Leofoto|LS-224Cを買いました。他にも3脚を持っているのですが、どうしてもこの3脚でしか実現できないスペックがあります。
それは「軽さ」ですね!ただ軽いだけじゃなく、実用的な高さを確保しつつ、携帯しても負担になりにくい、そして収納寸も細い3脚を探していると見つけた次第です。
この記事ではLS-224を徹底レビューしたいと思います!
目次
Leofoto|LS-224Cの魅力に迫る!
初めに、LS-224には大きく3つの魅力があります。
- 700g台の軽量3脚!
- センターポールの追加でアイレベルでの使用が可能!
- 展開がしやすく調整しやすい!
それぞれ詳しくみていきましょう!
700g台の軽量三脚
LS-224Cの重量は、雲台抜きで719g(実測)です。
写しているモデルは下記の通りです。
- 左:Leofoto|LS-224C
- 真ん中:Velbon|UT-53(販売終了、新型あり)
- 右:Leofoto|LC-223C
→ 左スクロールでみる
Leofoto LS-224C | Velbon UT-53II | Leofoto LS-223C | |
---|---|---|---|
希望小売価格(税込) | 35,200円 | 40,370円 | 30,800円 |
パイプ径 | 22 / 19 / 16 / 13 mm | ー | 22 / 19 / 16 mm |
段数 | 4 | 6 | 3 |
製品重量 | 719g(実測) | 1,370g | 540 g |
耐荷重 | 6 kg | 10 kg | 10 kg |
収納高 | 403 mm | 283 mm | 200 mm |
全伸長 (センターポール装着時) | 1,410 mm | 1,495 mm (EV含む) | ー |
伸長 | 1,095 mm | 1,371 mm | 310 mm |
最低高 | 57 mm | 276 mm | 45 mm |
今回紹介するLS−224Cは、センターポールを付けない状態で高さ:1,095mmとなります。センターポールを使うことで1,410mmになるので、しゃがみこむ必要もなく操作できる点は魅力です。
それでもさらに軽くしたい
バイクや登山で携帯するなら、今の700g台で十分軽量な三脚ですが、山での撮影の機会も増えた私にとっては、この重さですら、さらに軽くしたいと感じます。
そこで、一番細いポールを外しました。
三脚についているグリップを外して、付け替えるパーツを作ることで一番細い脚レスで使用できるようにしました。最終的な重量は633gとなりました。
最初が719gだったので、かなり実践的な重量になりました。ただし、
高さが低くなるので、登山で使う際に屈む必要が出てくる
あたりは今後より使い倒して確認したいと思います。
ちなみに作成したこのアイテムはメルカリで販売しているので、興味がある方はご覧ください。
センターポールの追加でアイレベルでの使用もできる
写真左がレオフォトで、右がベルボンのULTREK|UT-53(販売終了モデル)です。このベルボンのモデルは雲台をつければ、アイレベル付近まで伸びる三脚として使えますが、それよりもセンターポールをつけたLeofotoの方がわずかに高いです。
私が使っている機材は重たくないので、日中で使う分には何ら問題はありませんが、センターポールは若干風等で揺れやすいので、使いどころは限定されます。
私が使っているSWFOTOのポールは134gなので、私がカスタマイズした三脚と合わせると767gとなります。これ、手に持つと感じますが、相当軽いです。
展開がしやすく、調整しやすい
レオフォトのLS-224Cは絶妙な長さです。それは脚を伸ばしたときに感じます。
アイレベルまで伸びる三脚(伸長が長いモデル)は、足を伸ばしたときに腕の長さが足りなくなる感覚があるのですが、LS-224Cは無理なく伸ばせる範囲の伸長となっています。
開閉に関しては、ワンハンドでロックを全て解除できる仕組みです。
グリップの径が大きいので、グローブをしていてもリリースしやすく、固定もできるので使い勝手は良いです。
Leofoto|LS-224Cは超軽量であり、脚の長さの微調整がとてもしやすい3脚となっています。ただ、使い方によっては長時間露光などをされる際にには脚の細さによる微揺れは発生するので、使う機材の重さに影響される3脚だなと思いました。
Leofoto|LS-224Cのスペック
基本となる仕様について解説します。
LS-224C | LS-254C | |
---|---|---|
希望小売価格(税込) | 35,200円 | 41,800円 |
パイプ径 | 22 / 19 / 16 / 13 mm | 25 / 22 / 19 / 16 mm |
段数 | 4 | 4 |
製品重量 | 719g(実測) | 930 g |
耐荷重 | 6 kg | 8kg |
収納高 | 403 mm | 440mm |
全伸長(センターポール装着時) | 1,410 mm | 1,534mm |
伸長 | 1,095 mm | 1,205 mm |
最低高 | 57 mm | 60 mm |
LS-224Cは最大のパイプ径が22mmの軽量3脚です。スペックからも分かる通り、長時間露光を必要とする撮影などでは、風で写真がブレる事が予想されます。そのため、この製品は長時間露光を必要としない撮影においては携帯性が良くて頼りになる製品であることは間違いありません。
径が太いモデルとなると、Leofoto|LS-254Cが候補になります。
その分重量は増えますが、それでも1kgきっているので、コチラも魅力的。。
脚の取り外しが可能で、メンテナンスが容易
Leofotoの三脚は脚が取り外せる仕様です。三脚が濡れてしまうことは少ないのですが、脚の取り外しによって
水の侵入があっても乾かしやすい
メリットがあります。
また、ロック部分や収納部の砂の噛み込みは摩耗につながるため、コチラも同様に脚を外してのメンテナンスが推奨されます。
太ネジ&細ネジ対応
1/4ネジと3/8ネジ(細ネジ・太ネジ)に対応しているので、メーカーが違う雲台やアクセサリーの取り付けに対応します。変換アダプターを使っていないので、取り付けたアクセサリーを外した際にアダプターが3脚側に残ってしまうトラブルを回避することが可能です。
脚角度の調整が可能
タブを引き出すことで、脚の開度を調整することが可能です。下記では写真をスライドすることで開き具合を確認できます。
もっとも開いた状態では、超ローアングルの撮影も可能となっています。
写真に写っている左のモデルがLS-224Cです。真ん中はベルボンですが、センターポール付きのモデルは最低地上高の高さがネックなのに対し、センターポールレスは低いのが良くわかります。
しかし、角度調整のしやすさに関してはベルボンに軍配が上がります。レオフォトはタブを引いて、一度全開にしてから任意の角度に閉じる2段階の動作が必要です。
一方のベルボンは任意の角度にすぐに調整できます。
本体の背面と側面に拡張用のねじ穴がある
本体の側面、および裏面に1/4ネジ穴があるのでアクセサリーの取り付けが可能です。例えばSmallrigのモニターアームなどを取り付ける事が可能です。
このアダプターを介することで、スマホホルダーやモニターの取り付けが可能です。
アクセサリーを収納可能
ネジ付きカラビナ(付属品)をつけることで三脚にアクセサリー類を吊るすことが可能です。
収納バッグを引っ掛ける事ができるので、このケースの中にバッテリーを入れておくと便利です。付属のカラビナは軽量なものなので、あまり重すぎるものはカラビナが曲がってしまうかもしれません。
石突は未対応
写真左側に写っている石突きに、LS-224Cは対応していません。
他の三脚と比較する
類似品|ARTCISE CS50S 26mm
AmazonならLeofotoの類似品があります。同じスペックのモデルならARTCISE|CS50Cが該当します。雲台なしでの重量でおおよそ980〜990g程度あります。
Leofoto | ARTCISE | |
---|---|---|
重量(3脚のみ) | 719g(実測) | 980〜990g |
検討しましたが、より軽いLeofotoを購入しました。やはり軽さは価格差以上のメリットがあります。ただし、ARTCISEはパイプ径が26mmなのでより太いパイプを使った安定感により優れるモデルです。載せるカメラの重さ次第で決めるのが良いかと思います。
脚の長さの微調整がしやすい
微調整が可能
ベルボンの脚は瞬時に展開するのは早いのですが、高さを少し低くしたい場合は、脚の途中を回して緩めることが難しいので、足先を握って調整する必要があり、調整が手間です。
回して締めるタイプのロックは3本中の1本だけ伸ばしたり、短くしたいときに調整が楽です。
バイクで携帯するにはサイズが大きい
ただ、唯一欠点を挙げるならば、Leofotoの収納寸は径は細いのですが、縦が長いです。
真ん中はベルボンで、収納長は275mmです。これならタンクバッグや小型のシートバックに収納できるサイズなので、ツーリングで携帯するには最高の三脚だと思っています。
ただしLeofotoも収納長は403mmなので、バッグに収納する分には問題なく収納できる範囲です。
ちなみに、登山バックにセットするとこのような収納寸法となります。ザックはモンベルのリッジライン40Lです。収納高が低いので、ザックにはみ出すことなくセットでいているのがGoodですね。
以上Leofoto|LS-224Cのレビューでした!
下記記事では他の3脚についてのレビューも書いているので、合わせてご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
この記事が3脚選びの参考になれば幸いです!