「取り付け工賃はおおよそ6千円〜です」
USB電源をお店で取り付けてもらう場合は、おおよそこれぐらいの金額がかかりますが、その金額はカウルがあるバイクだったり、電源の取り出し方法で工賃は大きく変化します。
この記事では取り付け工賃のより詳細な比較から、自分で取り付ける際の費用や手順についても解説します。合わせて自分で取り付ける際のお勧め品や手順についても解説するので参考にしてください!
目次
バイク用USB電源の取り付け工賃を比較
2りんかん・ナップスで比較
2りんかんやナップスで取り付けた場合の車種別の工賃を比較します。
種類 | 種類 | 2りんかん | ナップス |
---|---|---|---|
ACC | ネイキッド スクーター アメリカン カウル付き | 6,600円(税込) | 6,050円(税込)〜 ※カウル着脱なし |
車載 バッテリー | ネイキッド | 9,240円(税込) | ー |
車載 バッテリー | スクーター カウル付き | 15,840円(税込) | ー |
USB電源の取り出しには車載バッテリーから取り出すものとハンドル周りで完結するACC電源から取り出すものの2種類の方法があります。
電力が安定している
取り付けが容易
USB電源をACC電源から取り出す場合は、おおよそ6千円〜の工賃が必要になります。車種によってはカウルのある・なしで作業の量が変化し料金も変わります。
バッテリー電源の工賃は作業量が多いため高い
バッテリーからの電源取り出しは値段が高くなっています。これはACC電源であればフロント周りで作業が完結するのに対し、バッテリー電源からとなるとタンクを外したり、フルカウル車であればカウルも外す必要が出てくる為です。
ちなみに、バッテリー電源の方が電圧も安定しているメリットがあります。特に消費電力の大きなUSB電源(接続台数が多いものやシガープラグがあるもの、等)はバッテリーから引くことが推奨されます。
持ち込みは費用が異なる
種類 | 種類 | 2りんかん | ナップス |
---|---|---|---|
ACC | ネイキッド スクーター アメリカン カウル付き | 13,200円(税込) | 12,100円(税込)〜 ※カウル着脱なし |
車載 バッテリー | ネイキッド | 18,480円(税込) | ー |
車載 バッテリー | スクーター カウル付き | 31,680円(税込) | ー |
USB電源持ち込みの場合は費用が高くなっています。USB電源は高い買い物ではありませんので、お店で購入して取り付ける方が安く、オススメです!
自分で取り付ける場合の費用
自分で取り付ける場合の作業工賃は発生しませんが、工具がない場合は工具代がかかります。費用について見ていきましょう!
電工ペンチ
配線の端子をかしめるのに使います。
費用 |
---|
約1,300円 |
検電テスター
プラス電源、マイナス(アース)を探す為に使用します。
費用 |
---|
約1,300円 |
以上の2つは特に配線を触る際の基本の工具になります。また、プラス電源の配線から分岐させるための「Y型ギボシ分岐」と「ギボシ端子」も必要になります。
まとめ
品名 | 金額 |
---|---|
エーモン 電工ペンチ 全長約255mm | 約1,300円 |
エーモン デジタル検電テスター | 約1,300円 |
エーモン 電源分岐ハーネス(ギボシ端子タイプ) AV1.25sq 3個入 | 約360円 |
エーモン(amon) ギボシ端子セット 10セット | 約330円 |
約3,290円 |
エーモンの部材はホームセンターではあまり見かけないのと探すのが大変です。ネットでサクッと買うのがお勧め!
工具は初期投資として費用がかかりますが一度購入した工具は今後も使えます。工具があると
- グリップヒーター
- ドライブレコーダー
- アクセサリー電源
等々のアクセサリーを取り付けることが可能です。ただし、次で説明する作業が難しそうなら、お店で取り付けてもらうのが一番良いです!
デイトナなら専用工具が不要
デイトナのUSB電源は一部モデルで専用工具を不要とせずに取り付けができる仕様になっています。
作業も難しくないため、取り付けを検討しているなら必見です!
USB電源をバイクに取り付ける工程
次に、ACC電源(アクセサリー電源)からUSB電源を取り付けるための方法を解説します。
車載バッテリーから取り出す場合はタンクやカウル等の取り外しが必要です
取り付けてみたいと検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
検電テスターでACC電源を探す
検電テスターはACC電源を探すために使用します。
キーをONにしたときに流れる電源のこと
ただし、どのACC電源でも良いわけではありません。
- 12V以上であること
- ACC電源の接続アクセサリーが消費電力の大きな機器でない配線がオススメ
- 配線が太いこと
様々な視点から、その配線がふさわしいかを判断します。一般的にはホーンの配線から分岐することが多いです。
- ホーンのACC電源はフロント周りにあり、取り出ししやすい
- 12V以上の配線である
- ホーンに使われている配線は太く、ヒューズも大きい
ただし、USB電源を使うことによって、ホーン使用時にヒューズが切れて、鳴らない可能性も0ではないことに注意が必要です。
ホーンのACC電源から取り出したら、必ず動作確認しましょう!
ホーンの配線から電力をとる方法は下記記事で解説しています。
ACC配線以外からの取り出し
近年のバイクはヘッドライトの中などにサービスコネクタが存在します。
電源取り出し
ハーネス
車種ごとに専用品がある
これをサービスコネクタに接続するだけで手軽に電源を取り出すことも可能です。配線のギボシ端子の加工が必要な場合は工具を使います。
ACC電源を分割して、ギボシ端子をつける
ACC電源の配線が見つかれば、分割してギボシ端子をつけます。分割するとY型分岐が取り付けできるので、USB電源のプラス配線にギボシをつけて、接続します。
ショートを防ぐため、作業前はバッテリーのマイナス端子を外しましょう!
バッテリーの+からーへ抵抗なく電流が流れること。配線が燃えたりする原因となる
接続する端子は水のかからないヘッドライトの中へ収納するなどの対策をしておきましょう!
本体をハンドルに取り付けて、アースをとる
USB電源をハンドルなどに取り付けて、マイナス配線をフレームのどこかに取り付けます。
ボディーアースにマイナスを接続する
これはボディー全体がマイナスのためです。フレームを介して、バッテリーのマイナスへ電気が流れます。
塗料によりアースが取れない、もしくは電圧が下がる場合があります
最後にハンドルをフルに動かして、配線が引っ張られないか確認しましょう!
以上が自分で作業をする上での大まかな作業手順です。
実はデイトナのUSB電源であればブレーキスイッチから電源を取り出すための配線が付属していて、工具不要で電源を取り出すことが可能なので、上記の配線の作業はほとんど不要です。
デイトナのUSB電源の配線分岐
これであれば自分で取り付けができるのでオススメです。ただし、ブレーキスイッチの端子の種類によって取り付けができない場合もあるので、注意点の説明や、デイトナのUSB電源の取り付けについては下記で解説しています。
自分で作業する際の注意点
正しく電気を取れない場合がある
作業工程の中でお伝えしたACC電源12V以上の配線ですが、ACC電源の中には3V程度しかない配線もあります(車種により違いあり!)
この配線につなげてしまうと、電流は流れてもわずか、もしくはUSB電源が動かない可能性があります。その点からも、検電テスターで12V以上あることは確認する必要があります。
エーモンの検電テスターには電圧も測れるタイプもあり、便利です。
ショートの危険性は出火におよぶ
ショートは本当に危険です。最悪の場合は配線が燃え、バイクが燃えてしまう危険性が0ではないことを常に理解しておく必要があります。特に配線をカットする工程がショートの可能性があります。
お店で取り付けを依頼するか、配線カットが不要なデイトナのUSB電源を取り付けるのが良いと私は思います!
USB電源の取り付けにはデイトナのアクセサリー電源がお勧め
最後にACC配線の加工作業をしたり、お店にUSBを取り付けるならデイトナのアクセサリー電源を取り付けて、アクセサリー類を一括管理することも検討してみてください。
これは電源はバッテリーから取るので、電力が安定しています。また、ギボシ接続でUSB電源やグリップヒーター の取り付け・取り外しが自由に、そして工具無しで行えるようにするアイテムです。より詳しいレビューについては下記記事で徹底解説しています。
以上が取り付け工賃の解説および、自分で作業した場合の費用と工程についての解説でした。USBのラインアップが知りたい!という方に下記の記事が参考になります。USB一つにしても、ポートの数や電力の差に違いがあり、様々なラインナップがあります。
最後までご覧いただきありがとうございます。
この記事がUSB電源の取り付けの参考になれば幸いです!