SOTOのアミカスを始めてのバーナーにオススメする理由4選を解説!【メリット・デメリット】

「アミカスは価格で見たら、初めてのバーナーに最適です」

バーナーのバリエーションはピンキリですが、SOTOのアミカスは価格が安いバーナーの代表格と言って過言ではありません。(中華製バーナー除く)

この記事では他のモデルと比べてアミカスが優れている点、そして、ライバルとなるモデルの比較を踏まえながら、その性能を実験で確認したいと思います。

SOTO|アミカスが優れている点4選!

始めにSOTO|アミカスの特徴について解説します。SOTOのOD缶に対応したバーナーのラインナップは下記の通りです。

SOD-320
アミカス
SOD-310
ウインドマスター
SOD-300S
マイクロレギュレーター
ストーブ
定価¥5,500(税込)¥8,500(税込)¥7,000(税込)
最高出力3.0kW(2,600kcal/h)3.3kW(2,800kcal/h)3.3kW(2,800kcal/h)
重さ81 g67 g(3本ゴトク)
87 g(4本ゴトク)
73 g
イグナイターありありあり
ガス量調整なしありあり
コスパに優れる!オールラウンド!

2022年に値上げ

ラインナップは3種類で、各モデルの特徴はリストの最後に書いている通りです。

マイクロレギュレーターストーブについては、耐風性能が他のモデルに比べ低いため、使い所としては風の影響を受けにくいキャンプ等の気温の低いときに性能を発揮する、そんなモデルだとは思います。

すり鉢状で耐風性に貢献

私なら、より耐風性能に優れたウィンドマスターを選択するかな、そんなラインナップになっています。

SOTO|アミカスには4つの魅力があります。

それぞれ確認しましょう!

値段が安い!

アミカスの定価は

¥5,280(税込)

軽量・コンパクトなバーナー群の中では非常に低価格を実現したモデルです。そこで心配するのはその性能かと思います。

製造コストを下げるために各部のディティールは落ちてはいますが、点火装置も問題なく動くし、ガスの調整バルブも非常にスムーズに動きます。アミカスは価格以上に基本性能のレベルが高い!そんな印象を感じます。

耐風性もあるヘッド形状

この価格帯での比較にはSnowpeak|ギガパワー ストーブ”地”が最適ですが

Snowpeak|ギガパワー ストーブ”地”

コチラよりアミカスの方が

バーナーヘッドの部分のすり鉢状の形状により耐風性に優れた仕様になっています。

4本五徳で安定性抜群!

アミカスは標準で4本ゴトクの仕様になっています。

3本ゴトクの仕様も多い

他のモデルは標準が3本五徳のラインナップの中で、アミカスは4本の使い勝手の良さを体感できるモデルになっている点が良いです。

小さなカップで仕様する分においては3本ゴトクでも不自由さを感じませんが、これが底の大きなフライパン等で使用する際に不安定感が増します

使うクッカーにもよりますが、4本あるに越したことはないでしょう!

点火装置がついており、使い勝手が良い!

SOTOのバーナーはどのモデルも点火装置がついているので、ライター等を忘れても点火できる安心仕様です。ただし、点火装置は突然壊れることもあり、ライター等の携帯は必ずした方が良いです。

PRIMS、SOTO、JETBOILでもれなく体験しています。笑

SOTOのアミカスが苦手とすること3選!

次に、アミカスでは苦手とすることをご紹介します。

気温が低い時の使用は苦手

アミカスはマイクロレギュレーターが搭載されていません

マイクロレギュレーターとは

外気の低温によりガス缶が冷えることで低下するガスの出力を改善する機構

そのため、アミカスは気温の低い冬および長時間使用は苦手とすることろです。お湯を沸かすことがメインであれば、沸く速さが最速で沸かせれるジェットボイルを使うのがオススメです。

収納方法に注意が必要

収納袋は簡易的な袋で、外からの衝撃からバーナーを守るほどのハードさはないので、ゴトクの仕様上あまり雑に扱ってしまうとゴトクを破損してしまう恐れがある点に注意が必要です。

ランニングコストなら、SOTO|ST-310

SOD-320
アミカス
ST-310
レギュレーター
ストーブ
定価¥5,500(税込)¥6,800(税込)
最高出力3.0kW(2,600kcal/h)2.9kW(2,500kcal/h)
重さ81 g330 g
イグナイターありあり
マイクロレギュレーター
(ガス量調整)
なしあり
選ぶポイントOD缶CB缶

SOTOから発売されているレギュレーターストーブなら、CB缶を使うことができます

どのホームセンターでも購入できる他、ガス缶の値段が安いので、ランニングコストは圧倒的に安いのが特徴です。

また、最高出力が高く、なんら火力不足を感じることもなく使うことができるので、私の普段の乗用バーナーとなっています。笑

SOTO|アミカスの実力を実験で確認!

SOTO|アミカスを用いた燃焼テストをしてみたいと思います!

水温は10度、気温は15度

でテストしました。結論はガス缶が冷えて、沸騰までに時間がかかっています。それでもアミカスの仕様が良いので、かなり優秀な結果になりました。

WAQ|シングルカップは3分11秒

気温が低いために、使うと火力がかなり落ちてしまいましたが、それでも真上に向かって出る炎のおかげで早くお湯が沸いた結果になりました。以前テストしたスノーピーク|ギガパワーマイクロテックスウルトラライトに出力は負けていますが、早く沸く結果になりました。

ゴトクにも安定して載せられるし、この小さなクッカーに対しての大きさなど相性が良いバーナー、それがアミカスです。笑

改めて、バーナーの火力は大事だなと思う実験でした。そのほかにも熱する効率だったり、耐風性だったり、ガス量の調整機能だったりといろんな要素があるのがバーナーの面白いところです。

モンベル|アルパインクッカー スクエア13は2分31秒

こちらはクッカーの底の広さを活かしたお湯の沸く速さが特徴ですが、今回はガス缶が冷えて火力が落ちたことにより、その特徴をあまり活かすことができない結果になった印象があります。

それでもアミカスは4本ゴトクでクッカーを安定して載せることができたので、使い勝手は良い印象です。

SOTOのアミカスの仕様について

改めてアミカスの基本的な仕様について確認します。

SOTO
アミカス
定価¥5,500(税込)
最高出力3.0kW(2,600kcal/h)
重さ81 g
イグナイターあり
ガス量調整なし
選ぶポイントコストパフォーマンスに優れる!

ガス漏れがしにくい仕様

アミカスはガス缶との接続部にダブルパッキンの仕様としています。

これにより、締め込みが弱かった際のガス漏れ引火の危険性を減らす仕様になっています。

シングルバーナーはガス缶にしっかり締め込むことがどのメーカーにも必要な手段ではありますが、特にアミカスはエントリーユーザーが多いことを見越しての仕様かどうかは分かりませんが、配慮は嬉しいポイントですね。

ゴトクは引っ掛けるだけ

五徳の組み立ては、プレートを持ち上げて、引っ掛けるだけです。

ただし、収納した際のプレートはどこかに引っかかるわけでもなく、ただぶら下がっているだけなので、外部からの強い圧力でゴトクが曲がってしまう可能性もあり、注意が必要です。

シングルバーナー対決!各社比較します

次に、各社のバーナーを比較します。私の中で比較対象となるのはSOTOIWATANI PRIMSSnowpeakかなと思うので、これらを比較します。

Snowpeak
ギガパワー
マイクロマックス
ウルトラライト
Snowpeak
ギガパワー
ストーブ”地”
IWATANI PRIMS
P-153
IWATANI PRIMS
P-115
SOTO
アミカス
SOTO
ウインドマスター
定価¥7,590(税込)¥5,280(税込)¥10,450(税込)¥8,250(税込)¥5,500(税込)¥8,500(税込)
最高出力3.3kW(2,800kcal/h)2.9kW(2,500kcal/h)4.2kW(3,600kcal/h)2.5kW(2,100kcal/h)3.0kW(2,600kcal/h)3.3kW(2,800kcal/h)
重さ56 g75 g116 g57 g81 g67 g(3本ゴトク)
87 g(4本ゴトク)
イグナイターなしなしありありありあり
ガス量調整なしなしなしなしなしあり
ガス消費量245g / h170g / h
2022/02 時点

以後は私の考察です。より深く比較してバーナーを選びたい場合は、下記も含めてご検討ください!

値段の安さなら、Snowpeak|ギガパワーストーブ”地”もあり

アミカスを値段で比較するなら、スノーピーク|ギガパワー ストーブ”地”が最有力候補にあがると思います。

Snowpeak
ギガパワー
ストーブ”地”
SOTO
アミカス
定価¥5,280(税込)¥5,500(税込)
最高出力2.9kW(2,500kcal/h)3.0kW(2,600kcal/h)
重さ75 g81 g
イグナイターなしあり
ガス量調整なしなし

性能で比較するなら、私ならアミカスを選びます。その理由は2つあり、

  • 耐風性に優れている
  • 点火装置がついている

ただし、スノーピーク|ギガパワー ストーブ”地”も出力に大きな差がないこと、そして何よりハードケースがついているので運搬がしやすく、携帯にオススメの仕様となっています。見た目に惚れて買うのも十分ありがと思いますよ!

どのようなシーンでも使いやすいモデルはウィンドマスター

全体的な性能で見ると、ウィンドマスターが高次元でバランスがよく、使い勝手が良いモデルとなっています。

SOTO
アミカス
SOTO
ウインドマスター
定価¥5,500(税込)¥8,500(税込)
最高出力3.0kW(2,600kcal/h)3.3kW(2,800kcal/h)
重さ81 g67 g(3本ゴトク)
87 g(4本ゴトク)
イグナイターありあり
ガス量調整なしあり

バーナーヘッドの形状等は差がありませんが、何より違うのはマイクロレギュレーター(ガス量調整)がついているので、低温時の使用や長時間仕様にも適しているモデルです。

キャンプならずとも登山でも十分使える仕様を備えているので、バーナーで高性能なものが欲しい場合はウィンドマスターがオススメです。

軽量・コンパクトにまとめたいならSnowpeak|ギガパワー マイクロテックスウルトラライト

軽量・コンパクトさを重視するならスノーピークがオススメです。

Snowpeak
ギガパワー
マイクロマックス
ウルトラライト
SOTO
アミカス
定価¥7,590(税込)¥5,500(税込)
最高出力3.3kW(2,800kcal/h)3.0kW(2,600kcal/h)
重さ56 g81 g
イグナイターなしあり
ガス量調整なしなし

Snowpeak|ギガパワー マイクロテックスウルトラライはバーナーヘッドの径が小さく、五徳をコンパクトにまとめた際の小ささが特徴です。

写真右に写っているのがスノーピークです。コンパクトに携帯できるので、隙間があれば、さっと収納できるのがメリットです。重さも軽いので、どんなシーンでも使い勝手の良い優秀なバーナーです。

下記記事でマイクロテックスウルトラライトのレビューをしているので、合わせてご覧ください!

お湯を速く沸かしたいならJETBOIL

気温が低い中でのバーナーの使用は、ガス缶が使うことによって冷えて、バーナーの出力が低くなってしまいます。よって、出来る限り短時間でお湯を沸かすに越したことはありません

JETBOILは短時間で素早く湯を沸かすことが出来るモデルです。ガス缶が冷え切る前に、湯を沸かそう!そういう魂胆です。笑

詳しくは下記でジェットボイルの徹底解説しているので、合わせてご覧ください。

SOTOのガス缶のラインナップについて

SOTOのガス缶は下記のシリーズが展開されています。

パワーガス250
トリプルミックス
パワーガス105
トリプルミックス
価格¥660(税込)¥600(税込)
成分
(割合非公開)
プロパンガス:
イソブタンガス:
ブタンガス:
プロパンガス:
イソブタンガス:
ブタンガス:
プロパンガス

約ー40℃以上で気化します

イソブタンガス

約ー10℃以上で気化します

ブタンガス

約0℃以上で気化します

SOTOはガス缶のサイズだけで選べる!

SOTOのガス缶は主に2種類あり、どちらを選んでも成分は同じです。そのため、携帯性に優れた小さいガス缶か、容量の多いガス缶かの2択でOKです。

ガスの成分の割合が不明ですが、気温が低いときにもしっかり気化するプロパンが入っているので、低温時でも問題なく仕様できるスペックとなっています。

ガス缶の値段は他のブランドに比べて高値となっています。

SOTO|アミカスのバーナーとあわせて使いたいアクセサリー

最後に、バーナーと合わせて使いたいアクセサリー類の紹介をして終わりたいと思います。

SOTO|マイクロトーチ

バーナーには点火装置がついてはいますが、突然壊れる可能性があるので携帯することをお勧めします!

中でもSOTOのマイクロトーチはガス缶からのガス充填が可能なモデルなので、半永久的に使用することが可能です。


以上SOTO|アミカスを始めてのバーナーにオススメするレビューでした!ご紹介した通り軽量なバーナーで携帯するにも邪魔にならないし、火力が強いしで使い勝手が非常に良いバーナーです。

最後までご覧いただきありがとうございます!

この記事が、シングルバーナーをご検討されている方の役に立つ記事であれば幸いです!


下記ではバイクキャンプツーリングで特にオススメな道具をまとめて紹介しています。

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