世間が平成最後の年、大型10連休の中私は前半・後半の4連休。それでも大型連休には変わりがないので、前回の失敗を活かして前々から準備をしました。
ちなみに前回は本当に適当に計画しすぎて、ただ走るだけの九州となりました。笑
目次
大阪→志布志 フェリーさんふらわあ
今回はフェリーを予約しました。予約は3ヶ月前に行ったのですが、実はその時点ではすでに予約で埋まっていました。。
毎日見ているとちらほらと空きがで始めたので、予約でしました。諦めずに何回も見ているとご利益あります。笑
移動日当日。午前中は仕事でしたが、意外と片付かず、気づけば結構ギリギリでした。笑
幸いにも一般道はあまり混んでいなかったのでスムーズにフェリー乗り場に到着しました。今回利用するのはプライベートシングルです。
プライベートシングル:18.000円
自動二輪750以上:8.000円
かなりギリギリの移動で写真がございません。新造船なので、船内は非常に綺麗です。

大阪→大分航路は、明石海峡大橋をくぐり抜ける航路ですが、志布志方面は通り抜けません。

船内では星空観察イベントをしておりました。



船上から見る朝焼けは本当に綺麗でした。早起きは三文の徳です。
プライベートシングルについて感じたこと
私は最近そんなに乗り物に強くなくなってきており、船も御多分にもれず、揺れが激しいと酔います。
さんふわらあは非常に大きいので、大きな揺れこそないものの、個室の狭い空間に入ると揺れを感じました。そしたらだんだん気持ち悪くなりまして。。笑
結局寝てる時以外はロビーにいたり、デッキにいたりしました。

部屋にはモニターが付いているのでテレビを見ることも可能です。
個室のメリットは寝てる時に感じました。一回だけ起きたのですが、隣のいびきがすごい!壁があることでかなり和らいでいましたが、これが壁のない部屋だったことを考えると、次回も個室を取ろうと思いました。笑
扉の鍵はかけることができないので、リターン式のコインロッカーに貴重品等は入れると良いでしょう。温泉や売店も充実していますので、不自由なく過ごせました。
志布志→キャンプ場
フェリーは予定どおり8:55に到着しました。ただ、バイクの下船は最後の方のため、降りれたのは9:40頃です。
今日はキャンプをメインにしたかったので、志布志からそう遠くない桜島、霧島をメインに走ろうと決めました。

はじめに桜島を眺める高台にきました。天気が非常によくて気持ち良いです。バイクなら、海岸線が桜島を横に気持ちよく走れます。


霧島エリアにきました。桜島からは北に位置します。
ここへ来るまでの道も非常に快走路で気持ちが良いです。途中登山客が多いエリアがあったので、きっとトレッキングの良いポイントなんでしょう。激しく心を揺さぶられますが、キャンプもしたいので先を急ぎました。
霧島を抜ける道はガスの影響で通行どめ。仕方なく引き返しますが、帰りも違った見え方で、この道はバイクで走るには非常におすすめです。

道の駅で焼きあなごを購入。これがとても美味しくて、ツーリング中のキャンブ場でお世話になりました。笑
桜島周辺なら、道の駅「たるみず」がオススメ
キャンプ場へ向かうまでに道の駅で鶏のたたきや焼酎割りのハイボール、そのほかいろいろ買い込んでからキャンプ場へ向かいます。
魚介類やビール、野菜などとても充実していました。
キャンプ場での星空鑑賞


キャンプ場に到着しました。ここは公園ではあるのですが、バーベキューテーブルもあります。またトイレもありますし、何より無料で景色が良いです。


今回のツーリングのお供は愛してやまないMSR HUBBA TOUR 2です。この旅の後半戦は雨なので、このテントの性能を確かめる絶好の機会です。

焚き火もします。ピコグリルとウィンドスクリーンの組み合わせです。これで多少の風でも問題ありません。


ハイボール飲みながら、海眺めつつ、焚き火の準備です。

奥には開聞岳がどん!と美しい佇まいでいます。本当に美しい。


バイクも夕日に照らされて良い姿していました。

星空の風景、焚き火の様子は動画にまとめていますので、ぜひご覧ください。
キャンプ場→開聞岳
朝は購入しておいたパンとドリップコーヒーで優雅な朝でした。天候も落ち着いてたので、なお良しです。
この日は昨夜見ていた美しい山に向かいます。
フェリーを使って移動する
対岸へはフェリーを使います。主に3路線あり、キャンプ場から近い船、そして桜島近くの垂水フェリー、そして、桜島と鹿児島をつなぐ短い船。
今回は道も楽しみたかったので、桜島の下にある「垂水フェリー」を利用しました。


桜島のそばを航行する路線です。30分から45分間隔ぐらいで船が出ています。
もう一つの短い航路の船は15分間隔で出ているそうです。
バイク:680円 片道運賃:480円
露天風呂が絶景!たまてばこ温泉

まずは温泉!たまて箱温泉です。砂蒸し風呂は30分待ちでした。
今回はバイクなので露天風呂が目的です。露天風呂の写真はないのですが、イメージとしては


が両脇に見えて、正面に海というとてつもない開放感のある露天風呂でした。笑
開聞岳に来た理由はもう一つ。このトンネルを通ってみたかったのです。



なんとも幻想的な世界で、不思議な感覚でした。
指宿→南阿蘇(キャンプ場
明日は雨予報なので、四国へ渡ろうと思います。そこで、指宿から南阿蘇まで移動します。
指宿スカイラインはツーリングルートに良い有料道路
指宿から鹿児島まで指宿スカイラインが通っています。この道、ぜひ通ってください。
バイクの通行料金:410円
適度なアップダウン、ゆるいコーナー、時折見せる高台からの景色、とても良い道です。
道路も非常に綺麗で、安心してワインディングを楽しめます。このスカイラインは南九州自動車道と接続していますので、そのまま南阿蘇まで高速道路で移動です。
服掛松キャンプ用はツーリングに利用したいキャンプ場

バイク利用料:920円(2019.04.28時点)
こことても綺麗な施設で快適でした。何より、テントを張れた場所が

この景色なんです!とても気持ちよく過ごすことができました。
次の日が雨なのと、テントの間隔も近いので、焚き火の煙で迷惑をかけないように行いませんでした。(結局以降は雨なので、初日だけの焚き火セットでした。笑
南阿蘇→四国
3日目、雨です。でも出発時はわずかに降っているぐらいで荷物移動が楽にできました。
雨にまとった高千穂峡
この日はここのキャンプ場近くの高千穂へ向かいます。雨ではありますが、だからこその景色に気持ちが高ぶります。
朝7時ぐらいに到着しましたが、すでに駐車場は満車でした。(バイクは別の駐車場があるので、すんなり通してくれました。

バイクを停めて移動します。

高千穂の有名な滝です。雨のおかげで、岩肌の質感、朝の空気感、とても心地の良い空間が広がっていました。
さらに、周りを散策しましょう。



誰も踏み入ることの未踏の地は、自然の美しさがそのまま保存されていて、綺麗です。
道の駅「北川はゆま」でバイキング
高千穂があまりにも良すぎて長居しまして、フェリーの時間ギリギリとなってしまいました。そこで、無料で通れる高速を利用します。
途中雨もあまりに強いので道の駅に寄ったのですが、ここでバイキングをいただけることが判明。
朝から美味しいご飯とおかずをいただくことができて幸せでした。笑
フェリー「国道九四フェリー」で四国へ
無事にフェリー乗り場に到着しました。

事前に予約しておいたのですんなり乗船できましたが、一時間に一本ある便に載せれるバイクの数は8台です。
つまりは乗れない可能性が非常に高いので注意が必要です。
自動二輪750以上:2.580円
片道運賃:1.070円
フェリー→キャンプ場(四国カルスト
フェリーは、そこそこの酔いを乗り越えて、無事に下船。笑
雨なので期待はせずに四国カルストへ向かいます。
そして、写真は一枚もありません。つまりはガスが多すぎて、何も写り映えするものが見えない状態でした。笑
太郎川公園キャンプ場は温泉近くて便利
予定していたキャンプ場へ向かいます。

雨です。ずっと降っています。


四国カルストは非常に狭い道かつ勾配もきついのですが、悪いコンディションの中でも安定した走りを楽しませてくれた信頼できるバイク、汚れた姿もかっこいいです。
バイク:520円
キャンプ場は温泉が徒歩圏内にあるので、非常に便利です。
また四国カルストにも近いのでバイクで利用するにはオススメできるキャンプ場です。
明日も雨なので、溜め込んだ食材を料理して、豪華にしました。お酒も多少のんで、寒さを全く感じなぐらいに爆睡しまして、4時ぐらいに目覚めたら極寒でした。。
四国カルスト→剣山
4日目も安定の雨です。回復傾向だったので安心しました。
この日の目的は「落合集落」を見ることです。


途中の道は深い霧に覆われてはいますが、それも幻想的な世界で楽しめました。
かずら橋という超人気の観光地は華麗にスルーしたのですが、途中にあった「国指定重要文化財 木村屋住宅」が気になり立ち寄ることにしました。
国指定重要文化財 木村屋住宅
写真はないのですが、文化財としても存在しますが、カフェとしても公開してあったので、コーヒーをいただくことにしました。
ここから見る景色は、それはとても美しく、朝もやがかる山の景色が非日常でとても新鮮でした。(キャンプ場でも味わえない不思議な景色です。
ここでこれから行く集落がなぜ山の斜面にあるのか、そして、この地で生活することの意味等々、不思議に思っていたことの答えを教えていただきました。
そしたらもっとこの地の事を知りたくなりましたが、時間もあるので、先を急ぐことにしました。
かずら橋も良い観光地だとは思いますが、その地のことを見聞きできる場所の方がより観光地としてふさわしいと感じました。
落合集落
この日の目的地に到着しました。

いや、これはすごい。
事前にこの地のことを教えていただいたので、見える景色も変わってきます。私は話を聞かなければ、ただの景色として捉えていただでしょう。
ここは間違いなく訪れることに価値のある場所です。ただし、住宅街なので、邪魔にならないように観光することが大切だと感じました。

まるで切り抜いたかのような美しい景色が広がっていました。

他の地域も美しい風景が広がっていました。
最後は高知から大阪まで特に用事もないので高速道路で帰りました。
この旅は間違いなく、前回の九州ツーリングよりも価値のあるものになりました。笑
同時に、バイクで良い道を走るもは気持ちの良いことですが、それ以上に寄り道をして自然を学んだり、観たりしている方が楽しいです。
BMWはツーリングにもっともふさわしいバイクとして存在していると思います。そしてこのバイクを通して見えてきた世界もあり、今後どのようなバイクに乗り、自然を満喫するのかが見えてきました。
今後とも大きなツーリングの際にはこのバイクに跨り、みた景色などをWebページ、動画でお伝えできればと思っております。
「食費」7.603円
「ガソリン」10.269円
「高速料金」4.890円
「キャンプ場」1.460円
「フェリー」30.480円