「バイク用のハンドルの形状について詳しく知りたい!」
ハンドルの形状は多種多様で、交換のために探し出すといろんな形状があることが分かると思います。そこで、この記事ではハリケーンのブランドの中からハンドルの形状について分類すると共に、別記事でハンドル交換までの解説をしたいと思います!
この記事を見ると、ハンドル形状の奥深さとバリエーションの広さを感じることができますよ!笑
目次
バイク用ハンドルを形状で分類すると4種類!
ハンドルを大きく分類すると
- ストレートハンドル
- コンチネンタルハンドル
- スワローハンドル
- セパレートハンドル
に分類することが出来ます。それぞれのハンドル形状で出せるポジションも異なります。
ストレートハンドル
フラット0型 ハンドル
ストレートハンドルは、その名の通りまっすぐなハンドルですが、操作性で言えばわずかにベントしているタイプが使いやすいです。
完全なストレート型もあり!
ストレート ハンドル
カスタム的要素で言えばストレートは特徴あるハンドルの一つです。操作性より、見た目だぜ!なバイクによく似合います。
コンチネンタルハンドル
フラットコンチ1型 ハンドル
フラットハンドルに高低差をつけたハンドルがコンチネンタルハンドルです。コンチネンタルハンドルの中でも高低差があまりないフラットタイプもあれば、グリップ位置が手前に来るヨーロピアンタイプもあり、ハンドルの基本形状となリます。
コンチネンタルハンドルの変形バージョン
140フォワードアップ ハンドル
これもコンチネンタルハンドルに分類できます。
形状はコンチネンタルハンドルの形をベースとして、ハンドルの高さを上げつつ、前に振っているのが特徴です。また、絞り角を大きくすることで、見た目が大きく変わっています。
ハリケーンなら、同じコンチネンタルハンドルでも様々なバリエーションがあって楽しいですね!
アップハンドルもコンチネンタルの変形が多い!
ヨーロピアン4型 ハンドル
アップハンドルにも様々な種類がありますが、コンチネンタルを純粋に高くしたのがヨーロピアンタイプのハンドルです。
こちらもコンチネンタルハンドルの形をベースとして、立ち上がりの角度と高さを調整したものです。グリップの角度(絞り角)は大きくは変わっていませんが、絞り角を変えたアップハンドルも存在します。
スワローハンドル
スワロー ハンドル
スワローハンドルは全体的に高低差がなくフラットなハンドルになっているのが特徴です。スワローハンドルは絞り角が大きいので、脇が締まり上半身がコンパクトになるポジションを作りやすいハンドルです。後ほど紹介するセパレートハンドルよりも剛性感も高く、扱いやすいハンドルの一つです。
スワローハンドルの変形バージョン!
コンドル ハンドル
コンドルハンドルはスワローハンドルによく似ていますが、高低差があるのがコンドルハンドルです。
ポジションは上半身を伏せた方が空気抵抗も少なく走れますが、長時間の走行が辛い!という時にコンドルハンドルが使えます。
セパレートハンドル
セパレートハンドル TYPEⅠ
フォークのインナーチューブ、もしくはアウターチューブに直付けするタイプのハンドルです。ハンドルの様々な角度に対応できるので、特にサーキットなどでライディングポジションがしっくりこない!という時に調整し、ハンドルをポジションに合わせることが出来ます。
以上ハンドルの分類の解説でした。ご紹介したハンドル形状の種類を振り返ると
に分けることが可能です。メーカーにより、様々な形状があるかとは思いますが、基本形状は主に上記の4つに分けられると思います。
続いて、補足として「絞り角や高さ」についても違いを確認していきましょう!
ハンドルの形状を決める「絞り角・高さ・幅」
見た目においては、ハンドルは3つの要素
- 絞り角による変化
- 高さによる変化
- 幅による変化
が特に重要になります。ライディングポジションの観点で言えば「垂れ角」も重要ですが、この記事ではカスタムの視点なので割愛します!
絞り角による変化
絞るとグリップ位置が手前になり、上半身が起きる
絞り角の違いとしてわかりやすいのは
- 絞り角が浅いハンドル(フラット)→肘が開く方向
- 絞り角が浅いハンドル(スワロー)→肘が閉じる方向
肘が閉じることで上半身はコンパクトになります。特に速度が出た時は肘が閉じている方が空気抵抗が少なくなったり、上半身でもバイクをホールドできる特徴があります。
注意点として絞り角が大きいハンドルは、フルに曲げた際にタンクにハンドルが当たってしまう可能性があり、注意が必要です。
ハンドル高も関係する
ハンドル位置が高い場合は絞り角が大きくてもグリップが手前に来るので、上半身が起きてツーリングで楽になります。
私のようにツーリングを楽しむ程度であれば、絞り角の違いを感じられるシーンは少ないのではないかと思います。
高さによる変化
上半身が起きるので、ツーリングにおいての疲労が和らぎます
見た目で言えばハンドルは低い方がスポーティーなイメージですね。ハンドルが高いとクラシカルな印象があります。個人的にやはりハンドルは高い方が乗りやすいので好きです。笑
同じ高さでもグリップ位置は異なる
高さが同じハンドルでもグリップ位置が手前に来るケースがあります。
同じハンドルの高さでも立ち上がりの角度が異なることで、最終的なグリップ位置が手前に来るのはスーパーバイクLOWとなります。ただし先ほどの絞り角との組み合わせになるので、両方の差がほとんどない場合もあります。
幅による操作感の変化
ハンドル幅は不整地走行時に少ない力で操作可能
ハンドル幅はバイクの見た印象が大きく変わる要素です。
幅が広いハンドルは、曲げるとグリップが遠くなるデメリットがあります。あとバイクを押す時、ハンドルが広いと押す力が必要に感じました。(個人差あり)
私自身はすり抜けはしないのですが、明らかにハンドル幅の狭いものはすり抜けがしやすいです。
自動車検査証に記載の寸法に注意
250cc以上は車検がある為、自動車検査証が一台のバイクに発行されています。その書類の中に車幅・車高の記載があります。
車検に通るハンドルの幅は ± 2cm まで
車検に通るハンドルの高さは ± 4cm まで
車検書記載の幅を超える場合は「構造変更申請書」を管轄の運輸局に提出します。
250㏄以下のバイクは車検がないのですが、大幅に寸法が変わった場合などは構造変更ではなく改造申請という手続きが必要になります。250cc以下は管轄の運輸局、125cc以下は市区町村役所です。
以上が見た目で考えるハンドル形状の違いでした。見た目優先で選ぶと、バイクの操作感も大きく変わってしまうので、一概に形だけで決めれないのがカスタムの難しいところですね。
で振り返りができます。
カスタムでハンドル交換するなら!
ハンドルの種類は冒頭でお伝えした分類が可能ですが、カスタムなら他のバイクにつけてないような個性あるハンドルで差をつけたいですよね!そこで、少し特殊なハンドルをご紹介していきます!
ブリッジ付きトカッラーハンドル
トラッカーHIGH ブリッジ付 ハンドル
ハンドル幅が広く、ブリッジで特徴あるハンドルに!
形状としてはヨーロピアンハンドルに似ているハンドルですが、より幅が広いのでハンドルの特徴が目立つハンドルです。ハンドル幅が広いと見た目小さいバイクでも少し大きく魅せる効果があります。笑
ハンドル幅が広いとグリップ位置が遠くなります。
角形ハンドル
100ロボット2型 ハンドル
ハンドルの高さにより似合うバイクも変化する!
形状に個性あるハンドルですが、無骨な形状なので、高さが低いハンドルは旧車に似合いそうです。
200ロボット2型 ハンドル
ハンドルが高いタイプはアメリカンバイクにもよく似合います。これらのハンドルは絞り角の大きなモデルもあり、バリエーション豊富です。
ハンドル交換時の注意点
最後に、ハンドルを交換する際の要点について簡単に解説します。
サイズは22.2mmと25.4mmの2つあり
ハンドルのサイズは国産車であれば22.2mmが基本です。外車であるBMWやDUCATIなどはインチハンドルと呼ばれ25.4mmを採用しています。購入時のサイズ違いに注意しましょう!
バーエンドが抜けるか要確認
この状態ではなかなかとれません
ハンドル交換の際は、バーエンド(ハンドルウェイト)を取り外して付け替えることが可能です。この際に雨水などでバーエンドが固着して外れない場合があるので、事前に確認しておきましょう。
もし外れなかった場合は新しくバーエンドを買い足すのが良いです。
ハンドル交換の手順は下記で詳しく解説しています。
以上ハンドルの種類の解説でした!ちなみに私はハリケーン|トラッカーHIGHブリッジ付きを購入しました。
最後までご覧いただきありがとうございます!
この記事がハンドル交換の参考になれば幸いです!