バイク用ドライブレコーダーを取り付ける[ミツバ EDR-21/G] [BMWへの取り付け]

今や事故のみならず、事件にいつ会うかわからない世の中になりました。法定速度で走れば煽られ、場合によっては暴行事件に発展する可能性があるあおり運転は重要な社会問題です。

そこで、より重要度が増したドライブレコーダーの取り付けに関して、基礎知識と取り付けの手順を解説します。併せて実際にBMWのバイクに取り付けるまでを解説して行きたいと思います。

バイク用ドライブレコーダーを取り付ける為の電源確保

電源の採り方については2通りあります。まずは知っておきたい基礎知識から解説します!

バッテリーから直接電源確保する

安定した電力を確保できます。

ドライブレコーダーは基本バッテリーから直接電源の取り出しを行う仕様が多いです。その為、付属品もバッテリー接続用の配線が付くので、そのまま接続してOKです。この接続方法を「バッ直」と呼びます。

バッ直とは

ケーブルをそれぞれバッテリーのプラスとマイナスに接続し電源を直接バッテリーから取る方法です。

バッテリーからの電源供給は安定した大容量の電気を確保できることがポイントです。しかし直接バッテリーに接続すると、常に電源が供給される「常時電源」となります。

常時電源とは

バイクのエンジンを止めても電流が流れ続ける状態のことです。次バイクを起動させたい時にはバッテリーが上がっている状態となってしまうかもしれません。

そこで、バイクのエンジンをかけた時(イグニッションをON)のみ電源が取れるようにできるケーブルがあります。

リレー付きバッ直ケーブル

イグニッションONで通電します

リレーの役割はスイッチです。バッ直ケーブルと違うのはリレーがつながっている点ですが、リレーをアクセサリー電源(ACC電源)に接続しておくことで、バイクの電源が入っている時だけバッ直で電源確保ができます

ACC電源とは

イグニッションをONにした時に流れる電源のこと。イグニッションOFFの時は電流は流れていません。

ドライブレコーダーに標準で付属する配線は、このリレー付きバッ直ケーブルです。ミツバのドライブレコーダーには本体にリレーの機能が入っている為、バッテリー上がりの心配は不要です!

必要な作業としては、ACC電源に割り込む必要があります。(手順についても後ほど説明します)

アクセサリー配線から電源を確保する

配線の接続を最短距離で行えます

バッ直にしない方法としてはアクセサリー電源から取る方法があります(バッテリーには接続しません)。しかし、これだとドラレコ側の設定した時刻を保持できないため、常時電源であるバッ直での接続となります。

また、ACC電源でない方が良い理由として、途中で電源が落ちることなく本体を駆動させるためには安定した電源を確保する必要があります

バイク用ドライブレコーダーの取り付け位置

カメラを配置する際の注意点をまとめました。

フロントサスの沈み込み

フロントにカメラを設置する際は、センターにカメラを取り付けた場合タイヤが沈み込んだ時にカメラと接触してしまう可能性があります。

ホイールから遠く離れた場所に設置できるのであれば、干渉のトラブルを避けることができるのでオススメです。(地面からの跳ね上げた汚れも多少は少なくなります!)

広角レンズのため、映り込み注意

ドライブレコーダーは超広角のため、写る範囲がとても広いのが特徴です。そのため、取り付けたカメラの位置によっては干渉物があり、全体を映せない場合があります

写真の例だと、ヘルメットの真横にカメラを付けましたが、左側は完全に死角となっています。交通事故の場合は真横で起こる事故(サイドの接触や追突など)があるので、できる限り死角を作らないことが大切です。

バイク用ドライブレコーダー(EDR-21)の仕様について

今回バイクにドライブレコーダーを取り付けるにあたり、チョイスしたアイテムはミツバのEDR-21です。改めて、ミツバのドラレコについて簡単に表にまとめました。

カメラの数GPS防水
EDR-21G2(前後)あり○(IP66/IP67)
EDR-212(前後)なし○(IP66/IP67)
EDR-111(前のみ)なし○(IP66/IP67)

基本的な録画性能は変わらず、カメラの数とGPSがあるか無いかの違いとなります。

GPSの機能

速度・ルートの記録が可能

日時補正が自動で行われる

今回選んだのはGPSのないEDR-21です。

配線の仕様について

引用:https://www.mskw.co.jp/pdf/edr_usermanual.pdf

EDR-21の構成は上記になります。

消費電流は動作時平均で12V|0.35Aとなります。かなり消費電力は少ないです。比較として、グリップヒーターを最大モードで動かした場合、3A近くとなります。(モデルにより消費電流は異なります。

この消費電力の割合は、この動画を見ればなんとなくのイメージができると思います。発電量の少ないバイク(125cc等)でも、当ドライブレコーダーの取り付けは問題なさそうです

超広角162°のレンズ

ミツバのレンズは対角162°なので真横に近い範囲まで撮影できるのが特徴です。超広角で知られるGoProでも対角 148°(水平・垂直については不明)なので、映る範囲の広さが分かると思います。

ドライブレコーダー選びの上で、私は画角の広さは大事だと思っています。なぜなら、事故は真横付近で起きることも十分ありえる(割り込みなど)ので、広いに越したことはありません。

市場にあるドラレコの中でも、ミツバの映る範囲の広さは最も大きいので、おすすめです。

カメラステーも付属

カメラにはベースがついているので、両面テープで固定ができます。車種によっては平面で固定ができて、撮影に車体が干渉しないような最適な位置がない場合はオプションのアダプターを使うことでスマートに取り付けが可能です。

取り付けイメージ
(写真2枚)
MEMO
両面テープで固定する場合は必ず脱脂してからにしましょう

対応可能なメモリーカードサイズ

メモリーカードは最大256GBに対応しています。それに伴う記録時間は下記の通りです。

画質\ 画像サイズ1080P FHD720P HD
HIGH15時間41分23時間34分
MID19時間29分28時間59分

記録時間を超えた分には上書き録画となります。

MEMO
ナンバーの解析などに備えて、画質はHIGHがオススメです

手元のスイッチで録画した分に関しては上書き保存されない

任意で撮りたいタイミングがあれば、前後15秒の録画が可能な「手動録画」にも対応しています。この記録ファイルは上書き保存で消えないファイルとなります。


以上ミツバの基本仕様でした。ミツバ以外のドライブレコーダーについては下記でより詳しくまとめていますので、他の機種が気になった際は併せてご覧ください。

≫ バイク用ドライブレコーダーの比較はコチラ

ドライブレコーダーを取り付ける

取り付け位置が確保できれば、実際にバイクを例に作業していきます。下記の作業を一人で行うことが求められるので、実際に見てみて

これは無理そうだなぁ

と感じた場合はショップへの取り付け作業依頼を推奨します。

ACC電源を探す(必ず最初に!

ドライブレコーダーを取り付ける際は、車載バッテリーのマイナス端子を外しておくことをおすすめします。(ショートしてバイクの配線や接続の機器を壊さないために

その前に、検電テスターで行っておきたい作業があります。

電圧を測定できる検電テスターが便利!

ミツバのドライブレコーダーを取り付けるためには、12V以上のACC電源を探す必要があります。また、イグニッションがONの時は電流が流れ、イグニッションがOFFの時は電流が流れないことも確認します。

必要なのはこれです。エーモンのデジタル検電テスターなら、電圧と導通の確認ができるので、私は使っていて不満は感じません。

なぜこれを最初にしておくのかと言いますと、車載バッテリーのマイナスを外してしまうと、検電テスターでの導通・電圧チェックができなくなってしまうからです。ACC電源確認後、マイナス端子を外します。

マイナス端子を外すとエラーが出る車種もある

BMWのバイクのように、バイク全体の電圧をチェックしている車種は端子を外した瞬間にエラーが出るものがあります。特に高級バイクに多いと思うので、作業前にディーラーに確認した方が確実です。

ACC電源を分岐させる

Y型接続端子が便利です

エーモンから出ているY型接続端子を使えば、ACC電源の分岐は簡単です。また、これは作ることも可能です。

この作業には少なくとも配線カットの工程が必要です。工具は電工ペンチとギボシ端子です。配線のこと、もう少し詳しく知りたいなら下記で配線の種類・工具について解説しています。併せてご覧ください。

≫ 配線の接続・工具について解説はコチラ

ACC電源に関してはイグニッションONで12V以上であれば、基本どこでも構いません。ただし、できるだけメインハーネスではなく、アクセサリー配線であることが望ましいです。

車体への取り付けは仮付がおすすめ

写り込みがないか確認してから取り付けます

カメラをバイクにセットする際、粘着テープを使って固定する場合は注意が必要です。カメラは想像以上に広角なので、取り付けた後に写真のように写り込みが多いことはよくあります。

ミツバのドライブレコーダーはアプリでプレビューができるので、仮付してから微調整を行います。

配線ルートは既存のメインハーネスに沿って設置

タンクやカバーを外すと作業効率がUP!

基本はバイクにすでに通してあるケーブルに添わしてカメラの配線を設置します。これは、既存ケーブルの位置が最もエンジンの熱の影響を受けにくく、安全に配線を通せるメーカー推奨の場所だからです。

既存ルートに配線を設置するとなると、タンクを取り外したり、写真のようにタンクをずらすことで取り付けが出来ますが、燃料ホース等が繋がっているので、この方法に抵抗がある方はショップに取り付け依頼をした方が安全です。

車載バッテリーへ接続する

必ずプラス→マイナスで取り付けます!

最後に電源ケーブルをバッテリーに接続しますが、取り付けは必ずプラス側が先です。その後、外しておいたマイナス端子と共に、マイナスへ接続して完了です。ここでマイナスとプラスを間違えると、接続機器が壊れてしまうため、接続は間違えないようにしましょう。

BMW:R1200GSに取り付ける

R1200GSに取り付けた際の情報についてまとめました。

自分で作業するとエラーは出る?

私の乗っているR1200GSを含む近年のBMWのバイクはCANバスネットワークシステムによって制御されています。

CANバスネットワークシステム
バイクの情報(燃費や温度等)や故障に関する情報等システムを監視するネットワークが構築されています

このシステムがあるが故に、バッテリー電圧を監視しているCANバスネットワークシステムが、後付けアクセサリーが使う電力を漏電と認識し、エラーと認識してしまうようです。

電力の取り方が素人で管理できないので、今回はディーラーに依頼しました。

本体の収納場所

本体はタンデムシート下に収納が可能です。BMWの場合はETCが標準装備なこともあり、こういった機器を収納するスペースは少しは確保されている印象です。

ケーブルの収納場所

本体の収納スペースはあっさり確保できたものの、配線ケーブルの収納スペースはほとんどありません。

特に配線の中継ポイントは少し大きくなっているため、収納が難しいです。ディーラーで配線をしてもらった場合は、バッテリーのきわを通って、コネクタを隙間に差し込んでいました。

配線ルート

配線ルートは写真のラインでフロントカメラとスイッチを引き込んでいます。他にもケーブルが通っているので、同じルートで配線して結束バンドで固定します。

ACC電源のケーブルを接続する

引用:https://www.mskw.co.jp/pdf/edr_usermanual.pdf

バイクのイグニッションをオンにしたときにカメラが動くように配線作業を行います。

青色の電源ケーブルを車両のイグニッションキーがONのときに12V、OFFの ときに0Vとなる線に接続します。

最後に電源コードをバッテリーに接続する

電源コードを赤と黒をバッテリーに接続します。製品の配線は既にリレー式バッ直ケーブルになっているので、そのまま接続するだけでOKです。

注意すべきは、作業中に不用意に配線がバイク本体と接触し、ショートした場合は製品が壊れてしまいます。そのため、最後にバッテリーと接続するようにします。

ショートに関するイメージはこの動画が実験を踏まえた解説でわかりやすいです。一つ言えることは、配線に関連する作業は慎重に行うべきであるという点です。

カメラの取り付け例

オプションのステーを使った取り付け例です。

ディーラーでつけた場合の費用について

BMWのディーラーで取り付けた場合の工賃をまとめました。

項目金額
本体の取り付け・配線作業38,500円
専用カメラステー11,980円
専用カメラステー22,750円
MEMO
正直、目び出る金額ですね!。。

まとめ

ドライブレコーダーに必要な電源の確保・取り付け位置の確保・取り付けの作業に必要な作業をご紹介しました。

個人的にバイクにとってはドライブレコーダーは必須のアイテムではありますが、取り付け工賃が高いのがバイクのドラレコの特徴でしょう。

作業自体は慎重な作業が必要ですし、間違った作業は故障の元なので、自分で取り付ける場合は情報をよく理解して行う必要があります。それ以外はバイク屋で取り付ける事を強くおすすめします

ドライブレコーダーについて、他のラインナップについても知りたい場合は下記の記事で解説しています。

≫ バイク用ドライブレコーダーの比較はコチラ

この記事がドライブレコーダーの取り付けの参考になれば幸いです!

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