バイクは煽られる!ドラレコの必要性は証拠を記録できる為にあり

昨今あおり運転が問題になるなど、映像で記録することの重要性が高まってきました。今やドライブレコーダーの必要性は説明不要とも言えるでしょう。振り返ると、あおり運転に関してはこのあたりが記憶に新しいはずです。

こうした事件があるからこそ、映像で残しておかなければならない世の中です。この記事では煽り運転の原因と対策について事例私なりの見解を解説したいと思います。

バイクは煽られる!原因について

前方の抜けが良いから、抜かされてしまうケース

Macrovector – jp.freepik.com

バイクは車体が小さい分、車から見るとバイクの先の視界に目線が行きがちです。その際に運転手によっては車間が空きすぎていると考えるドライバーもいます。

決してバイクが交通マナーを守っていない訳ではないのですが、時には左に寄りすぎず、適切な車間を保ちながら車の流れに乗ることも必要なことです。

車の運転手に煽りをしている罪悪感はないケース

マナーは日頃の運転の意識で変わります

残念あがら、煽りを常習的に行っている運転手は徹底的にマナーが悪いです。煽りを行うドライバーはそのことが悪とは一切感じていません。むしろ遅く走っているお前が悪いと私は言われたことがあります。あまりにも理不尽だなと思います。笑

法定速度で走っていても、法定速度を超えて走っている人はかなり多く、すぐに後ろに車の列が続くシーンは多いです。そうした交通状況もまた、習慣として煽り運転のきっかけになっているのは良くない状況です。

適切な車間距離を保つ意識が大切!!ほんと!

バイクが煽りのきっかけを作っているケース

あおり運転は何の原因もなく発生することは稀です。もし本当に原因がないのだとしたら、あおり運転者は何か別の世界が見えている人です。しかし、この場合は避けようにも避けられないのが現状です。

煽り運転は原因となる行為が発生しているからこそ発生するものだと言えます。

あおり運転が発生してしまう原因
  • 進路を譲らない、急な原則などによる進行妨害
  • クラクションや無理な追い抜きをするなどの車の運転手の気に触る行為
  • すり抜けで車列の前に出たり、車間が詰まりすぎているなどのバイク側の行為

こうしたキッカケがあおり運転につながると言えます。特にバイクはそのキッカケを作っていることが非常に多い様に私は見てとれます。きっとドライブレコーダーを検討している人は、そのような運転をすることはないのでしょうが、煽られたから映像で反撃だ!となっても、キッカケが自分自身にあるなんてこともあるのではないかと思います。

実例から学ぶ

この動画では、どちらの運転も違反を犯しています。しかし、キッカケを作ったのは間違いなくバイクです。

映像として残している映像が、自分自身のマナーの悪さを露呈することになることを忘れてはいけません。

この動画は、危険運転となる証拠を記録したものとなっています。前後のドライブレコーダーは映像で記録ができるので、その時どのような危険運転が行われていたのかを確認することができます

MEMO
この動画では事件が起こる前の映像が少ないため、キッカケとなる行為が本当にないのかを確認することはできません

煽り運転に遭遇した時の対処法

先行させる

バイクは道を譲りやすいので、端に寄りましょう

煽られたら、反撃せずにさっと譲ります。これが一番です。ここで、ブロックしたり、急ブレーキしたりすると、煽りの原因はバイクにあることに戻ってしまいます。

悪質な場合は録画映像を警察に提出

ドライブレコーダーの本領発揮です

ドライブレコーダーを積載している場合においては、映像を警察に提出することが可能です。本当に悪質な場合は物的証拠として、事件が発展した際に有効です。

以前警察に直接確認したことがあります

煽り運転にとってのドライブレコーダーの重要性

煽り運転は違反になる

2020年6月30日よりあおり運転に関して、道路交通法が改定されました。あおり運転の対象となる行為は下記の10通りです。

引用:警察庁Webサイト
1
通行区分違反

逆走、違法な路側帯・歩道通行

2
急ブレーキ禁止違反

不要な急ブレーキをかける

3
車間距離不保持

車間距離を極端に詰める行為

4
進路変更禁止違反

前方での進路変更による妨害

5
追越しの方法違反

左側追越し、安全義務違反

6
減光等義務違反

過度のハイビームや執拗なパッシングなど

7
警音器使用制限違反

執拗にクラクションを鳴らす行為など

8
安全運転義務違反

幅寄せや蛇行運転

9
最低速度違反

高速道路での低速走行

10
高速自動車国道等駐停車違反

高速道路での駐停車

あおり運転をした場合
(交通の危険のおそれ)
  • 3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
  • 違反点数25点 免許取消し(欠格期間2年)※前歴や累積点数がある場合には最大5年
あおり運転のせいで危険が生じた場合
(著しい交通の危険)
  • 5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
  • 違反点数35点 免許取消し(欠格期間3年)※前歴や累積点数がある場合には最大10年

このようにあおり運転は大変重たい罪となります。あおり運転が原因による死亡事故も多いために、当然である罪と言えるでしょう。

ドライブレコーダーによる検挙について

例えば岡山県警ではドライブレコーダーによる映像の通報サイトを開設しています。こちらに寄せられた動画から実際に検挙に至る事案もあり、映像としての効力はあることがわかります。 

引用:岡山県警察

今後もこうした対応をする公的機関が増えて、あおり運転に対しての正しい対応ができるフォームが増えて欲しいですね。まずはお住いの地域の警察署のHPに記載があるか確認しておきましょう。

あおり運転に対して正しい行動で対応する

あおり運転に関してはドライブレコーダーは記録をする重要な役割を持つことが分かります。一方で、あおり運転をされるキッカケをつくる行為もまた記録されることも容易に想像できます。

\ あおり運転に対しての正しい対応 /
  • 譲る気持ちを忘れずに(自己勝手に行動しない
  • 反撃はしない(映像で記録して、警察に提出)
  • マナーを守る

ごくごく当たり前のことですが、車やバイクを運転するということは、当たり前のことができなくなる恐れがある乗り物であることを理解する必要があります。

何事も譲り合いの気持ちを忘れずに、ですね

煽りに対してドラレコにあると良いスペックについて

次にドライブレコーダーの重要性として、鮮明に記録することが求められます。記録の性能としてふさわしいスペックについて解説します。

高画質であること

ここが便利!

証拠映像として残すには、ナンバーが読みとれ、ドライバーも映せると尚よし!

高画質である必要は、ナンバーを鮮明に映したり、遠くにあるものも鮮明に見えるなどのメリットがあります。

また、夜間撮影の際に入りやすいノイズに対して、どれだけクリアに撮影できるかは重要です。また、トンネルの出入り口は明暗差が激しく、白飛びしてしまいがちです。明暗差を補正する機能があれば、できる限り鮮明に録画可能です。

LED信号に対応している

LEDの信号は一秒間の間に人間が感知することができない速度で点滅を繰り返しています。また、その点滅数は東日本と西日本で異なっています

録画する動画も同様に一秒間に何枚もの写真を撮影しています。信号機の消えているタイミングとドライブレコーダーの撮影が同調すると、信号機の色が映らない状態になって、映像記録としては良くありません

録りたいときにすぐに記録可能

ここが便利!

煽られている瞬間を任意で録画し、上書きされないファイルで保存できる!

アクションカムで動画を撮影すればわかるのですが、欲しい映像を探し出すって結構大変な作業なんですよね。あれ、どこやったかな?ってなります。

製品によってはハンドルの手元にあるボタンで任意録画ができる製品もあります。この仕様であれば、あおり運転の瞬間を記録したり、突然起こる事故に対しての記録が可能です。録画した映像は別フォルダに保存されるので、抜き出しも簡単です。

対応製品

ミツバ EDR シリーズ

デイトナ Mio シリーズ

キジマ 1080J

…等々、基本どのメーカーでも手動録画に対応しています

衝撃を感知して録画する『衝撃録画』に対応している

例えば追突された際に、手元のスイッチを押して手動録画することはほぼ不可能です。そこで必要な機能が衝撃感知録画です。

スイッチを押すことなく衝撃を感知すると、その前後の映像を自動録画してくれます。録画された映像は上書きされない消えない録画データとして保存できるので、消えてしまう心配はありません。


煽り運転には、証拠として鮮明に映像を記録することが重要です。下記の記事でも紹介していますが、スペックだけでは録画できる映像の解像度はわかりませんが、少なくとも私が使っているミツバのドラレコは鮮明に録画できるし信頼できるものです。(お値段は高いのですが、、

下記では各メーカーのドラレコを比較していますので、よければ併せてご覧ください。

ドライブレコーダーをつけたいとお考えの方へ

取り付け可能なバイクとは

ステーを使えば、どのバイクにも取り付け可能です

ドライブレコーダーは基本的にどのバイクにも取り付けが可能です。ただし、ドライブレコーダーは12V車専用のものが多いので、電圧の低い昔のバイクに取り付ける場合は注意が必要です。

取り付けの費用(バイク屋で取り付け

取り付けは全国のバイク屋で取り付けが可能です。または、ディーラーに車検で預ける際に取り付けてもらう方法も良いかと思います。

全国にある2りんかんで取り付けた場合の工賃を見てみましょう。

サービス工賃
(お店で購入)
基準工賃
(持ち込み)
ドライブレコーダー取付
(ネイキッド)
12,100円 [税込] ~24,200円 [税込] ~
ドライブレコーダー取付
(アメリカン・オフロード)
14,850円 [税込] ~29,700円 [税込] ~
ドライブレコーダー取付
(カウル付・スクーター)
17,600円 [税込] ~35,200円 [税込] ~
2022.03 時点

バイクの種類により作業時間が異なるので、取り付け工賃も変わってきます。2りんかんの場合はサービス工賃が安いので、お店でドライブレコーダーを買うとお得です。

それでも自分で取り付けてみたい!という時は下記でドライブレコーダーを取り付けるための手順と注意点について解説していますので併せてご覧ください。

事故に対してのドライブレコーダーの重要性

最後に事故に対してのドライブレコーダーの役割についても解説します。

実例から学ぶ

この動画ではドライブレコーダーの映像と交番がある交差点で事故が起こった例のため、過失割合が0:100となる例ですが、仮に映像がなく警察もいなければ、過失割合は自分がが10〜30になっていた可能性がある事故です。

よって映像記録で残すことは事故が起こった後に非常に重要な証拠となります。

二輪事故の種類

\ 二輪による事故の種類 /
  • 出会い頭による事故
  • 右直事故
  • 追い越しやすり抜けによる事故

主にバイクの事故はこの3つが原因となる事故になります。追い越しやすり抜けで事故したら、ドラレコが動かぬ証拠になるので、ぐれぐれも自分の首を絞めないような走り方をしましょう

映像が無い場合の過失割合について

ドライブレコーダーの記録映像は過失割合を決める証拠として保険会社に提出することが可能です。

事故が起こった際は、その種類(右直事故や出会い頭の衝突など)により過失割合がある程度決まります。しかし明らかな非がない場合は証拠映像を元に弁護士を通して、過失割合を変更する行動をとることが可能です。

保険会社の対応について

ドライブレコーダーをつけていたからといって保険料が安くなることは今のところありませんが、過失割合を決める上で、保険会社もドライブレコーダーの映像があれば提出を求める場合が多くなってきているようです

MEMO
ソニー損保では、オンラインで映像を送ることも可能な対応となっています

このように事故の際はドライブレコーダーの映像がとても有効に使えることがわかります。

バイクのドラレコ普及率は?

車へのドライブレコーダーの普及は高速道路でのあおり事件以降急速に広まりましたが、バイクへのドライブレコーダーの普及はどうでしょうか。

個人的な周りでの装備率は、今のところほぼ0といえます。重要性に対して、普及率は低いですが、装備したいと思う人は確実に増えていると感じます

画像引用:ナップス

ナップスでは2019年にアンケートを実施し、その中でドライブレコーダーの普及率について調査されています。その結果によると約3割に及ぶ普及率であることが分かります。

その上で、アンケートに答えるユーザー層はリテラシーが高い層と言えるので、実際の普及率は1割ぐらいじゃないかと予想します。

ドライブレコーダーが必要でない人

一方でドライブレコーダーが必要でない人がいるのも確かと考えます。

  • 常日頃から左をすり抜けている人
  • 制限速度を把握せずに走行している

この意識でバイクにのるのであれば、ドライブレコーダーは運転手の日頃のマナーの悪さを示す証拠のオンパレードになるでしょう。

実際に通報者についていたドラレコの映像記録により検挙対象が変わった事件も発生しています。


以上あおり運転の実例と対処法についての解説でした。くれぐれも逆上することなく、冷静に対応し撮影した映像を警察に提出するなどして対応しましょう!

そう、最後に個人的な体験談ですが、先日50ccで遠出をする機会がありました。制限速度はご存知の通り30km/hなので、抜かれることはあれど、煽られることは皆無でした。笑

法定速度で走るのが一番煽られる気がします。

最後までご覧いただきありがとうございました!

この記事がドラレコ 選びの参考になれば幸いです。

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