この記事ではブレーキパッドの交換時期および使い続けるデメリットから交換工賃についても解説します!
バイクを停めるために重要な役割を担うのがブレーキパッドです。しかし意識的に点検しないとブレーキパッドがかなり減っていた!なんてこともあります。
目次
バイクのブレーキパッドの交換時期
ブレーキパッドの交換時期を見極めるには、パッド残量を直接見て、交換が必要か確認します。
ディスクブレーキパッド
愛車のブレーキは目視での定期的な残量の点検が必要です。まずは隙間を覗いてみましょう。
隙間から覗き込む形になるので、携帯のライト等で照らすと見やすくなります!
目視で確認する
パッドには溝があります。この溝の深さで交換時期を判断します。
残り何ミリで交換といった決まりはありませんが、残り1〜2mm程度であれば、交換が必要です。
ブレーキパッドの残量は意識的に行わないと減っていることに気付きにくいので
1,000km毎に1回
の点検で確認するようにしましょう!
音で判断する
ブレーキパッドは使用限界を越えた場合、金属が擦れる音が鳴ります。画像での青い部分が無くなり、黒い部分でブレーキしている状態です。
ブレーキをしたときに、音鳴りとは違うギィーやゴォーという鈍い音がしている場合、まずはブレーキパッドの残量を確認しましょう!
またパッドによっては車で採用されているウェアインジケータが装着されているものもあります。
これは金属のプレートがディスクブレーキと擦れることにより、音で使用限界を知らせるものです。音はキーと高い音が鳴ります。
ブレーキパッドの交換目安については走り方やブレーキパッドの耐久性によって異なりますが、目安は
5,000 〜 10,000km
となっています。
- エンジンブレーキを使わない
- 発車&停止を繰り返す街中の走行が多い
- 峠をよく走る
これらの状況では、減りが特に早いです。前回のブレーキパッド交換からの走行が多い場合、交換時期に近づいています!
ドラムブレーキパッド
ドラムブレーキはディスクブレーキと違って、パッドの残量を直視することは出来ません。代わりにドラムブレーキの本体についているインジゲーターで残量を確認することが可能です。
本体には△の印がついていたり、ゲージになっていたりと様々です。フットブレーキを手で押し込み、マークが重なるようであれば交換が必要です。
交換時期を過ぎたブレーキパッドを使い続けるデメリット
ブレーキレバーの握りが深くなる
新品のブレーキパッドを使い続けるとパッドの減った分だけブレーキレバーを深く握る必要があります。緩やかな変化のため気づきにくいですが、交換後に遊びがなくなる分、違和感が出やすくなります。
ディスクローターにもダメージを与える
ブレーキパッドの核が無くなるとブレーキパッドに付属するベースの金属プレートで止まることになります。金属のみでは止まる性能を発揮できない上、金属同士はディスクローターに致命傷な深い傷を与えます。
破損したディクスローターは交換する必要があり、ブレーキパッドの交換と含めて大きな出費となります。
ディスクローターを挟んで止まる際に発生する熱に負けない素材かつ、ディスクローターを攻撃しない柔軟性も備えているのがブレーキパッドの役割です。
普段の点検もそうですが、音なりについても違和感を感じたら点検するようにして、取り返しのつかない状況になる前に交換しましょう!
ブレーキパッド交換をする際の工賃について
2りんかん・ナップスで比較します!
パッドをお店で購入する場合
キャリパーブレーキの料金
(1キャリパーあたり)
2りんかん | ナップス |
---|---|
2,200円(税込) | 2,200円(税込) |
清掃含む
マフラー・カウル脱着別料金
ブレーキパッドの交換であれば、どちらも工賃は同じでした。価格については1キャリパーあたりの価格なので
大型車種のようにフロントで2キャリパーついている仕様の場合は工賃も2倍となります。
ドラムブレーキの料金
2りんかん | ナップス | |
---|---|---|
フロント / リア | フロント / リア | |
スクーター 125cc未満 (税込) | 1,650円 / 2,750円 | 2,970円〜 / 4,290円〜 |
スクーター 125cc以上 (税込) | 2,200円 / 3,960円 | 同上 |
スクーター 以外 (税込) | 2,250円 /2,750円 | 同上 |
タイヤと同時交換の場合、ドラムブレーキのパッド交換は1,100円(税込)
清掃含む
マフラー・カウル脱着別料金
ドラムブレーキの場合はホイールの着脱が必要なため、工賃が高いです。2りんかんの場合はタイヤの交換と同時で工賃が割引となります。
パッドを持ち込んで交換
キャリパーブレーキの料金
(1キャリパーあたり)
2りんかん | ナップス |
---|---|
4,400円(税込) | 4,400円(税込) |
清掃含む
マフラー・カウル脱着別料金
ブレーキパッドの持ち込みは工賃が2倍となります。パーツの価格が高くないので、お店でブレーキパッドを購入して交換するのが一番安いです。
ドラムブレーキの料金
2りんかん | ナップス | |
---|---|---|
フロント / リア | フロント / リア | |
スクーター 125cc未満 (税込) | 3,300円 / 5,500円 | 5,940円〜 / 8,580円〜 |
スクーター 125cc以上 (税込) | 4,400円 / 7,920円 | 同上 |
スクーター 以外 (税込) | 4,400円 /5,500円 | 同上 |
タイヤと同時交換の場合、ドラムブレーキのパッド交換は1,100円(税込)
清掃含む
マフラー・カウル脱着別料金
選べるブレーキパッドの種類について
サイズについて
ブレーキパッドは純正と同じサイズを使う必要があります。違うサイズのパッドは取り付けが出来ません。検索する際は
(車種名) ブレーキパッド 型番
で検索すると適合する型番を知ることが可能です。
レジン系 or メタル系
ブレーキパッドは主にレジン系とメタル系に分類できます。
デイトナでの名称はシンタード=メタル系、セミメタル=レジン系となっています。それぞれの種類で一番効果がある分野が異なり
- 制動力
- コントロール性
- 耐久性
- 経済性(価格が安い)
において違いが現れています。それぞれのモデルに得意・不得意があるので、自分の走り方に合った種類のパッドを選ぶことで、よりバイクの性能が向上します!
より詳しいブレーキパッドのラインナップについては下記で解説しています!ブレーキパッドを変えることで、バイクコントロールがよりしやすくなるので、知っておくと自分にあったブレーキパッドが選びやすくなりますよ!
ブレーキパッドの限界を迎えたら交換しよう!
ブレーキパッドの点検をした上で交換が必要との判断に至ったら交換しましょう!
その際に必要なこととしては
- 純正と同じ型番から適合するパッドを選ぶ
- ブレーキパッドの種類の違いによる効き方を変える
交換を自分で行おうと考えている方は、下記で必要な工具および交換方法について図解で解説しています。
最後までご覧いただきありがとうございます!
この記事がブレーキパッドメンテナンスの参考になれば幸いです!