映像撮影に興味が湧いて早一年。少しずつ撮影に関する機材を揃えていくと、音声もクリアに録音したい気持ちが沸々と湧いてきて、しっかりカメラ沼にはまっています。笑
情報はたくさん出ているとは思いますが、今回はGoPro HERO7と組み合わせて使用した感想を書いていきます。
目次
高音質に音を録音できる喜び
バイクに乗っていると、やっぱり楽しいんですよね、音が。カメラを趣味としてからは、映像で記録することの楽しさを体験しましたが、音も高音質で残せたら最高じゃないかと感じるようになりました。
このZOOM H2nを選択するにはあまり迷いはありませんでした。なぜなら、多くのMotovlog(バイクのヘルメットにカメラをつけて、記録を残すもの)が採用しているからです。
GoPro Hero7とZOOM H2nの魅力に迫っていきたいと思います。
ZOOM H2n+GoPro HERO7 BLACKとの組み合わせ
百聞は一見にしかず。とはよく言うもので、今回は初録音の様子をショートムービーでお伝えします。
今回の設定や編集についてご紹介していきます。
ZOOM H2nの詳細について
早速見ていきましょう。
仕様について
まずは録音機器ど素人の私が注目するスペックは下記の通りです。
となっています。
記録メディアは最大32GBとなっています。GoProは記録データのサイズが大きいので、64GBや128GBを使う機会が多いので、注意しないとSDカードを認識しない可能性はありそうですね。
電源は高音質で録音を続けても20時間以上!長いツーリングでも十分対応できるスペックとなっていますので安心できます。
ディスプレイはバックライト付きで、夜でも操作しやすいのは非常に嬉しいところです。夜の街中を撮影すると、とても絵になるんですよね。
重量は130g、電池とメモリーカード込みで187gです。携帯電話と同程度の重さで、負担は少なさそうです。
外装について
次に外装で注目したポイントを紹介します。
大きさはポケットに入れやすい外装デザインで、目立つ突起もないので出し入れもスムーズです。録音ボタンも正面にあり、操作も直感的です。
バイクの場合はグローブを装着した上での操作であることが多いので、録音の開始・停止が簡単にできることは非常に重要です。
グローブに関して、私が使用しているものは操作性を重視したものなので、指先の生地が薄く、フィット感が良いです。少なくとも、これは大きく影響していそうです。
ホールドボタンもついているので、誤操作でいつの間にか変な設定になっていた。。。(撮影あるある
なんてことも回避できます。あとはこの機能をこまめに使えるかどうかの私自身の問題があります。笑
本体の底には三脚を取り付けることができるねじ(3/8)がありますので、小さな一脚、三脚との組み合わせで写真のようにセッティングも可能です。
H2nでどのように録音するか
バイクでの録音について考えると、風が収録の大きな支障になることは言うまでもありません。
となれば、できれば風の当たりにくいところが良い、かつマフラーの近くであれば臨場感のある音が録音できそうです。
バイクに適切な録音場所
調べていくと、皆さんいろいろな場所に収納して録音されています。
・タンデムシートの上(ここはライダーが防風となり、風切り音を低減
・タンデムシートの下(シートを外して収納する必要あり
・後ろポケット(運転に支障にが出ないか?
があります。他にも検索すると本体をできる限りマフラーに近い位置へアダプターなどを使って録音している方法もありました。
この方法は風を直接受けるため、より風対策が必要となります。そこで有効なアイテムになるのがこちらです。
ウィンドスクリーンをセットすることで風切り音を抑えることができます。
個人的にこうした機器類は手軽に操作できる方がバイクという乗り物では都合が良いように感じるので、後ろポケットに入れてみました。ポケットが防風の役割もあるので、今回ウィンドスクリーンは使用しません。
ポケットにH2nを入れてみての感想
後ろポケットへマイクを入れると、物がポケットにある存在感は感じますが、気になるほど違和感が出ているかといえば、そうでもないレベルだと感じました。
後ろポケットの位置はマフラーに近いこと、そして風が直接当たらないことで迫力ある映像が記録できると思います。今回の収録では風切り音は気にならないレベルで収録できたので良かったです。
写真ではマイク部分を上に向けて入れてますが、途中で向きを変えました。(マイク部分を下にして収納
マイク部分からポケットに入れる方がスムーズに出し入れができましたのでオススメです。また、録音データを確認したところ、多少風切り音が軽減できていました。恐らくポケットの口からの風の影響を受けにくくなったからでしょうか。
次回テストするときはできるだけマフラに近い位置で録音してみて、比較しようと思います。
H2nを実際に使ってみての性能や感想
実際にフィールドに連れ出して見ました。
録音を始める前に必要な設定
はじめに重要な作業が、録音レベルを決めることです。本体のマニュアルには画面の真ん中にゲージが来るように設定するようにと記載があります。
私が行った方法はバイクでの録音のため、指定の方法はありませんが、マフラーの近くに本体を近づけて、状態を確認しました。(アクセルを開けて、音量を上げてみたり
走行状態に近い環境を作り出しておくことが大切かなと思い、この方法で良さそうな録音レベル7を導き出しました。
しかし、この方法だと実際録音できた音は少し音割れしていました。
バイクで適切な音を録音する方法
H2nは録音の再生が可能なため、できれば試し撮り(時間でいうと1分程度、出来るだけ低速から高速まで満遍なく)をして、確認するのが良いと感じました。
とても手間のかかる作業ですが、乗っている間は操作はしないので、家に帰って少しがっかりする前にテストをしておくのは良いことだと思いました。イヤホンを持っておくと再生音をクリアに確認できるのでオススメです。
今回の設定による録音の品質
サンプル映像からも分かる通り、今回は録音のゲインを10段階中7で設定しましたが、エンジンが高回転になった時に音割れが発生するようになりました。
録音レベルを2+後ろポケットで録音した時は音割れが少なかったので、録音レベルを3で次回はテストをしてみます。
録音方法の違いを確認してみよう
H2nの収録方法はメインで使うのはMSモードとXYモードです。サンプルでも違いが分かる通り、バイクでの環境の場合、MSで録音する方が排気音で空気が響いている感覚が強いので、聞いていて好みでした。
編集について思うこと
私はFCP Xを使って編集しています。
編集ソフトの機能に音声データと動画の音声との同期機能があります。
しかし、GoPro HERO7とH2nのデータはうまくリンクできませんでした。(リンクはするのですが、音ズレした状態です。
結局は手で位置を合わせて同期しています。(これが面倒。。
うまくリンクするようになれば、相当便利な機能なんですが、今後のアップデートで対応可能であれば切に願うところです。
なので録音データと映像の始まりはできるだけ同じにしておくと、後の編集でわかりやすいのでオススメです。
最終的に落ち着いた録音設定
様々なセッティングを試し、最終的に下記の録音方法に落ち着きました。
GAINについては3にすると風切り音を拾いやすく、走行音が大きくなると少し音割れ気味だったので、2に落ち着きました。
本体には万が一落下しても落ちないように紐を取り付けました。
ウィンドスクリーンは以前走行していたら風で飛んで行った(使用回数1回。。)ので、テープを取り付けて飛んでいかないようにしています。
本体にスクリーンを取り付けて
適当なクッションを挟み込みます。走行とは関係ない本体が車体にあたる音が発生しないようにするためのものです。
R1200GSの後方は本体が収まるスペースがあり
ここに収めることにしました。
落ちないように紐を車体の一箇所に取り付けておけば安心です。
録音ボタンの操作が走行中にできないことと、録音の開始・停止が押しにくいデメリットがありますが、ここぞのタイミングに綺麗な音を撮るには多少の手間が必要との結論です。
H2nは映像の質を高めてくれる良いレコーダー
いろいろ初見ながらテストしながら進めた上で、バイクとの組み合わせを検証しました。
映像と組み合わせて思ったのは、音が良いだけでいつまででも映像を見てられることでした。笑
ますますバイクに乗るのが楽しくなったなぁと思うと同時に、今まで走ってきた気持ちの良い道を最高の映像と最高の音で記録できたら、自分にとって良い宝物ができそうな予感がしています。
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下記記事ではMotoVlogについての情報をまとめました。