回りも暖かいのは、このバイクだけの特徴です。笑
足の甲と幅が大切
簡単に測定する方法としては、ソールを取り出して、足を乗せてみます。つま先にはスペースがないと、歩くときに指先が当たって痛くなってしまうのと、横幅は狭いと圧迫感を感じます。
足の甲と幅のフィット感を重視するのは、シフトのし易さやステップの踏みやすさなど、ライディングに多少影響があるためですが、ラフに乗る分であれば、つま先のスペースに注意すれば良いと思います。
バイク用ブーツを選ぶ際のポイントを紹介
次に仕様や形状による違いを説明します。
普段履きも兼ねるか検討する
バイク用のシューズは用意せず、普段履きの靴を用意するよ!という選択肢もありです。ただしバイクの場合はシフトペダルを左足で操作するので、シューズのつま先が真っ先に穴が空いてダメになります。
左足の親指付近にパッドがあります
一般的にバイク用ブーツはシフトペダルのガードがついています。これにより局部的な摩耗による穴あきを遅らせる効果があります。
ブーツにガードをつける方法もあります。ただし、毎回履く時に取り付ける必要があるので手間ではありますね。
シフトショックに注意
つま先の生地が薄いと、シフトショックで痛いです
大排気量のバイクの場合、シフトを入れた瞬間にペダルを伝って衝撃が来ます。これが、生地の薄い靴だと痛いぐらいの車種もあります。シフトガードは、この衝撃から足を守る役割もあります。
ソールはとっても大事
ソールはバイクに乗っている時と降りた時で役割が異なるため、観光や買い物の際はバイク専用でないものの方が使い勝手は良いです。
KUSHITANI|ネオブーツ
ただし、バイク用のブーツの中でもクシタニのネオブーツの様にソールがビブラムの物もあり、軽い登山程度なら使えるぐらいのスペックを備えたバイク用ブーツもあります。
登山中
バイク用ブーツでも使い勝手が良いモデルもあるので、注目ポイントです。
シューズの形状で考える
バイク用ブーツは、どの乗車姿勢でも干渉しにくいように、かかとの裏が多少えぐられた形状になっています。
RS TAICHI|RSS010
足を屈曲させるタイミングが多いバイクならではの形状と言えます。その他の初めに知っておきたい形状のポイントを解説します!
ミドルカット
万が一転倒したときも足首の保護にもなります
ミドルカットはスニーカーとは丈が異なります。くるぶしあたりまで丈があるのがミドルカットの特徴で、履き口から小石などが入りにくい特徴があります。スニーカーのような快適さで作られているモデルが多く、バイクから降りたあとの観光も歩きやすくてオススメです。
ハイカット
バイクを操ることにおいてはフィット感に優れた形状
ハイカットはミドルカットより丈の長いもので、パンツの裾をブーツの中に入れたりできる長さがあります。小石などの異物が入りにくいのはもちろんのこと、防水のものであれば雨の侵入もなく快適に使えるのがハイカットの特徴です。
ハイカットだから歩きにくいというのはなく、ブーツの柔らかさに依存します。写真のモデルはレージングブーツなので、バイクに乗ることをメインとして作られています。
フィット感の調節方法で考える
フィット感の調整方法でもシューズの選択肢が広がります。
BOAで締める
フィット感の調整がしやすく、ライディングに集中できるブーツです
ワイヤーで締めるタイプのシューズです。締めを微調整できるのと、解放も瞬時に出来るので、とても便利な機構です。
デザインとしてダイヤルがシューズについているので、見た目の好き嫌いはあると思います。
ファスナー+ベルクロで締める
あたりムラが少なく、フィット感に優れています。裾インでおしゃれに履きこなすのも良し
サイドにファスナーを配置し、脱ぎ履きはこちらも楽に行えます。フィット感の調整はBOAほどスムーズには行うことが出来ませんが、ベルクロを介して調整が可能です。
仕様もシンプルに纏まるため、メンテナンス性が良いものが多いです。
紐で締める
紐は特にカジュアルな雰囲気があり、普段ばきで履きやすい靴の一つ
ヒモ靴は見た目はクラシカルです。その雰囲気に似合うバイクもありますし、ヒモの良さは壊れないことです。そして微調整も可能であることです。
ミドルカットのブーツのサイドがファスナーのモデルもあります。
シフトのしやすさで選ぶ
シフトチェンジのしやすさは、ブーツの仕様により下記の2つに分かれます。
- ソールの形状
- トゥーの形状
それぞれ詳しく見ていきましょう!
ソールの形状によって扱いやすさが異なる
ソールは主に2つのポイントが乗りやすさに直結します。
- 土踏まずとステップの距離
- ヒールの高さ
土踏まずとステップの距離が長いと、シフト操作の際、より深く足を曲げないとつま先をペダルの下に入れるのは大変です。
厚底ブーツのwingloveは、つま先やヒールの高さを確保しながらも、土踏まずとステップの距離を縮めることでシフト操作がしやすい工夫がされています。
また、ヒールの高い靴は足を置く位置がある程度固定されてしまいます。
個人の好みもありますが、私はフラットなソールが自由度が高く好きです。
トゥーの形状によりシフトアップの時に影響がでる
バイク用であれば、ブーツのつま先は引っかかりの無いようにスムーズな形状になっています。
普段履きなら、違いが2種類あります。
プレントゥー | Uチップ |
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スムーズなシフト操作のためには
引っかかりの無いプレントゥー形状が推奨されますが、Uチップでも操作は可能です。
ただし、やはりUチップは少し引っかかりを感じます
次に紹介するシーソーペダルならUチップのデメリットも解消されるので合わせて紹介しますね!
シーソーペダルは靴へのダメージがない
シーソーペダルは踵でシフトアップができるアイテムです
バイクの仕様がシフトペダルなら、どんなシューズでもシフトによる靴へのダメージを減らすことができる仕様です。
HONDA|GB350もシーソーペダルですし、SR400には社外品でシーソーペダルの展開があります。私のGN125にも標準でついていて、使い勝手は一度体験すると便利なアイテムとなります!
以前はつま先での操作性を重視してクシタニのネオブーツにしたわけですが、最近の趣味嗜好の変化もあり、普段履きの革靴が欲しいなと思っております!
それは、シーソーペダルだからこそ!というのもあります。
最後は単なる意見になってしまいました。笑
以上、バイク用ブーツの選び方の解説でした。選び方は私なりの解釈も多いので一つの参考として捉えていただければと思いますが、趣味嗜好が変わると、シューズの好みも変わるもんです。
ブーツのラインナップについては下記で解説しているので、合わせてご覧ください!