ネイキッドやアドベンチャー、色々あるけど細かい分類を実例で比較したい!こんな要望に応えるべく実例を踏まえて比較できるように記事を作成しました。
この記事では時代の変化に伴い消えつつあるデザインから消滅したスタイル、そして今後増えていくであろうデザインを予想しながら色々な車種を集めて紹介します。
目次
バイクのタイプ別デザイン比較!【国内バイク編】
国内4メーカーであるホンダ・ヤマハ・カワサキ・スズキのラインナップの中から、カテゴリーに分類した際の代表車種をピックアップします。
この記事では性能云々より、デザインに注目してバイクを分類し紹介します。分類する上で筆者の判断によるものなので、正しい分類でない場合がありますがご了承ください。
ネイキッド
1,284 cc
1,401 cc(生産終了)
1,250 cc(生産終了)
1,164 cc(生産終了)
外観の特徴
- 丸目、四角のヘッドライト
- ロングテール
- エンジンの外装デザインも車体の顔
シンプルかつディティールの詰まったデザインになっており、とくにエンジンの意匠性が高く、存在感が強くてカッコいいです。
基本形であるネイキッドから様々なスタイルが派生し、今後王道のデザインは時代とともに終了する
エンジン性能が進化し、冷却機能を持ったフィンが不要になるなどして、よりコストを抑えられるシンプルな造形が可能になった分、デザインも大きく変わりました。
それに伴いベースであるネイキッドデザインを元に様々な派生モデル、もしくは今後のネイキッドデザインが登場しています。
一言でネイキッドと言っても
- ストリートファイター
- ネオクラシック
- スポーツ
- クラシック
に派生していると言えます。また、これらは姿勢はネイキッドのポジションなので、操作性に違いはあまりない点にも注目です。それぞれのカテゴリーでモデルを見てみましょう!
ストリートファイター
998cc
997 cc
1,043 cc
948 cc
外観の特徴
- 鋭いエッジが効いたデザイン
- ショートテール
鋭いエッジが効いたフロント廻りのデザインが特徴なストリートファイター系のデザインは造形から速さを感じられるものとなっています。
ショートテールのデザインが特徴で、コンパクトかつ力強いデザインになっています。
ストリートファイターという言葉は今後使われないかもしれませんが、今後もこうした造形のバイクは増えていくと思われます
ネオスタイル
998 cc
648 cc
688 cc
998 cc
外観の特徴
- クラシックスタイルにエッジの効いたシェイプやディテールを加えたデザイン
- ショートテール
ストリートファイターに比べて、クラシックな雰囲気を感じつつも、ネイキッドにはない鋭いシェイプや塗装や仕上げなどのディテールを加えた近年のネイキッドデザインです。
ネオスタイルはネイキッドに変わるスタンダードデザインになっていくと思われます
スポーツ
948 cc
645 cc
998 cc
外観の特徴
- スポーティーさを感じるデザイン
ストリートファイターやネオクラシックほどの特徴はないものの、以前のネイキッドスタイルに比べればよりスポーティーさを感じられるデザインです。
排気量の違いによる差別化として、600cc前後の排気量のバイクに多くみられるデザインになり、さらに排気量の大きいトップモデルはより鋭いシェイプのストリートファイターやネオスタイルへと進化するなどして差別化されていくかと思います
クラシック
1,140 cc(ファイナルモデル)
249 cc(生産終了)
399 cc(生産終了)
773 cc
外観の特徴
- 時代に左右されない普遍的デザイン
- シートが水平に近い
- スポークホイール
クラシックは時代に左右されず、昔のバイクの造形のまま現在に残るデザインです。ただ古いだけでなく、各部品のディテールを上げるなどして古さを感じにくいデザインになっています。
近年の環境規制に伴い販売終了となるモデルが多いのですが、再び中型を筆頭にクラシックな雰囲気のバイクが人気を呼んでいます。
クラシックの顔としてい存在したモデルが次々と生産終了になり、今後縮小していくと思われるカテゴリー
以上ネイキッドの派生モデルの紹介でした。一言でネイキッドと言っても細かなデザインの違いがあり、また好みも別れるところではありますが、選択肢が増えて選ぶのが楽しいカテゴリーですね!
スーパースポーツ(SS)
999 cc
999 cc
997 cc
998 cc
外観の特徴
- フルカウルデザイン
- 前傾ポジション
フルカウルはレースで勝つためのデザインであり、同時に見た印象から速さを感じるマシンとして人気のあるデザインです。特にリッタースポーツとして1,000ccのバイクが人気です。
アドベンチャー
オフロード
1,082 cc
688 cc
外観の特徴
- 前輪が大きく、車格も大きい
- ハンドル位置&シート高も高い
アドベンチャーに属するオフロードは、前輪が物を乗り越えやすいようにホイールの径が大きく、オフロードとしての不整地走破性を重視しつつ、最新の電子制御によるコントローラビリティーを高めたバイクです。
デザインはオフロードバイクのスタイルでありながら、大きい車格による存在感があり所有欲上がるデザインです。
ロードスポーツ
781 cc
1,036 cc
845 cc
1,043 cc
外観の特徴
- 前後輪は17インチが多く、車格が大きいためホイールが小さく見える
- ハンドル位置は高いがシート高はオフロードより低い
ロードスポーツはホイール径17インチでバイクのコントローラビリティーを高めつつ、電子制御やポジションがネイキッドに比べより楽な姿勢で走行できるバイクです。(一部モデルは前輪が大きくなっています)
デザインはオフロードバイクというよりはオンロードで映えるデザインになっています。
スクーター
745 cc
149 cc
外観の特徴
- エッジの効いたデザイン
- スクータータイプのアドベンチャー
近年人気が高まりつつあるのがHONDA|ADVシリーズによるアドベンチャーなデザイン要素を取り入れたスクーターです。
スクーターの選択肢が増えたばかりでなく、クラッチレスや車体構造によるバイクの扱いやすさによりスクーターの魅力を感じる人も増えたモデルです。
デザインを見ているとキャンプに行きたくなりますね!ちなみに、維持費については下記で徹底解説しています。
ツアラー
781 cc
998 cc
1,297 cc
1,043 cc
外観の特徴
- スーパースポーツに比べ、ハンドル位置が高い
- タンデムシートもしっかりしている
アドベンチャーと違うのは、ツアラーがフルカウルのデザインでスポーティーな印象を感じさせる点です。スーパースポーツと比べるとハンドル位置が高く、長距離において楽なバイクです。
メガツアラー
1,339 cc
1,441 cc(生産終了)
外観の特徴
- フロントホイールを覆い隠そうとしているような空気抵抗を考えたデザイン
ツアラーの中でもメガツアラーと呼ばれたカテゴリーで、より速くをコンセプトに作られた造形が特徴のバイクで、シングルシートにするカスタムが主流でした。
メガスポーツとして残るは隼のみとなりましたが、その隼も2021年にモデルチェンジし、乗りやすさも追求したスポーツツアラーとして生まれ変わりました。
今後メガツアラーの言葉を聞く機会はなくなるでしょう。
アメリカン・クルーザー
1,082 cc
1,833 cc
941 cc
649 cc
外観の特徴
- ハンドル位置が高く、着座位置が低いデザイン
クルーザータイプは今まで紹介したバイクとは異なる顔を持つバイクです。乗りやすく重心が低く安定しているので、これから初めてバイクに乗る人でも乗りやすい形状です。
ストリート
223 cc(生産終了)
249 cc(生産終了)
223 cc(生産終了)
249 cc(生産終了)
外観の特徴
- ハンドル位置が高い
- 前輪が大きい
- ロードタイヤ
- オフロードに比べシート高が低い
ネイキッドとオフロードを足して2で割ったようなスタイルのバイクですが、扱いやすいバイクの一つで中古車でも人気があります。
全て生産終了となっていますが、今はスクランブラーとして、ストリートの後継を担っているように感じます。
オフロード
249 cc(生産終了)
232 cc
249 cc
外観の特徴
- 前輪が大きく、車格も大きい
- ハンドル位置&シート高も高い
アドベンチャーで紹介したオフロードバイクの排気量が小さいものです。車重が軽いので、不整地での扱いやすさが特徴です。
長年オフロードの顔として存在していたセローが生産終了になり、今後軽量なオフロードカテゴリーは縮小してくと思われます。
ただ、軽量で扱いやすいことの特性を生かして、125ccクラスではまだまだ現役でラインナップされています。残念ながら国内メーカーには公道走行可能なモデルはありませんが、海外メーカーであれば選択肢が広がります。
スクーター・小径車
スクーター
249 cc
156 cc
外観の特徴
- スクーターといえばこのデザイン
- 鋭いシェイブなデザインが増えた
以前人気を博したビッグスクーターは消えつつ、より扱いやすい125ccクラスのスクーターの勢力が拡大しました。
鋭いエッジが際立つデザインが増え、カッコよくなりました。
小径車
123 cc
123 cc
外観の特徴
- ホイールがとにかく小さい
- 車格も小柄
125ccクラスで人気なのが、グロムやモンキーなどの小径車です。燃費も良く車体も小柄なので軽量で扱いやすく、気軽に乗れるのが良いです。
小柄な車体を生かした趣味性あふれるデザインが可愛らしいですね!
カブ
123 cc
123 cc
カブは昔からありますが、時代とともにオフロードテイストのカブから、アーバンモビリティーのカブまで、いろいろな派生デザインモデルが再登場しています。
他の125ccは下記で一挙紹介しています。いろんなラインナップがあるので、見ていて楽しいカテゴリーです。
バイクを選ぶ基準
バイクの車種は色々あることがわかったので、自分に合ったバイク選びのポイントも合わせて紹介します!
外観でバイクを選ぶ
所有感が満たされる
良い被写体になる
いたズラが気になる
人気車種は盗難に注意
個人的に思うことは、やっぱり自分が一番気に入ったデザインのバイクを買うに越したことはないと思います。所有感がありますし、洗車も捗ります。コンビニでコーヒー飲みながら眺めてるだけでも嬉しいもんです。笑
乗車姿勢で選ぶ
アドベンチャー
ツアラー
スーパースポーツ
ネイキッド
サーキットに行きたいのか、長距離を走りたいのかで求められるフォームは異なります。上半身が起きていれば、多少お腹が出ていても苦しさがないですし、スポーツタイプのバイクは長距離が辛い分、早く走るために必要なポジション出しがしやすいです。
排熱
大型バイクになるほど排熱の問題は大きくなり、夏に向かって暑すぎて乗るのが嫌になったりする場合があります。
エンジンのレイアウトによりこの問題は大きく異なり、BMWのRシリーズは水平対向で、夏場でも暑さをあまり感じないメリットがあったります。
一方のスーパースポーツはカウルで熱がこもりやすく、排熱が熱い車種も多いです。
取り回しで選ぶ
軽量であるに越したことはないと思います。重たいバイクは出し入れ・移動でかなり気を使いますし、万が一倒してしまった際、起こすのも一苦労です。
ただ車体の重心によって取り回しのしやすさは異なり、クルーザータイプはベッタリつくので楽ですし、BMWなどのバイクも重心が低く、カタログスペックからは想像できない軽さはあります。
足つき
足つきが悪いと、停車時に足が着かずに転けてしまったり、停止時の不安定感が増してしまうため、無理にシート高が高いバイクに乗るのはおすすめしません。
欲しいバイクがシート高が高い場合は、シートのアンコ抜きなり、ローダウン仕様があるかなど、足つきを改善する方法がないか確認してみましょう。
エンジンのパルス感・排気音
よりバイクが好きになると、エンジンのパルス感・排気音は重要です。
エンジンにより、音の違いは明確に差があります。私はVツインの2気筒の重低音が効いたドコドコ感が好きですが、並列4気筒のシルキーなエンジン音が好きな人もいます。
この辺りもバイクを楽しむ上でとても大切なポイントだと感じています。
色々な車種に乗ってみると楽しい!
初めてのバイクだと購入したバイクに乗るのが一番楽しいです。
その上で、扱いに多少の自信が出てきたら他のバイクにも目を向けてみて、一番良いのは試乗したりすると新しい発見があり、よりバイクが楽しく感じます。
ぜひ皆様もお気に入りのバイクが見つかると良いですね!
最後までご覧いただきありがとうございます!
この記事がバイク選びの参考になれば幸いです!