テーブルは快適に過ごすための必須のアイテムですが、キャンツーにおいてはあまり重たいテーブルを持っていきたくないアイテムの一つだと思います。そこで便利なのが折りたたみができるテーブルです。
タクティカルテーブルSはこんな要望に応えるテーブルになっています。
- コンパクトに携行できる
- 天板の広さはA3程度あれば十分
- 使わない道具はテーブルに収納できる使い勝手の良さ!
折りたたみテーブルと言っても形は様々で、限りなく高さの低いテーブルから、高さを確保したテーブルまでと様々ありますが、紹介するタクティカルテーブルSはどの椅子にも合わせやすいのが特徴です。
椅子との組み合わせや実際に物を置いたときの使い勝手等も比較しながら解説します!
目次
ヘリノックス|タクティカルテーブルの魅力3選!
軽量・コンパクト
タクティカルテーブルのフレームに使われているパイプの径は細く、
束ねても大きくなりすぎないのがポイントです。これにより軽量・コンパクトさを実現しています。
また展開時の天板の大きさはローテーブル(A4サイズ)よりも大きくなっています。天板が大きいのに越したことはありませんがその分収納サイズも大きくなるので、小さすぎずなサイズで携帯にも不自由しません。
テーブルとグラウンドチェアとの高さが絶妙!
テーブルの高さは30cmとなっており、ローチェアとの相性が抜群に良いです。ヘリノックスのインクラインチェアでテーブルの組み合わせの違いについて確認します。
テーブルが低すぎないので、前屈みになりすぎずにテーブルの上にある物をとることができます。一方のローテーブルとなると、低座チェアとの組み合わせは少し前傾になります。
テーブル下の収納が便利
タクティカルテーブルSには標準でテーブル下のネットが付属します。
ポケットのサイドから物の出し入れが可能です。
天板をめくって収納することも可能です。使わないバーナーなども収納できるスペースの大きさになっています。
洗った食器類を入れておけば、水切りカゴのように使えるのでキャンプツーリングの時は利便性がとても高いんですよね!
天板はフレームに引っ掛けてあるので、簡単に外すことが可能です。
オプションで他のテーブルにも取り付けられる
ネットはオプションとして単品でも購入可能です。ストレージポケットを購入することでMサイズのテーブルにもネットの取り付けができます。
ヘリノックス|タクティカルテーブルを使う上での注意点
天板は熱いものを載せられない
タクティカルテーブルは天板がファブリックの生地なので、熱いものは載せることができません。また焚き火の近くで使う場合も火の粉等で生地に穴が空いてしまうこともあるので注意しましょう!
アルミテーブルを置くのもあり
テーブルの上にローテーブルを置くのもありです。これにより、スキレット等をテーブルに置くことが可能となります。テーブルの上にテーブルを置く組み合わせの違和感はありますが。。笑
硬い天板ではないので、ぐらつき注意
天板に使われている芯はアルミのような硬さのある芯ではなく、軽さとのバランスで少ししなやかな芯が使われています。よって、径が細く背の高い道具、例えば魔法瓶どは置く場所によっては傾きが強く、倒れてしまう可能性があります。
天板は洗いにくい
天板が汚れてしまった場合は手洗いで洗います。天板に使われている芯を取り外すことはできないので、少し洗いにくさを感じます。芯が取り外しできれば、メンテナンス性がよくて便利なんですけどね!
DODは洗える
のちに紹介するDODのライダーズテーブルは天板に収納されている芯を取り外すことが可能です。天板の生地単体で洗うことが可能なので、メンテナンス性に優れています。
脚の高さ調整はないので水平は難しい
多くのコンパクトテーブルはあしの長さ調整機能はないので、水平を維持することはできません。それはタクティカルテーブルも同様となっています。
設置するときはできるだけ地面が水平な場所に設置するようにしましょう!
ヘリノックス|タクティカルテーブルのスペック
タクティカルテーブルSのスペックは下記の通りです。
Helinox タクティカルテーブルS | |
---|---|
価格(税込) | 15,950円 |
収納サイズ | 10 x 12 × 長さ42 cm |
総重量 | 680 g |
天板の大きさ | 40 cm x 40 cm |
組み立て 高さ | 30 cm |
製品重量については、天板とフレームの実測は697g、収納袋込みで825gとなっています。
ヘリノックスのラインナップ
タクティカルテーブルにはサイズが3つあります。タクティカルシリーズはA&Fでの取り扱いになり、テーブルワンはモンベルでの取り扱いとなります。
タクティカル テーブル S | タクティカル テーブル M | タクティカル テーブル L | テーブルワン | |
---|---|---|---|---|
価格(税込) | ¥15,950 | ¥19,250 | ¥20,350 | ¥13,750 |
製品重量 | 680 g | ー | 1480 g | 625 g |
サイズ | W40 × D40 × H30 cm | W57 × D40 × H38 cm | W74.5 × D57 × H50 cm | W60 × D40 × H39 cm |
収納サイズ | W42 × D10 × H12 cm | W43 × D11 × H13 cm | W60 × D17 × H12 cm | W41 × D11 × H11 cm |
対荷重 | ー | 50 kg | 50 kg | 50 kg |
比較すると、天板サイズの大きいテーブルワンとタクティカルテーブルSの差はほとんどないので、より広い天板が欲しいならテーブルワンは魅力的な製品ですね!
収納寸法
初めにヘリノックス|チェアワンとの組み合わせです。椅子の収納サイズがコンパクトに感じるならば、テーブルは非常にコンパクトなサイズとなっています。
次にヘリノックス|グラウンドチェアとの組み合わせです。チェアワンと比べるとよりコンパクトです。この組み合わせだと、テーブルの収納サイズが少し大きく感じます。
使用方法
組み立てについては説明不要な構造になっています。天板を取り付けるためのフレームを取り付けます。
天板の下にあるネットはフレームに引っ掛ける仕様です。
ここに天板を取り付ければ完成です。
他社製品と比較する
ライバルはDOD|ライダーズテーブル
タクティカルテーブルに最も似たテーブルはDOD|ライダーズテーブルです。
Helinox タクティカルテーブルS | DOD ライダーズテーブル | |
---|---|---|
価格(税込) | 15,950円 | 5,350円 |
収納サイズ | 10 x 12 × 長さ42 cm | 直径8 × 長さ50 cm |
総重量 | 680 g | 1,000 g |
天板の大きさ | 40 cm x 40 cm | 46 cm x 36.5 cm |
組み立て 高さ | 30 cm | 33 cm |
どちらも天板下にメッシュのストレージが付いており、洗い物が終わった後の食器を入れたり、就寝時に整理するスペースとして活用したりと使い勝手が抜群に良いテーブルとなっています。
値段も約1/3と非常に魅力的なので、基本はDODで十分満足できるテーブルとなっています。
私は軽さを重視した
それでも私がタクティカルテーブルを選んだ理由は軽いということです。
カバンにテーブルを入れて、徒歩で外出する機会が多く、他の荷物と合わせると肩が凝るんですよね。よって、私にとっては約300gでも軽くしたい思いがありました。
DODのライダーズテーブルは耐荷重が20kgなのですが、そこまで重たいもの載せないので、もう少し軽くしてくれたらもっと魅力的な製品になると思います!
ライダーズテーブルが重たい理由は天板にアルミの板が使われているためです。そのため、天板がしなりにくい特徴があります。
各種チェアで使い勝手を確認!
最後にタクティカルテーブルSを椅子と組み合わせた時の使い勝手について確認しましょう!
ヘリノックス|チェアワン
チェアワンはローチェアと比べると座面高が高い椅子のうちの一つですが、そんな椅子でも十分使える高さがあるタクティカルテーブルSです。もう少し高くてもいいかなとは感じます。
ヘリノックス|インクラインチェア
低座チェアでも使いやすく、まさにちょうど良い、そんな使用感です。
インクラインチェアのレビューは↓こちら
ヘリノックス|タクティカルテーブルは道具が少なければ使いやすい!
この製品は万人受けするテーブルではないと思います。天板のサイズがA3より少し大きい程度なので、やはり通常の使い方では小さく感じるでしょう。
しかし、天板下にネットがあるおかげで収納性がよく、使う道具が少ない場合の使い勝手などはとても良いと感じます。改めて、このテーブルをおすすめするポイントは下記の通りです。
- コンパクトに携行できる
- 天板の広さはA3程度あれば十分
- 使わない道具はテーブルに収納できる使い勝手の良さ!
良さを理解した上で使うのが最高に満足感の高いテーブルになる秘訣です!
以上タクティカルテーブルSのレビューでした!
記事内で紹介したローテーブルは、ローテーブルを比較した記事でも紹介しているので合わせてご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございます!
この記事がテーブル選びの参考になれば幸いです!