バイクに乗っていると、カメラでバイクを撮りたくなるのはライダーなら誰しも経験があることではないでしょうか。今日は私なりのバイクの写真を撮るときの機材や撮影方法、等を紹介します。
目次
バイクの写真を撮るときのポイント
バイクの背景は重要です
写真を撮るときに、バイクの後ろにある背景で印象が大きく変わります。
被写体のバイクは変わりがないので、背景によりどこで撮影したのかよくわかる写真になります。
この写真は石川県の千里浜なぎさドライブウェイで撮影したものです。特徴は、背景が海岸なので、遮るものが何もないこと、そして天の川を背景に撮影できたことがポイントです。
作例のように写真を撮れるポイントは限られてしまいますが、ポイントを狙ってツーリングに行くのもまたひとつの楽しさかなと思っています。
この写真は朝方に走行したときに、朝焼けの空が綺麗だったものを撮影したものです。
バイクをシルエットとして写すことで、空の雰囲気を演出出来たと思います。
三脚・周辺機器は忘れずに
写真を撮るときに、どの高さから撮影するかは非常に重要です。
撮影位置が高すぎると遠景の広がりが薄れてしまいますし、低い位置から撮影しても同じことです。また、被写体を雲海のなかに納めることで、バイクを引き立たせています。
この撮影であれば、十分な明るさがあるので手振れはしません。しかし人も込みで撮影しようとなると三脚は必要になります。また明るさが十分でないときは必然と三脚が必要になるので、積んでいて損はないでしょう。
バイクツーリングに持ち運ぶ三脚4種を紹介【まとめ】各アングル別の撮影スタイルを紹介
望遠レンズで遠くから撮影した場合
この写真は望遠レンズで撮影しました。
- 不必要な情報がなくなるので、被写体がより魅力的にみえる
- 歪みが少ない
とくに望遠レンズでは、写したいものを主体として撮影するのに便利です。風景の一部を切り取った絵になり、後から見返しても主題がはっきりしているので分かりやすいです。
望遠レンズで部分的に撮影した場合
とくにバイクのワンポイントをアピールしたいときには、部分的に撮影することで、より魅力的に表現せることができます。
バイクはこうした部分的に撮影して映える乗り物です。自分のバイクのワンポイントを見つけてあげてください。
超広角レンズで下から撮影
超広角レンズで撮影したものです。
- 風景の全景を写す
- 手前にある被写体をより手前(より近く)へ引き寄せる
望遠レンズとは違い、広角レンズは写る範囲が広いのが特徴です。そのため普段見るような景色とは違った景色になるのが特徴です。
広角レンズは全体を映すのに距離は必要としません。そのため被写体に近づきながらも全体が映るので、結果として被写体との距離が近くなるのが特徴です。迫力を出したりするのに有効です。
使っている撮影機材の紹介
SONY α7 Ⅱ
フルサイズセンサーのミラーレスカメラになります。ミラーレスのメリットは軽量コンパクトであることです。また、レンズ交換が可能なので、撮影の被写体に合わせてレンズを交換して撮影します。
バッテリーに関して
バッテリーはSONYの中でも少し古いタイプのバッテリーです。
駆動時間は確かに少ない気もします(特に寒い日はタイムラプスを撮ると一つの作品で無くなることも)
そんなとき、モバイルバッテリーから給電できる充電器は、バッテリーを差し込むだけの手軽さで便利に使えてます。形の収納性の悪さはあれど、持っておくと便利に使えます。
SONY α6400
SONYのα6000シリーズはAPS-Cサイズのミラーレスカメラのなかでの上位機種です。その中でも6400はフルサイズミラーレスのα7ⅱとバッテリーが共通なのがポイントが高く、SONYのレンズなどをシェア出きるのが良いです。
モニターは手前に向けることができるので、動画を撮る際には便利に使える機能です。
バッテリーに関して
こちらもα7と同様のバッテリーで、兼用できるのが特徴です。サブカメラを持つときには、バッテリーの互換性も確認しておくと、荷物を減らすことが出きるので便利です。
SONY SEL85F18 FE 85mm F1.8
レンズの特徴としては、比較的安いのに映りが良いことです。また、望遠レンズにあたるので、歪みも少なく、きれいに背景がボケるのでお気に入りのレンズです。
ズームなどは出来ないので、標準ズームレンズを別で持ち歩いています。
TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD
ズームレンズとして持ち歩いているのがこちらのレンズです。17mmは広角に相当するので、バイクを含めた景色を撮影するのにも向いていますし、28mmは普段見えている景色のように撮影するのに向いている画角になります。
またレンズが軽いので、持ち運びも便利なのがこのレンズの特徴となります。
SAMYANG 14mm F2.8
主に星空撮影用に購入したレンズです。
過去に撮影した写真のご紹介
最後に思い出に残っている写真をいつくかご紹介します。
大台ヶ原から撮影した景色で、見事な雲海に圧倒された一枚です。
こちらは九州にいった際に寄り道をしたら広がっていた景色です。
千里浜なぎさドライブウェイで撮影した夜景はとても綺麗で、普段見れないような星空が広がっていました。
九州のキャンプツーリングでの一枚。この日は1日雨でしたが、その雨がキャンプ場の雰囲気をより魅力的に変えていました。
四国での一枚。集落とバイクが映せる、なんとも写真ではないような一枚でお気に入りです。
秋田での一枚。シンメトリーな田園風景で、ずっと平たい景色は新鮮です。
ふもとっぱらでの一枚。愛車とテントと風景と、ビールが最高でした。
北海道ツーリングの一コマ。愛車と焚き火とで幸せな瞬間でした。
そのほかの機材について紹介
GoPro HERO7
GoProはとくにアクセサリーが多く、専用のGoProアダプターもあるので、取り付ける場所によってはとても強力に、そしてスマートに取り付けが可能です。
世代を更新する度に進化し、私の持っているHERO7で十分な画質と安定性を得ていると思います。
バッテリーに関して
バッテリーに関して言えば、持ちは全く良くありません。一時間連続撮影出来れば良い方です。しかし、長時間連続撮影出きることのデメリットは編集に時間がかかるデータとなり、ハードディスクの容量も圧迫します。
純正の充電器は収まりが非常によく、同時に二つ充電が可能です。二つ充電しながら使えば、撮影に使う一つと合わせて、計三つで十分対応出来るのが私の印象です。
より詳しいレビュー
GoProをバイクにマウントする方法を解説【車体への取り付けの解説】【モトブログ】GoProをバイクにつけて動画を撮ることにフォーカスした記事です。是非合わせてご覧ください。
モトブログ編
モトブログのための撮影方法や編集まで徹底解説します【Insta360】【YouTUBE】【GoPro】GoProをヘルメットにつけて動画を撮ることにフォーカスした記事です。是非合わせてご覧ください。
Insta 360 ONE X
といいつつも、撮影した動画の活用法を模索している段階ですが、アクションカムだけでは撮りきれなかった俯瞰した映像はこのカメラの得意分野です。
バッテリーに関して
こちらもGoProのような充電器がありますが、純正の充電器は高いです。他にも他社品でバッテリーと充電器のセットはいろいろなところから出ています。
GoProのように使いたい場合は充電器をオススメします。ただし、ファイルサイズは非常に大きいので、むやみやたらに撮りまくると、いろいろ問題が発生する手強い奴です。
より詳しいレビュー
INSTA 360 ONE X・X2の比較レビュー「バイクへの取り付け方法のご紹介」【モトブログ】360 ONE Xをバイクにつけて動画を撮ることにフォーカスした記事です。是非合わせてご覧ください。
ANKER モバイルバッテリー
20,000mAhのモバイルバッテリーがここまでスリムで小さいことに驚きです。それだけの容量があれば、携帯の充電の他、カメラに給電しながらの撮影も可能ですし、何かと使い勝手が良いのが特徴です。
私のオススメのカメラバッグの底にもスッと忍ばせておけるサイズ感がgoodです。
CASE RELAY
直接USB給電できないカメラは、このCASE RELAYが安定感があり、オススメです。先ほど紹介したモバイルバッテリーから給電し、もう一つのUSBでレンズウォーマーをつければ、寒い日の撮影もレンズが曇ることなく、長時間タイムラプスを撮影することが可能です。
Velbon ULTREK UT-53
ULTREKシリーズの良さは、収納サイズがとてもコンパクトになる事です。出っ張りの少ない収納形状はバイクで持ち運ぶにも便利です。少し重量はあるものの、雲台の精度も良く、アイレベルまで伸びる三脚なので、スタンダートとしての信頼できる三脚として、活躍頻度が多いです。
三脚の比較については下記でレビューしています。
K&F Concept 可変偏光フィルター
NDフィルターは光の量を抑えるものとして使用しますが、その活用法はとても長くなるので割愛します。そんなNDフィルターがこれ一枚でND2〜32まで簡単に調節できるものです。
よく言われるムラはないことはありませんが、動画で使う分にはそこまで気にならない印象で、使い勝手は非常に良いです。写真で使うとなると、ムラが気になったり、レンズフレアが発生したりするので、動画専用な印象です。
PROTAGE レンズヒーター
レンズヒーターはレンズが冷えて曇るような季節で効果的なアイテムです。これが必要な季節となるとそもそもバイクでのフォトツーリングはとても過酷なものになることが多いのですが。笑
これは温度調整が可能なので、バッテリの無駄な消費をしなくて済みます。基本は弱モードで問題ありませんが、それでも曇るような場合や、絶対録り逃したくないシーンなんかは中や高(高は一度も使っことはありません)で使用することが可能です。
PeakDesign エブリデイスリング 5L
PeakDesignからはカメラバッグのご紹介です。バイクのみならず、普段でのお出かけバッグとしても大活躍しています。笑
それぐらいスッキリしたデザインは服装との組み合わせの相性が良い証です。このバッグに関しては下記でより詳しくご説明しています。
より詳しいレビュー
PeakDesign のエブリデイスリング 6Lを5Lとの比較で紹介しますクイックリリース カメラホルスター
これはカメラのホルダーにクイックシューをつけておけば、ホルダーへのカメラの脱着が1秒でできるぐらいの簡単さがありながら、相当外れにくく信頼できるアタッチメントです。(登山でも使用していますが、外れるような心配もなく使用できています
特にバッグに取り付けて歩いている時、撮りたい時にすぐに撮影できるのが便利です。
THERMOS 収納ケース 5L
本来の使い方はもちろんビールとか生ものの食品とかを入れておくためのものです。でも、この形状・仕様なら他の使い道も見えてきそうです、、で、発見したのがカメラやアクセサリーの収納ケースとしての活用です。
断熱材は適度なクッションがあり、保護剤として使えます。また、真四角な形状は中で仕切りを付けてあげれば収納しやすい小物ケースとしても大活躍です。私は半分はレンズやカメラ本体、そして半分にバッテリーやクリーナーなどのアクセサリーを入れています。
SanDisk メモリーカード
GoProやInstaの推奨メモリーがSanDiskなので、昔からサンディスクを使っていますが、今までエラーになった経験が0なので、信頼して使えています。
他のメーカーでは時々エラーになったりしているので、この性能の差はなんなんでしょうか。
機材をPeakDesignのテクポーチに収納!
こちらのポーチには、主にカメラ機材やアクセサリーなどの細かなパーツを入れています。
カメラ機材
ここには一眼レフカメラのバッテリー・GoProおよびバッテリー等・Insta360 ONE Xを入れています。
レンズのフィルター
一眼レフカメラのレンズフィルターなどを収納しています。以前はフィルターケースを使用していましたが、このポーチに入れてからは取り出しやすく、保護性能もバッチリなのでおすすめです。
クリーナー類
ハクバのクリーナーペンを入れています。
ブラシとクリーナーがついているペンで、使い勝手がとても良いです。
ペンホルダーには収まりませんが、クリップ付きなので、挟んでとめることが出来ます。
あわせて、センサーのゴミを取り除くクリーナも入れています。出先でクリーン具することは稀ですが、長期間であれば携帯しておいて損はないアイテムです。
バッテリー
小型かつ10,000mAhのバッテリーも収納しています。
移動中に必要なものをまとめました
これらの道具を収納したポーチはPeakDesignのテクポーチです。
お値段は高いのですが、使うと感じる製品の質感の高さは、やっぱりいいもの作ってることを感じることが可能です。
アクセサリーをInateckのポーチに収納
こちらのポーチには、主に充電器やケーブルなど宿で必要な機器類を入れています。
急速充電器+バッテリー
特筆すべきはPDでの充電が可能であるということです。
同じPD対応の製品かつ、PDに対応したケーブルで充電を行うと、20,000mAhのバッテリーを約3時間で充電が可能です。
バイクでの長期のツーリングの場合は短時間で充電できることがとても大切で、寝る前に充電が完了していれば、朝の出発もスムーズな他、たった1時間の充電でも1/3程度は充電できるので助かります。
多充電が可能な充電器
旅先でコンセントが限られている場合でも、これなら一つで4つの充電を可能にします。
収納サイズもコンパクトで、旅には必須のアイテムと言って過言ではないでしょう。
充電器
左からInsta、GoPro、SONYの充電を可能とする充電器を入れています。上の充電器と組み合わせて充電します。
ケーブル類
充電ケーブルは過不足なく充電できるように複数本入れています。
宿で必要なものをまとめました
これらの道具を収納したポーチはInateckのポーチです。
こちらはPeakDesignのものと同じ機能ですが、質感が違います。機能性としては必要十分なので、テクポーチが高いと感じる場合は、こちらがおすすめです。
以上カメラ機材の紹介でした。
アイデアが参考になれば幸いです!