バイク用グリップヒーターの取り付け工賃を比較!【2りんかん・ナップス・自分で】

「取り付け工賃はおおよそ 6千〜1.1万円 です」

グリップヒーターを取り付けてもらう場合は、おおよそこれぐらいの金額がかかります。この記事では取り付け工賃の比較から、自分で取り付ける際の費用や手順についても解説します。

グリップヒーターの取り付け工賃を比較

2りんかん・ナップスで比較

2りんかんやナップスで取り付けた場合の車種別の工賃を比較します。

グリップタイプ

種類2りんかん
ナップス
ネイキッド
アメリカン
7,260円(税込)6,600円(税込)〜
125cc
スクーター
9,240円(税込)
ビックスクーター
フルカウル
11,220円(税込)
2023.01時点

2りんかんの場合、巻きつけタイプは1,980円マイナス

グリップヒーターにはグリップ一体型・巻きつけ型の2種類があります。

お店によって取り付け工賃が異なります。また、一般的にカウルがついているバイクはカウルなどの取り外し工賃が必要になるため、作業料金が上がります。

持ち込みは費用が異なる

種類2りんかん
ナップス
ネイキッド
アメリカン
14,520円(税込)13,200円(税込)〜
125cc
スクーター
18,480円(税込)
ビックスクーター
フルカウル
22,440円(税込)
2023.01時点

2りんかんの場合、巻きつけタイプは1,980円マイナス

持ち込みの場合は費用が高くなっています。お店で購入して取り付ける方が安く、オススメです!

自分で取り付ける場合の費用を確認

グリップヒーターにより2種類の接続方法があります。

12V

5V

それぞれの特徴を簡単にまとめると下記の通りです。

一体型USB、巻きつけ
価格デイトナ
8,250円〜
デイトナ
6,820円〜
握り心地の良さ
保温力
取り付けやすさ
グリップヒーター比較

巻きつけ式グリップヒーターの場合

USB電源から給電する巻きつけ式グリップヒーターであれば自分で取り付けができるので、もっとも手軽に導入できると言えます。ただ、バイクにUSB電源ないよ!という場合には、USB電源をバイクにお店で取り付けてもらう方法も良いかと思います。

下記の記事では、自分でUSB電源を自分で取り付ける際の方法についても解説しています。

一体型グリップヒーターの場合

バッテリー電源に配線をつなげたり、グリップの交換が必要になります。自分で取り付ける場合の作業工賃は発生しませんが、工具がない場合は工具代がかかります。

電工ペンチ

配線の端子をかしめるのに使います。

費用:約1,300円


検電テスター

プラス(電源)、マイナス(アース)を探す為に使用します。

費用:約1,300円


以上の2つは特に基本の工具になります。また、プラス電源の配線から分岐させるための「Y型ギボシ分岐」と「ギボシ端子」も必要になります。

まとめ

品名金額
エーモン 電工ペンチ 全長約255mm約1,300円
エーモン デジタル検電テスター約1,300円
エーモン 電源分岐ハーネス(ギボシ端子タイプ) AV1.25sq 3個入約360円
エーモン(amon) ギボシ端子セット 10セット約330円
約3,290円

端子はネットで買うのがオススメです

一度購入した工具は今後も使えるので、初期投資として費用がかかります。ただし、次で説明する作業が難しそうなら、お店で取り付けてもらうのが一番良いです!

グリップヒーターをバイクに取り付ける工程を解説

ACC電源(アクセサリー電源)から電源を取り出し、グリップヒーターを付けるための方法を解説します。

この方法は一体型のグリップヒーターでの作業内容です

取り付けてみたいと検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

検電テスターでACC電源を探す

検電テスターはACC電源を探すために使用します。

ACC電源(アクセサリー電源)

キーをONにしたときに流れる電源のこと

ACC電源に接続すれば、バッテリー上がりの心配がありません

ただし、どのACC電源でも良いわけではありません。具体的には

  • 12V以上であること
  • ACC電源の接続アクセサリーが消費電力の大きな機器でない所がオススメ
  • 配線が太いこと

様々な視点から、その配線がふさわしいかを判断します。ブレーキの配線から分岐するとなると

  • フロントブレーキのACC電源はハンドル周りにあり、取り出ししやすい
  • 12V以上の配線である

以上から、取り出しに適した配線であることが分かります。

ブレーキのACC電源から取り出したら、必ず動作確認しましょう!

ホーンに接続されたACCに接続する場合は作業量が多いため、別記事で解説しています。

ACC電源を分割して、ギボシ端子をつける

ACC電源の配線が見つかれば、分割してギボシ端子をつけます

ショートを防ぐため、分割の作業時はバッテリーのマイナス端子を外しましょう!

ショートとは

バッテリーの+からーへ抵抗なく電流が流れること。配線が燃えたりする原因となる

分割した配線に分岐ハーネスをつけることで、プラス電源を取り出すことが可能です。接続する端子は水のかからないヘッドライトの中へ収納するなどの対策をしておきましょう!

車種別専用ハーネスで分岐

ワンタッチ取り付けで楽々!

専用の電源取り出しハーネスを使って、+とーの配線を取り出す方法です。これを使えば専用の工具を使わずとも電源の取り出しが可能です。

例えばハンターカブ の場合は下記の製品を使って、ヘッドライトから電源を取り出すことが出来ます。

製品はこちら!

エレクトロタップでも可

既設配線から電気をもらうことが可能

これはエレクトロタップを挟むだけで電気を分岐できる便利アイテムです。注意点としては、接触不良が起こりやすい場合があります

エレクトロタップの注意点

接触不良が起きた際に、原因の特定が難しくなります。

自分で取り付けたものとはいえ、まさかここ!?というパターンも多いです。確実な分岐を行うには、ギボシで分岐がオススメです。

グリップをハンドルに取り付けて、アースをとる

グリップヒーターをハンドルに取り付けます。

グリップ内側の図

左側のグリップは既存のグリップを切るなりして交換すれば良いのですが、右側はスリーブについているグリップを外して交換します。

スリーブには滑り止めのための突起があるため、取り付けはリブを削る必要があります。

スリーブの径が太い場合は、グリップヒーターに合わせて削る必要があります。

配線について

マイナス配線をフレームのどこかに取り付けます

ボディーアースできる場所の確認

これはボディー全体がマイナスのため、フレームを介してバッテリーのマイナスへ電気が流れる仕組みを利用します。

塗料によりアースが取れない、もしくは電圧が下がる場合があります

最後にハンドルをフルに動かして、配線が引っ張られないか確認しましょう!


より詳しい作業工程については下記で解説しています。

自分で作業する際の注意点

正しく電気を取れない場合がある

作業工程の中でお伝えしたACC電源12V以上の話ですが、ACC電源の中には3V程度しかない配線もあります(車種により違いあり!)

この配線につなげてしまうと、グリップヒーターが動かない可能性があります。その点からも、検電テスターで12V以上あることは確認する必要があります。

ショートの危険性は出火におよび

ショートは本当に危険です。最悪の場合は配線が燃え、バイクが燃えてしまう危険性が0ではないことを常に理解しておく必要があります。特に配線をカットする工程がショートの可能性があります。

作業に不安がある方はお店で取り付けを依頼するか、配線カットが不要な巻きつけ式グリップヒーターを取り付けるのが良いと私は思います!


以上が取り付け工賃の解説および、自分で作業した場合の費用と工程についての解説でした。グリップヒーターのラインアップが知りたい!という方に下記の記事が参考になります。

この記事がUSB電源の取り付けの参考になれば幸いです!

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