【125cc】バイク免許のまとめ!教習内容や制度、費用まで徹底解説

「125ccの免許をとりたいけど、教習内容や制度が気になる」

「125ccに関わらず免許の制度について理解しておきたい」

今注目の125ccは乗れるバイクのラインナップが増え、初めてバイクに乗る人にも手軽に扱えます。中でもAT限定と呼ばれる小型限定普通二輪免許は最短2日で取得できることもあり、敷居の低い免許です。

この記事では125ccの免許について解説するとともに、維持に関する情報なども合わせてご紹介します。

小型限定普通二輪免許(125cc)の取得方法

免許には2通りの取得方法があります。

  • 教習所を利用する
  • 運転免許試験場でのダイレクト受験

それぞれ詳しく確認しましょう。

教習所を利用する

教習所で卒業検定まで行う方法です

技能試験は、交通法規に沿った走行が必要ですが、試験場内は普段走ってる道路とは走り方が多少異なるため、各教習所に沿った走り方が求められます

教習所に通って取得する場合、技能試験の内容に沿って練習や試験の実施が行われるため、免許の取得がしやすくなっています

教習所を利用してバイクの免許を取得する際の流れは下記の通りです。

適性検査・視力検査

視力検査では両眼0.7以上かつ片眼ずつで0.3以上(眼鏡、コンタクト使用可)

技能教習・学科教習

自動車免許保持者は1限のみ学科教習があります

※原付の免許は実技教習がありません。

卒業検定

教習所で行われます。

学科試験

95問中、90%以上正解で合格です。

自動車免許保持者は免除

免許交付

免許センターで更新します。

技能試験の概要

二輪の技能試験は、自動車免許試験とは異なり下記の項目が実施されます。

免許コースの主な検査概要
 
坂道発進

勾配率約10%の上り坂の途中に設けられた停止線で一時停止し、後退することなく発進する課題

 
スラローム

4.5m間隔に置かれた5本のパイロンの間を、縫うように連続して走行する課題

大型自動二輪:7秒以内

普通自動二輪:8秒以内

小型限定普通二輪免許はありません

 
一本橋

幅30cm長さ15mの細い板の上をバランス良くゆっくり走行する課題

大型自動二輪:10秒以上

普通自動二輪:7秒以上

小型限定普通二輪:5秒以上

 
波状路

9本の突起が不等間隔に設けられた長さ9.5mの路面を、低速で通過する課題

大型二輪免許のみ

 
急制動

時速40km以上で走行し、短距離で停止する課題

小型限定普通二輪においては時速30km以上

MEMO

実際のコースについては試験場により異なります

二輪という不安定な乗り物だからこそ、バランスや扱いについて試験があります。

試験項目の概要

教習所で免許を取得する際は、所有している免許やMTかATかで学科や実技の時限数に違いがあります。

取得しようとする
免許
所有免許学科時限数技能時限数
小型限定普通二輪普通自動車免許
あり
1限10限
小型限定普通二輪普通自動車免許
なし
26限12限
AT小型限定普通二輪普通自動車免許
あり
1限8限
AT小型限定普通二輪普通自動車免許
なし
26限9限

普通自動車免許を持っている場合は学科が免除されるので、免許を取得しやすいですね!

免許には「AT限定なし」「AT限定」の2種類がある

免許には、手動でギアチェンジを行うMT(AT限定なし)と自動で変速するATの2種類があります。スクーターなどのアクセルを捻るだけで進むバイクはAT車です。

運転免許試験場での一発試験

運転免許試験場で試験を行い免許を取得する方法です

際の流れは下記の通りです。

適性検査・視力検査
学科試験(自動車免許保持者は免除)
技能試験
取得時講習・応急処置講習
免許交付
MEMO

一発試験で免許を取得するのは難しく、決められた手順をミスなく行う正確性が求められる試験となります。

一発試験は事前のリサーチなしでの合格は困難

一発試験では試験所のコースを事前に把握し、ミスなく走行することが求められます。事前の研究無くストレートに合格することは極めて難しいとされています。


以上免許の取得方法の解説でした!小型限定普通二輪免許の場合は

取得免許学科時限数技能時限数
小型限定普通二輪1限10限

で取得できます。

免許の取得費用・教習所の選び方の解説

教習所の料金には地域差あり

自動二輪の免許は通う教習所により料金が異なります。地域差で金額は数万円違います。

ちなみに、私は大阪で大型二輪免許を取得しましたが、中でもオススメなのはネヤガワドライビングスクールです。ポイントは下記の通りです。

  • 技能教習の延長が規定時限数の倍まで追加料金不要
  • 卒業後にレンタル819での無料レンタルチケットが貰える(平日限定
  • 修了検定において、再受験料は不要

キャンペーンで料金が安い時期もあり、私は54,000円でした。他にも同じように安い教習所はありますので、一つの基準として参考にしてみてください。

ちなみに、私が以前住んでいた仙台で申し込むとなると10万円以上はかかる地域もあります。2輪の申し込みが多い地域は費用が安い環境にあると言えます

埼玉県の教習所料金比較

今、私の嫁さんが小型限定普通二輪を取得するために教習所に通っています。その際に金額の安い教習所をまとめました

教習所近辺にお住いの方は参考にしてください!より詳しい免許費用については下記で解説しています。

バイク購入と同時取得がベスト

免許と同時にバイクの購入を検討している方は、バイク販売店の免許取得応援キャンペーンを活用しましょう!

お店にもよりますが、最大5,000〜20,000円のキャッシュバックを受けることが可能で、125ccも対象です。しかし125ccは対象外の販売店もあるので注意が必要です。

教習所の費用が安くなる訳ではありませんが、免許費用と合わせた時にトータルで割引を受けられる制度です。期間限定のキャンペーンの場合もあるので、車両購入前 or 免許取得前に要チェックとなっています!

自動車免許と同時取得でも安くなる

バイク取得を考えている学生の方は自動車免許との同時取得がオススメです。

社会人になると、教習所に通う時間があまりありません。。

合宿だと費用も抑えて取得ができるので、費用だけでも確認してみてください。

教習所の選び方の解説

教習所で取得する場合、小型限定二輪免許を取得する際には下記の項目を確認しておきましょう。

教習所選びのポイント

≫ 小型二輪免許が取得可能か(ない教習所もある

≫ AT限定の場合、最短2日で取得できるとは限らない

≫ 通学の際はスクールバスを確認

≫ 【コロナ対策】貸し出しが中止の場合もある

今は特に125ccにおいて教習所のキャパを超えて申し込みが殺到しているため、入所してもすぐに教習が始まらないこともあります。場所によっては新規の申し込みを停止している場所もあり注意が必要です。

免許の取得を考えている方は、一度家の近くの教習所の公式HPを確認してください。より詳しい解説は

で解説しています。

教習に必要な道具の解説

教習で必要な道具は下記の通りです。

必要な道具!

長袖・長ズボン(手首・足首が隠れるもの)

ヘルメット(フルフェイス or ジェット)

グローブ(バイク用グローブ or 革手袋)

ブーツ(かかと付きのくるぶしが隠れるもの)

教習所によって貸し出しのあるアイテムとそうでないアイテムがあり、通う教習所の入校案内の際にアイテムを確認しておく必要があります。

また教習で使うことが可能な仕様について、ヘルメットやグローブ、そしてブーツについては細かな指定があり、なんでも使うことが出来る訳ではありません!より詳しい解説は

で解説しています。

125ccの免許について【比較】

取得方法と費用に確認したところで、改めてバイクの免許についての基礎知識を確認しましょう!

免許の種類は4種類

二輪の免許には、4種類の免許があります。125ccは小型免許に分類されます。

排気量高速道路法定速度取得可能年齢備考
原付免許50cc 未満不可どこでも
30 km / h
16歳以上自動車免許に付帯
小型限定
普通二輪免許
50cc 超〜125cc 未満不可道路の制限速度に
準ずる
16歳以上AT二輪免許あり
普通二輪免許125cc 超〜400cc 以下道路の制限速度に
準ずる
16歳以上AT二輪免許あり
大型二輪免許400cc 超道路の制限速度に
準ずる
18歳以上AT二輪免許あり

それぞれ免許により乗れる種類が異なります。ちなみに、大型二輪免許があれば、乗れるバイクに制限はありません。

MEMO

AT限定の小型免許取得後、購入しようとしたHONDAのモンキー125がMTのみなので、限定解除した知人がいます。笑

限定解除とはATからMTへ変更すること

AT限定からMT車を運転できるように制限を解除することを指します。

時限数
AT小型限定普通二輪免許 → 小型限定普通二輪免許4時限

この他にも様々な限定解除はあります。例えば人気の

HONDA|ハンターカブ

などはAT限定でも乗れるので問題ありませんが、グロムやモンキーなどの別の125ccに乗るときに、改めて限定解除をする方法となります!

小型免許の教習時間

AT小型限定普通二輪免許
  • 技能教習8時間+学科教習1時間(自動車免許あり
  • 最短2日で取得可
小型限定普通二輪免許(MT)
  • 技能教習10時間+学科教習1時間(自動車免許あり
  • 最短教習時間技能13時間+学科1時間(自動車免許あり
  • 5万〜12万
  • 最短教習時間:12時間(普通二輪免許あり
  • 5万〜12万
  • 最短1日〜
  • 6,100円+別途取得時講習受講料(大自二16,650円、普自二16,200円)

小型二輪は取得時間が短いのが魅力ですね!

制度・税金・任意保険の解説

バイクについては排気量50cc以下を原付51~125cc以下を原付二種に分けることが出来ます。法定速度も原付は30km/hに対し、原付二種は各道路の法定速度に合わせた走行が可能です。

125ccのメリットについては下記の通りです。

原付(50cc)原付二種(51〜125cc)
法定速度30km/h道路の法定速度
最高 60km/h
二段階右折あり
※二段階右折を求められる場所のみ
なし
2人乗り不可車両によりOK
※定員が1人のバイクは不可
自動車専用道路走行不可走行不可

原付は制限が多く、道路状況を確認しながら走る必要があります。これらの違反をすると、下記の点数が引かれます。

違反点数反則金
速度超過
15km/h 未満
16,000円
15km/h 以上〜20km/h 未満17,000円
20km/h 以上〜25km/h 未満210,000円
25km/h 以上〜30km/h 未満312,000円
二段階右折の違反(原付のみ)1点3,000円

これらの違反点数・反則金は原付二種でも同様です。

税金について

50cc 以上〜90cc 未満90cc 以上〜125cc 未満126cc 以上〜250cc 未満
軽自動車税2,000円2,400円3,600円
重量税新車購入時のみ4,900円
自賠責保険13,980円(60ヶ月)13,980円(60ヶ月)16,220円(60ヶ月)
1年あたり
(重量税抜き)
4,796円5,196円6,844円
2021,08時点

税金は50ccも125ccも1年間で見ると400円の差となります。維持費に関しては、大型までの比較をまとめた下記記事が参考になります。

任意保険について

保険はファミリーバイク特約に加入することが可能です。

ファミリーバイク特約とは

自動車保険に付帯できる特約です。125cc以下のバイクに対し、補償を受けることができます。

自賠責保険では保証できない範囲の賠償を賄う保険です。万が一の備えに対し、加入は必須と言えます。保険料はおおよそ毎年1万円〜2万円の範囲内ですが、保険会社により金額は異なります。

ファミリーバイクはここがお得!
  • 保険料は毎年一定!
  • 複数台あっても、保険料は1台分
  • 保険を請求しても保険料の変動はない

車を所有してると、とっってもお得な保険なんですよ!金額については車に加入している保険会社により異なります。

保険については、ファミリーバイク特約の他、任意保険に加入する方法もあります。どちらがお得なの?については下記でより詳しく解説しています!

種類や車種の解説

ナンバーの色:ピンクナンバー

125ccはピンクナンバー

125ccのナンバーはピンクです。そのほかに、50cc 未満は白50cc 以上〜90cc 未満は黄色となっています。

125ccは標識が特徴(なくても違反ではない)

白線の三角形が特徴!

国土交通省の取り決めにより、50cc 以上〜125cc 未満のバイクには後方に標識が貼られていますが、表示がなくても違反ではありません。

125ccの豊富なラインナップ

下記では125ccのラインナップについて、新車で買えるバイクをピックアップしましたので、「今バイク探してるんだよね!」な方にピッタリな記事です。


以上、125ccのバイク免許の制度や費用についての解説でした!

最後までご覧いただきありがとうございます。

この記事が免許取得の参考になれば幸いです!

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