「忙しくてなかなかバイクに乗れないから、バッテリーが心配」
「バイクコンテナにバイクを保管してるけど、最近乗れてない」
バイクを良いコンディションで保管するには週に一回は乗ってあげるのが良いのですが、そうもなかなか行かない場合は今回ご紹介する方法でコンディション維持を行いましょう。
目次
バイクのバッテリーをメンテナンスする必要性
充電せずに、もしバッテリーが上がってしまうとどうなるのでしょうか。
バッテリーの劣化速度が早くなる
定期的なメンテナンスが必要
バッテリーの残量不足が続くとバッテリーの寿命が短くなります。これはバッテリーが持つ本来の性能までに復活しないことを指します。
一般的にはバッテリー上がりを起こしてもすぐに充電すればほぼ問題ないと言われています。
エンジンはかけられない
FI車は注意!
バッテリーの残量がなくなると、セルモーターを動かせなくなるので、セルスイッチでの始動は不可となります。セルスイッチを押すとキュルッと音が出ますが、この音がなくなるとバッテリー残量不足です。
BMWの水平対向は再始動が非常に困難
大排気量は注意!
BMWの水平対向は一度バッテリー上がりを出先で起こしてしまうと再始動が困難と聞いたことがあります。
1200ccの2気筒なので、片側で600cc近くは容積があることになります。これを押しがけしようとしても相当速度が出ていないと圧縮の力が足りずにうまく爆発しないそうです。
とくに大排気量のインジェクションで動くバイクはバッテリー上がりに注意しておきたいですね。
バッテリーの充電方法「BMWのバイク編」
私が乗っているBMW R1200GS LC 2015ではヘラーソケットが備わっています。
BMWで採用されているソケットで、日本で普及しているシガーソケットよりも小さいです
その為通常行うバッテリーにアクセスする為のカバーをはずし、バッテリーに充電用の端子を接続するといった手間が不要です。
へラーソケットからは専用の充電器が必要
bmwの充電に対応した充電器がこちらです。
この充電器は通常のワニ口での充電も可能です。
「DINケーブル SAE#9」はBMW用(ヘラーソケット)です。車種別に適したケーブルが必要となるので、ご注意ください。
bmw以外の運用方法として
バッテリーにワニ口を繋げることでも充電が可能です
バッテリーがサイドにあるバイクであれば、バッテリーにアクセスするための車体についているカバーなりを外しておきます。
バッテリーがサイドにあればアクセスは楽です
サイドカバーを外せばバッテリーにアクセスできるので、バッテリーを外して家で給電するのもひとつの方法です。バッテリーの取り外しが難しいバイクなどは、セットしたままの充電が便利です。
電源がない場所でも充電が可能!
バッテリーの充電についていろいろご紹介しましたが、乗れる時は乗ってあげた方がガソリンも循環するしで良いのですが、なかなか乗れない時ってあると思います。
冬に乗りたくても乗れないとき
忙しくて乗る時間がない
そんなときにバッテリーと組み合わせて充電するのが手間がなくてオススメです。
ポータブルバッテリーと組み合わせる
この充電器は100V電源を使う仕様なのでコンセントがあれば動くのですが、コンセントが無いときもあると思います。
マンション住まいのときやバイクコンテナに入れてるときは充電ができません。そうしたシーンでこの組み合わせは真価を発揮します。
ポータブルバッテリーボックスの魅力に迫る
今回購入したポータブルバッテリーはこちらです。
同ブランドの中でも比較的エントリーグレードです。より高性能なモデルは、今後これを使ってみて検討してみたいと思ったため、これを購入しました。
100Vの充電に対応している
バイクの給電に関しては100Vを必要(バッテリーがコンセントから給電するため)としますが、このバッテリーには100Vの給電が可能です。なんといっても容量が66000mAhあるのですから、バイクの充電もお手の物です。
出力240Whに対応
コンセントがある仕様(100V・200W)なので、充電器も問題なく使用することが可能です。
注意したいのは使う機器によって必要なw数は異なることです。ポータブル電気コンロなどは700wを必要とするモデルもあり、そうした消費の大きな電気製品を使うことはできません。
バッテリーの充電であれば問題なく動きます!
実際に使ってみる
私はバイクをコンテナで保管しているので、まずはこのバッテリーをコンテナに持って行くことから始めます。
持ち運びの際に、ギリギリではありますが、サーモスの保冷バッグにぴったり収まりました。笑
私は保冷バッグとしても使いますし、カメラ機材の持ち運びとしても使いますし、色々活用できるので便利です。
精密機器なので持ち運びには細心の注意が必要ですね。
手順1:充電器をバッテリーに接続
充電器をバッテリーに接続し、バッテリーの電源を入れます。
手順2:バイクにケーブルを接続
先端が赤色の部分がバイクに接続するヘラー規格のケーブルです。
R1200GS LC ’15の場合はメーターの横に接続します。
手順3:充電されているか確認する
モニターに何wで出力しているかが表示されます。観察してると、最大でも25w程度だったので、このバッテリーの許容範囲内で使用できてることが分かります。
充電を終えてみて
最後にバッテリー診断結果は「良好」、97%→88%なので9%使用しました。
私のバイクはもうじき2年目ですが、保管環境は変われどバッテリーを適切に充電できているのでまだまだ不調を感じることなく始動もバッチリです。
バッテリーと同時にガソリンの劣化も要注意
バッテリーが上がるほど放置した場合、ガソリンの劣化も心配しなければいけません。特にキャブ車の場合はキャブ内に溜まったガソリンが劣化しやすく、劣化したガソリンはヘドロ化し、穴を詰まらせてしまう場合があります。
FIでもキャブ車ほど劣化する環境が少ないにしても、注意は必要です。今回の方法でバッテリーは常に満充電できる環境でも、やはりエンジンに火を入れてあげることは大切です。
そのためには月に1回なり、しっかり走ってあげる方がバイクのコンディションとしては良くなります。乗らずに放置しておくことはバイクの内燃機関のコンディションが悪くなってしまうので注意が必要ですね。
以上バッテリーメンテナンスの話でした!バイクは部品等が露出している分、メンテナンスを行うことにより部品の劣化速度が遅くなり、トラブルの少ない車両になります。下記記事ではバッテリーの電圧管理や掃除の方法以外にも様々なメンテナンス項目を解説していますので、合わせてご覧ください。
≫ 【バイクにとって大切】バイクのメンテナンス方法についてはコチラ
オプティメイト4をポータブル電源で使えるか気になっていたので、助かりました!
お役に立ててなによりです!