ローテーブルはキャンツーにとって良き相棒です。収納サイズが小さいながら、平坦な場所を確保できるし、携帯する上での製品重量も軽いので負担になりません。
有名なものとしてはSOTOのフィールドホッパーとSnowpeakのオゼンライトがコスパに優れたローテーブルですが、この違いは何でしょうか。
この記事では両方を使ってみて感じる違いについて解説します!
目次
スノーピーク|オゼンライトはここが魅力!
天板の強度や脚が強くラフに扱える
オゼンライトは天板の板厚がありながら、多数の穴による肉抜き加工で軽量に仕上がっています。また、脚に関しては組み立てこそ必要ですが、天板を束ねる枠割のある脚はテーブル全体の剛性に繋がっています。
アルミの天板なので熱いものを直接置けるし、スキレットなどの多少重たいものでも置ける強さ(対荷重:3kg)があり、ラフに扱えるローテーブルの代表と言えます。
軽量であり、値段も高くない
軽量でありながら、製品の値段は¥5,720(税込)と他の軽量テーブルと比べても値段が安く、購入しやすいテーブルの一つです。
天板の穴あけ加工や天板のプレス作業などでもう少し高くないそうなものを大量生産によって価格を抑えてきてるあたり、スノーピークだからそこなせる技だと感じます!
ちなみに、2022年1月〜に値上がりし、¥5,335から¥5,720(共に税込)へと値上がりしました。
オゼンライトを実践で使ってみる
組み立て方はコツが必要
組み立ては多少のコツが必要です。天板は左右分割式になっています。この天板を脚で束ねるため、最初は手のひらで2枚を揃えます。
天板を揃えた上で脚をセットします。
上から力をかけて天板の引っ掛けに脚をセットします。
相性はローチェアの組み合わせが良い
天板の高さが限りなく地面に近いので、ローチェアとの組み合わせが相性良いです。中でもあぐらをかける低座イスとの相性が抜群に良いです。
テーブルの大きさはA4サイズ
天板の大きさはA4サイズです。大きいと言えるサイズではないので
シングルバーナーとカップ麺などの一人用の道具を置くスペースとして活躍します。
アルコールストーブとの相性が良い
オゼンライトの天板は穴が空いているので通気性があります。これが空気を取り込んで燃焼するアルコールストーブとの相性が良いです。
風防と組み合わせた時、テーブルの下から空気を取り込むことで上昇気流が発生します。
トランギア|ストームクッカー
これはトランギアのストームクッカーにもみられる仕様ですね。
スノーピーク|オゼンライトとフィールドホッパーの違いについて
大きさや値段が似ているローテーブルとしてはSOTOのフィールドホッパーが挙げられます。スペックの違いにつては下記の通りです。
Snowpeak オゼンライト | SOTO フィールドホッパー | |
---|---|---|
価格 | 5,720円(税込) | 5,280円(税込) |
重量 | 270 g | 395 g |
天板サイズ | 297 x 210 mm | 297 x 210 mm |
大きな違いは重さですが、使い勝手にも大きな差があります。
天板のサイズはどちらも同じ
天板のサイズはどちらもA4サイズなので違いはありません。
設営はフィールドホッパーが早い
フィールドホッパーは折りたたんだ天板を開くだけで脚が出てくるので、瞬時に使うことが可能です。これは撤収時も素早く収納できます。
一方オゼンライトは慣れれば1分程度で組み立てができるものの、組み立てが必要です。そこまで差があるかと言われれば大した差ではありません。
テーブルを持ち上げるときに違いあり
オゼンライトは脚と天板が連結しているので、天板を持ち上げても形が変わることはありません。
一方フィールドホッパーは天板のロック機構がないので、持ち上げた際に天板が折れてしまいます。上に物を載せている状態で移動させようとすると大惨事になります。
収納の形状はフィールドホッパーが優秀
フィールドホッパーは折りたたんだ内側に脚が収納できるので、収納する際の引っかかる突起もなく、収納性に優れています。
一方のオゼンライトは天板に脚をはめて収納するので、突起が発生します。
天板の強度には違いはあまりない
天板の板厚はどちらも厚く、強度は強いです。フィールドホッパーは肉抜きなどがなく、その分製品重量が重いです。製品の実測重量は
フィールドホッパー:385g
オゼンライト:273g
となっています。
以上の内容をまとめると下記の通りです。
Snowpeak オゼンライト | SOTO フィールドホッパー | |
---|---|---|
設営の早さ | ★★☆☆ | ★★★★ |
使い勝手 | ★★★★ | ★★☆☆ |
収納形状 | ★★☆☆ | ★★★★ |
軽さ | ★★★★ | ★★☆☆ |
個人的には両者に良さがあるので、どちらが優秀!とは決めづらいかなと思っています。テーブルの重量をあまり気にせず使えるオートキャンプではフィールドホッパー、登山や荷物の重さを機にするならオゼンライト、のような住み分けがあると感じました。
他社製品と比較する
オゼンライトに類似するアイテムと比較します。
天板の肉抜きならアノバ
天板が肉抜き加工され、アルコールストーブとの相性が良いものとしてはアノバのローテーブルが候補に上がります。
Snowpeak オゼンライト | アノバ ULソロテーブル | |
---|---|---|
価格 | 5,720円(税込) | 7,678円(税込) |
重量 | 270 g | 76 g |
天板サイズ | 297 x 210 mm | 240 x 130 mm |
アノバのテーブルはより軽量です。天板のサイズはシングルバーナーとカップでほぼ埋まってしまいますが、その分非常に軽量なので、一人分のスペースさえあれば良い人におすすめなテーブルです。
コスパならEVERNEW
天板の大きさがオゼンライトと同程度で、定価がより安いもので言えばEVERNEWのローテーブルが候補に上がります。
Snowpeak オゼンライト | EVERNEW Alu Table/Fire | |
---|---|---|
価格 | 5,720円(税込) | 5,390円(税込) |
重量 | 270 g | 233 g |
天板サイズ | 297 x 210 mm | 295 x 186 mm |
天板のサイズが同程度で、値段もわずかながら安いです。実売では1,000円程度の差があります。展開が早く、少し軽いので、こちらも人気なローテーブルです。
そのほかの軽量テーブルにつては下記ページで比較しています。
結論!オゼンライトは買って後悔がないテーブル
Snowpeakのローテーブルは軽さと強さのバランスに優れた良いローテーブルだと思います。軽さで言えば、より軽いテーブルはありますが、天板が小さいものだったり、天板の曲がりに対しての強度が弱く、曲がってしまうなどのドラブルなどもある中で、オゼンライトはラフに扱っても問題ない強度があります。
気になる点としては組み立てが必要な仕様ではありますが、慣れればすぐに組み立てができるようになります。
気になっている方はオゼンライト、検討してみてください!
最後までご覧いただきありがとうございます!
この記事がテーブル選びの参考になれば幸いです!