私が愛用しているネオブーツを元に、バイクブーツのおすすめを紹介していきたいと思います。バイクブーツって必要なの?どんなブランドがあるの?にも答えていきます。
目次
バイク用ブーツを使用用途の違いで選ぶ
ブーツは主に下記3点の使用用途の違いで選ぶことが出来ます。
- ライディングのみにフォーカスした専用設計【主にサーキット・ワインディング】
- バイクを降りた後もはき心地がよい【主に観光やキャンプなど】
- 普段履きをバイクで使う
それぞれ解説します。
ライディングのみにフォーカスした専用設計【主にサーキット・ワインディング】
サーキットなどのスポーツ走行を目的として作られたレーシングブーツは、素足のような感覚で履けることがポイントです。そのため、ソールも硬く、薄く作られています。
サーキットでの使用を想定し、転倒時のケガを防ぐためにプロテクターがついたり、靴自体の剛性を上げるなどして、フィット感を重視し、バイクを降りた後の快適性は重視されていません。
- フィット感に優れ、バイク操作に重点を置いている
- ソールが薄くて硬い傾向にある→町歩きには不向き
- 靴自体は硬めのものが多い
バイクを降りた後もはき心地がよい【主に観光やキャンプなど】
僕のツーリングの目的は観光もそのうちの一つです。そんなときには柔らかいツーリングブーツが歩きやすくて履き心地が良いです。
機能として、ダメージを受けやすい部分の補強がついていたり、ミドルカットによるくるぶしの保護は、転倒時のケガのリクスを抑えます。
- 足の保護、ダメージを受けやすい部分の補強等、必要機能が備わってる
- 歩きやすく、バイクを降りた後の観光も可能
普段履きをバイクで使う
普段履くスニーカーをバイクでも使う方法があります。
他にも登山靴の中でもミドルカットと呼ばれるトレッキングシューズの軽量タイプはライディングブーツによく似ています。
歩きやすさを重視しつつ、くるぶしの保護をしている点はポイントが高いですが、シフトペダルによるダメージは避けられません。
・シフトべダルによるダメージは大きい
・くるぶしの保護性能はない
バイク用ブーツを仕様の違いで選ぶ
一言でバイク用ブーツといっても、形状やフィット感は仕様によって異なります。ここでは簡単に仕様の違いについて確認したいと思います!
シューズの形状に違いあり
シューズには2種類の形に分けることができます。
ミドルカット | ハイカット |
---|---|
バイク用シューズの場合は転倒の危険性があるので、基本はミドルカット以上のシューズとなります。普段履くシューズと違い、丈が高いので夏場は多少蒸れやすいデメリットもありますが、くるぶしが露出していることで、ダメージが大きくなる危険性もあります。
フィット感の調節方法に違いあり
フィット感の調整方法には主に3種類に分けることができます。
BOAやラチェット で締める | ヒモで締める | ファスナーや ベルクロで締める |
---|---|---|
左2つに関しては、細かくフィット感を調整できるので、ライディングに集中できるのに対し、右はブーツを履くのは楽ですが、フィット感は緩い傾向にあります。
中でもひものタイプはフィット感の調整もできるしカジュアルさもあるので普段ばきでも履きやすいシューズですが、唯一履いて紐を縛るのが面倒という点があります。
以上の特徴を踏まえつつ、他にも様々なポイントで自分にあったシューズを見つけることができます。下記記事では適切なサイズを選ぶための大切なポイントを解説しています。
バイク用ブーツの特徴を紹介
次にバイク用ブーツの特徴を紹介します。特徴としては主に下記が挙げられます。
- シフトペダル用の補強がある
- バイクに合わせたソールとアッパーの硬さのバランスが良い
- ペダルに引っかかりにくいソール形状
- 防水である
これらの機能があるからそこ、普段履きの靴ではでなくバイク用のブーツを使うメリットがあります。
左爪先にシフトペダル用の補強がある
・シフトショックが大きい大型バイクなどに向けて
破れやすい箇所の補強として
バイクがミッションの場合、左足でシフト操作を必要とします。その際にシフトペダルを上下させるものが多いです。もしお気に入りのスニーカーで乗るなら、シフトペダル部分は最も摩耗・汚れやすい場所ですし、最終的には穴が開きます。
このトラブルを回避するアクセサリーがあります。
シューズにつけることで、バイク用のブーツと同じ効果が現れます。
デメリットはバイクに乗るときと乗らないとき、それぞれ取り付け・取り外しが必要なことと、そしてフィッティングが悪いことが目立ちます。
シフトショックが大きい大型バイクなどに向けて
シフト操作する時に、右足を伝ってショックを感じるバイクが大型バイクなどに多いです。薄手の靴で乗ると、痛い車種もあります。
一方補強などがついているものや厚地の物は、そのショックを感じにくいので、とても快適です。
バイクに合わせたソールの硬さと厚みが絶妙
バイクには適当なソールの硬さがあります。柔らか過ぎるとバイクを降りての押し引きがしにくくなります。
また、バイクの場合はステップを通じてバイクの振動が伝わってきます。4気筒のバイクでは、細かい振動が足裏から伝わってくるので、柔らかソールのシューズはしびれる印象を抱いています。(個人の意見)
ペダルに引っかかりにくいフラットなソールの形状
ソールの裏は引っかかりの少ない形状なので、シフト操作がしやすいです。
またソールが厚すぎるとシフト操作がスムーズにいかなくなるケースが多いので、できるだけ快適性に影響のない範囲で薄くなっているのも特徴です。
防水の靴がシーン選ばず便利
ライディング中に雨が降ったとき、防水でない靴はシューズカバーをつける必要があります。
シューズに防水性があれば、雨の日も晴れの日も関係なく乗りつづけることができますし、そのような環境を行き来するようなシーンでは特に有効に使えます。
春と夏は蒸れやすいです
各ブランドの注目シューズ紹介
シューズ選びのポイントをまとめてみました。改めてブーツ選びのポイントをまとめます。
・形状や仕様で自分にあったスタイルを決める
・必ず試着してみる
この3点がポイントかと思います。その上で、私は追加して
・屈伸しても違和感のないしなやかさ
この辺りを目標に試着やブーツ調査をしました。メーカー別にご紹介していきます。
クシタニ
クシタニのラインナップでは二つが候補に上がりました。
大本命、今愛用しているネオブーツのメッシュ版が2020SSで登場しました。パンチングレザーになり、通気があるモデルになったとのことで、どれぐらい快適になるのかが注目です。同じものと思いつつも、ネオブーツには大変お世話になっているので、これでも満足できる安心感はありますね。
こちらはミドルカットの通気性に優れたシューズで、2020SSでモデルチェンジの形で登場しました。前作は靴紐のカジュアルな見た目でしたが、このモデルからはワイヤー式になりました。見た目は紐のスタイルが好みでしたが、BOAは便利なのは体験済みなので、履き比べて検討してみたいですね。
BMW
基本値段は正直高いです。でも品質とデザインはなかなか良いのを体験しているので選択候補に上がりました。
ハイカットのスニーカーテイストなデザインですが、サイドファスナーなので、脱ぎ履きがしやすそうです。もちろんシフト操作で磨耗しないようにトゥーの部分に補強がされているなどライディングに最適なカジュアルシューズです。色も落ち着いていてカッコいいですね。
ソールの裏に水平対向のシルエットが掘られたりしているなどデザイン性もよく、いいシューズだと思いました。メンテナンスを考えると、少し手間な部分は多いなという印象で、ソールは固めです。
DAINESE
ダイネーゼからは魅力的なアイテムが多数ありましたので紹介します。
このシューズはもしかするとメッシュを使ってないかもしれませんが、デザインがカッコいいアイテムの一つ。数千円違いでレザーモデルもあり、見た目もレザーの方がカッコいいので、夏は関係なく欲しいシューズの一つ。
こちらは通気性に優れたシューズで、見た目はしなやかなイメージがあります。足首回りの調節をどのようにするのかは写真では確認できないので、これも要確認ですね。
続いてこちらはレザーを用いたカジュアルなデザインですが、皮革なので引き締まって見えます。くつ紐が良い仕事してます。
こちらは少しカジュアルにスポーティーな印象のシューズです。名前にエアーとついているので、現物を見てみたいと思います。
TAICHI
タイチでは一つエアースルーモデルがあります。
サイドにTAICHIのロゴがあしらわれたシューズで、フィット感の調整はBOAで行います。全面メッシュの構造なので、通気に関してはとても良さそうです。足の蒸れの改善なら、もっとも効果がありそうです。
KOMINE
コミネは二つ、通気性に優れたラインナップがあります。
クラシカルな細身のブーツです。爪先が細いとなんだかフォーマルな印象ですね。このモデルはなんといってもコストパフォーマンスに優れること。現物を要チェックです。
こちらはバイクシューズを感じさせられるデザインです。BOAを採用し、足首回りの調節が簡単なモデルです。
DEGNER
デグナーからは一つ
すごくクラシカルなデザインです。最近ではあまりないデザインです。
Alpinestars
アルパインスターズからは一つ通気性のあるモデルがあります。アルパインスターズ製品は基本が防水透湿性となるので、通気に特化したモデルは少ないですね。
サイドにアルパインスターズのロゴが大きく入ったこのモデルはメッシュを使っていて涼しそうです。紐の調節を°のようにするのかは気になるところです。
elf
これはバイクに特化したシューズデザインです。ミドルカットで、フィットの調整はラチェット式のレバーで調整します。
GOLDWIN
こちらもメッシュを積極的に使ったシューズです。靴としてのデザインは作業靴のような印象を受けます。魅力的なポイントは価格が安いことです。
REDWING
バイク用ブーツではありませんが、レッドウィングのブーツはバイク用としても人気があります。中でも#8084はアイアンレンジャーという分類で、ソールも薄く、トゥーが2週になっているなど、ワークブーツとしての使い勝手が良いモデルです。
レッドウィングについては、下記でラインナップの紹介、およびブーツをバイクで使う際の注意点等についてまとめています。
WILDWING|ワイルドウィング
WILDWINGは厚底ブーツをラインナップする日本のバイク用ブーツメーカーです。足つきの悪さに悩んでいる人にオススメしたいブランドです。
厚底ブーツはバイク用でないとシフト操作がしにくいのですが、このモデルはバイク用に作られているので、使いやすい仕様になっています。より詳しいレビューについては下記で解説しています。
実際に試着できるお店を見てみる
あとはそれぞれの取り扱いを確認して見に行くことにしました。
2りんかんは取り扱いが多いので一度に見たい場合は便利です。ただ、他にも良いアイテムはたくさんあるので、複数お店を巡ってみるのはオススメです。
以上シューズのご紹介でした!
バイクのシューズは数あれど、どれぐらいバイクに乗り、操作性をどれだけ重視するかでジャンルは変わってきます。私はキャンプの比率が高いので歩きやすさも重視しました。結果としてネオブーツで非常に満足していますので、製品レビューも含めてご参考になればと思います。
あと、実試着も忘れずに!(グローブ・ヘルメット・シューズは試着必須です)