皆さんはミニ三脚を活用されていますか?ミニ三脚にはアイレベルまで伸びる三脚(よく伸びるもの)にはない収納サイズのコンパクトさが魅力です。
実はLeofoto|LS-223Cの製品重量は決して軽くない500g台の三脚で、むしろ重たい分類に入ります。ですが、ただ重たいだけでなく機能が詰まって重たくなっているので、その機能をフルに生かすことでミニ三脚の可能性を広げてくれるものとなっています。
この記事ではミニ三脚として終わらせない活用術とお得に買う方法についてレビューしていきます!
目次
Leofoto|LS-223Cのミニ三脚として終わらせない活用術
長時間露光の三脚として活用
三脚としての活用は、自分も含めた写真を撮影するときに使うのが基本だと思いますが、長時間露光の写真を撮るときに使うなら、LS-223Cの安定感の高さが役に立ちます。
撮影できるアングルはかなり低いものとなりますが、下から見上げるアングルの写真が撮れる他、撮影しやすい段やテーブルがあるときには通常の三脚としてのアングルでの撮影も可能です。
センターポールを使ってレベルを高くする
LS-223Cはコンパクトながら3段の伸縮式の足を備えています。
それにより地形に合わせた優れた安定感があります。ここに一脚を追加することで、より高い位置での撮影が可能です。
コンパクトさを重視した三脚だと写真のように脚が伸縮しないために、一脚を追加すると重心が高くなり倒れやすいシーンがよくあるのですが
脚が伸びるLS-223Cであれば調節が可能なので、安定性がぐんと増します。
テーブルの脚として活用
三脚に一脚を取り付けて、テーブルの脚として活用するのもありです。
天板にはアルカスイス互換のクイックシューを取り付けたものです。安定感が高いからこそ、テーブルの脚としても活用できます。
LS-223Cが不得意とすることろを解説
撮影はローアングルが基本となる
ミニ三脚に属するLS-223Cは一般的な三脚に比べ高さ方向の調整幅はそこまで広くありません。一脚を追加しても撮影するアングルは下から見上げるアングルになります。
低いアングルからの撮影だと障害物が写り込んでしまうシーンは少なからずあり、必ずしもミニ三脚だけあれば完璧!というものでもないのが難しいところです。
LS-223Cにおいては軽くない
LS-223Cのみの問題ですが、ミニ三脚だからと言って軽いわけではありません。その製品重量は雲台抜きで実測で
537g
となっています。
他にLS-224Cを購入し、一部カスタマイズしたことで633gに収まっていることを考えれば、相当に重たいミニ三脚になっています。軽量な三脚であるLS-224Cについては
でレビューしています。
比較に、同じLeofotoにはより軽いMT-03と比べてみます。
MT-03なら三脚のみで162g
こちらは1/3以上軽い製品重量でありながら、高さ調整機能もあります。通常はこちらの方がミニ三脚としての役割は得られるでしょう。
LS-223Cの得意とすることろは抜群の安定感です。撮影で長時間露光するシーンにおいては、ブレのない写真を撮影することが可能となっています。
言い換えれば、長時間露光をしないのであれば、MT-03の方が使い勝手が良いと言えるでしょう。
Leofoto|LS-223Cのスペック
基本となる仕様について解説します。(スペックは3脚のみ)
Leofoto LS-223C | Leofoto MT-03 | |
---|---|---|
希望小売価格(税込) | 30,800円 | 13,200円 |
パイプ径 | 22 / 19 / 16 mm | ー |
段数 | 3 | 2 |
製品重量 | 540 g | 162 g |
耐荷重 | 10 kg | 5 kg |
収納高 | 200 mm | 143 mm |
全伸長 (センターポール装着時) | 368 mm | ー |
伸長 | 310 mm | 180 mm |
最低高 | 45 mm | 30 mm |
ミニ三脚の比較としてMT-03のスペックを記載してます。
収納サイズがコンパクト
収納サイズは雲台を付けた状態で
全長:250mm
となっています。
カメラバックとしても人気のあるピークデザインのエブリデイスリングにすっぽり治るサイズ感は非常にコンパクトであると言えます。バッグのレビューは
で解説しています。
脚の取り外しが可能で、メンテナンスが容易
Leofotoの三脚は脚が取り外せる仕様です。三脚が濡れてしまうことは少ないのですが、脚の取り外しによって
水の侵入があっても乾かしやすい
メリットがあります。
また、ロック部分や収納部の砂の噛み込みは摩耗につながるため、コチラも同様に脚を外してのメンテナンスが推奨されます。
太ネジ&細ネジ対応
1/4ネジと3/8ネジ(細ネジ・太ネジ)に対応しているので、メーカーが違う雲台やアクセサリーの取り付けに対応します。変換アダプターを使っていないので、取り付けたアクセサリーを外した際にアダプターが3脚側に残ってしまうトラブルを回避することが可能です。
脚角度の調整が可能
タブを引き出すことで、脚の開度を調整することが可能です。下記では写真をスライドすることで開き具合を確認できます。
もっとも開いた状態では、超ローアングルの撮影も可能となっています。
写真に写っている右のモデルがLS-223Cです。真ん中はベルボンですが、センターポール付きのモデルは最低地上高の高さがネックなのに対し、センターポールレスは低いのが良くわかります。
本体の背面と側面に拡張用のねじ穴がある
本体の側面、および裏面に1/4ネジ穴があるのでアクセサリーの取り付けが可能です。例えばSmallrigのモニターアームなどを取り付ける事が可能です。
このアダプターを介することで、スマホホルダーやモニターの取り付けが可能です。
石突きに対応
写真左側に写っている石突きに対応しており、パーツも付属します。
LS-223Cは安く購入できる!
LS-223Cは安く購入できます。
と言っても、レオフォト製品ではなく、中華系のブランドになります。
ARTCISEなら1万円未満で購入可能
LS-223Cと同じようなスペックでありながら、実売1万円未満で購入が可能です。メインの三脚として考えず、サブの三脚としての購入を考えているなら、選択肢としてもありではないかと感じます。
この値段でアクセサリーアームやスマホホルダーもついてますから、驚きです。
以上Leofoto|LS-223Cのレビューでした!
ミニ三脚の中でも特異なポジションの三脚ではありましたが、重量を除くスペックの高さはLeofoto品質であり、妥協のないつくりです。
特に長時間露光においては安定感がとても高く、ブレの少ない写真をミニ三脚で撮影するならば、購入間違いなしのミニ三脚になっています。
下記記事では他の3脚についてのレビューも書いているので、合わせてご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
この記事が3脚選びの参考になれば幸いです!