気づけば、いや意図的にローチェアばっかり買ってる筆者によるローチェアレビューの第4弾!笑
今回はスノーピーク|グランドパネルチェアをレビューします。この椅子の製品重量はおおよそ約2kgあるのでバイクでの積載にはあまり向いていない仕様になっています。ただ、この椅子を知ることで、他のローチェア選びの参考になる部分が多いです。
スノーピーク|グランドパネルチェアはこんな人におすすめです。
- 家や車でも座椅子として使いたい
- すぐに取り出して開閉して使える手軽さが欲しい
軽量な椅子ではありませんが、使ってみるとその使いやすさに家での常設チェアにもなったりしています。笑
この記事ではグランドパネルチェアを使って感じるメリットとデメリットを他のチェアと比べた比較レビューをしたいと思います!
目次
スノーピーク|グランドパネルチェアの買いポイント!
これ以上ないぐらいのしっかり感!
最初に書いておくと、この椅子は1.9kgあります。よって、実質バイクで携帯するローチェアには重すぎておすすめできません。でも、この椅子にない最大の魅力は
壊れる気がしない
というところです。笑

座った時の歪みの少なさがグランドパネルチェアの最大の特徴であり、あたりムラによる不快感が少ない座椅子になっています。
家での使い勝手も◎
使うシーンとしてはオートキャンプに最適だと思うし、なんならこれ家で使っても調子良いんですよね。

こたつで使ったり、掛け布団(寝袋)かけて本を読むもよし、意外と私は買ってこの使い勝手の良さに家で毎日使ってたりします。それでもびくともしないグランドパネルが魅力的です。
収納も至って簡単で、背面のテンションを緩めるだけ、これだけです。背面は勝手に座面側に倒れます。

厚みが薄いので、隙間に収納できますし、

収納の際に引っかかる突起物が少ないので収納しやすい形状です。
そしてアウトドアチェアによくあるフレームが表に出ていない仕様なので、部屋の雰囲気を崩さないのもポイント。
よって私なりにグランドパネルチェアは
家でも使える座椅子として買ってよし
だと思います。
グランドパネルチェアを使っていて気になる点
続いて椅子を使う中で気になる点について解説します。
やはり重たい!携帯は苦手

製品重量は実測で1905gなのでバイクの積載には重すぎるキャンプ道具です。それより、カタログ値との誤差が5gなのは正確すぎますね。笑

もし積載するなら、バッグの底に入れておけば安定しますし、重心も下がります。
畳むとコンパクトというが、大きい

グランドパネルチェアは折りたたみが可能です。ただし、パネルを畳むだけなので容積が小さくなるわけではありません。比較にヘリノックス|チェアワンと比べるとこの程度の差があります。

グランドパネルチェアはコンパクトにせずとも、畳むだけで薄いです!
例えば車中泊なら、どこかの隙間、もしくはフロアにさっと忍ばせておくこともできるでしょう。開くだけで使えるのはなんとも良いもんです。
私がこれを携帯する時は、コンパクトにはせずにすぐに開閉して使えるように畳むだけの携帯にしています。
グランドパネルチェアの仕様
仕様について確認しておきます。
![]() | |
サイズ | 400 × 470 × 490(h) mm |
収納サイズ | 200 × 480 × 110(h) mm (テープ部を含まない) |
重量 | 1.9kg |
素材 | ポリエステル600D ポリプロピレン ポリエチレン PVC グラスファイバー |
この製品の使い勝手に注目してレビューしていきます!
背もたれが自立する

グランドパネルチェアの背面は自立する仕様になっています。

組み立てについては、背面の根元にベルクロがついているので、ここをずれなくしっかり取り付けます。

ベルクロを噛み合わせると、写真のように組みあがります。その上で背面のベルトのテンションを強くすると、

自立するようになります。
任意の角度にできるのがグランドパネルの良さですが、直角に近い角度でも背面が倒れにくいです。そのため席から離れても座り直すときの使い勝手が良いです。
角度調整はサイドのテープで調整する

背面の角度調整はサイドのテープで調整できます。

収納の際にサイドのテープを分割できるようにバックルで連結されています。
折りたたみの方法
グランドパネルチェアの折りたたみ方法は下記の通りです。

背面は座面に一部ベルクロで連結しているので、剥がします。

サイドテープのバックルを外し、本体を半分にします。

さらにもう一度折りたたむことでコンパクトにまとめることが可能です。
折りたたまない場合

背面のテンションを緩めるだけで、背面は座面側に倒れます。これだけでも薄くなり収納性が良くなります。
キャンツーに最適な椅子の仕様について、他の種類の椅子む確認しておくと最適な椅子を選べるかと思います!
フィールドレポート
地面の影響を受けにくい

使われているパネルは非常にしっかりしたものなので、座椅子を使う場所が多少石が多いような場所でも影響を受けにくい仕様です。
クッション性はほとんど期待できない

座面に使われているクッションは柔らかいものではないので長時間座っていると痛みを感じやすいです。長時間座る時は座面にクッションなどを敷いた方が座り心地は良くなります。
底は汚れやすい

使われている生地は少し繊維が荒いので、屋外で使う場合においては土汚れを拾いやすい生地になっています。テント内や車内で使う分においては全く問題にならないです。
テーブルとの組み合わせ
テーブルはローテーブルと高さ30cm程度のコンパクトテーブルで使い勝手を比較します。
グランドパネルチェアは座椅子なので、ローチェアの中でも群を抜いてあぐらを組みやすい椅子になります。よって安定感があるのでローテーブルの組み合わせでも使い勝手が良いです。ただ少し前傾気味になります。
高さが少しあるテーブルになるとより使い勝手が良くなります。上半身もそのままの姿勢で机の物をとったりできます。
他社の座椅子と比較する
座面の低さで他社のローチェアと比較してみます。
Snowpeak グランドパネル チェア | CAPTAIN STAG グラシア フィールド座椅子 | Coleman コンパクトグランド チェアST | |
---|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() | |
価格(税込) | 12,100円 | 6,600円 実売:4,000円程度 | ー 実売:4,000円程度 |
製品重量 | 1,900 g | 530 g | 1,700 g |
収納サイズ | 20 × 11 × 48 cm | 12 × 11 × 40 cm | 10 × 14 × 61 cm |
対荷重 | ー | 80 kg | 80 kg |
背の角度調整 | できる | できる | できない |
これら3つで比較しましょう!
重さが気にならないならグランドパネルチェアは買い!
スノーピーク|グランドパネルチェアの特徴として
- 家や車でも座椅子として使いたい
- すぐに取り出して開閉して使える手軽さが欲しい
を実現する座椅子なので、キャンツー向きの座椅子ではありませんが、その使い勝手の高さは他の座椅子にはないしっかりした座り心地になっています。
パイクツーリングならキャプテンスタッグ!
最も製品重量が軽く、収納サイズがコンパクトになるのはキャプテンスタッグのフィールド座椅子です。重量は530gなので、ヘリノックスのグラウンドチェアよりも軽量です。
長時間座るにはクッション等がない仕様なので、マットやブランケットと一緒に持っていくのがおすすめです。
番外編として、エアマットを椅子にする方法もあります。これなら最も軽量・コンパクトに道具はまとまります。
座椅子の基本性能を超えたグランドパネルチェア

以上スノーピーク|グランドパネルチェアのレビューでした!
グランドパネルチェアは確かに重いものの、重さを気にしなければ基本性能が高く、座椅子を求めているなら買いな製品で間違いありません。
ただ、長時間使うとなるとお尻が痛くなってくるので、何かクッションとなるものを敷いてあげると使いやすくなるでしょう。
下記記事ではローチェアに絞り軽量ローチェア5点を実際に座って比較した記事になります!
最後までご覧いただきありがとうございます!

この記事が椅子選びの参考になれば幸いです