バイク用USB電源をホーンから分岐する方法!【工具・注意点】

「バイク用USB電源をホーンの配線に割り込ませる方法を解説します」

デイトナのUSB電源であれば、ブレーキスイッチからの配線分岐が付属しているので、工具不要で取り付けも簡単ですが、バイクによってはブレーキスイッチの端子の種類が非対応な時にUSB電源をACC電源に接続する必要があります

ACC電源(アクセサリー電源)

キーをONにしたときに流れる電源のこと

接続しやすい場所としてホーンが挙げられます。この記事では、なぜホーンが適切なのかも踏まえつつホーンにUSB電源を取り付ける手順について解説します。

バイク用USB電源をホーンに割り込ませる為の工具

はじめに、バイク用USB電源をホーンに割り込ませる為の工具について紹介します。これらの工具は一度買えば、今後も配線に関する作業を行う際に必要となるので、持っていて損はありませんよ。

検電テスター

検電テスターはホーンに接続されている配線のプラスを探すために使用します。テスターがないと、闇雲にプラス配線を探さないといけないので、最悪の場合は接続したUSB機器を壊します

作業はじめに行います

使い方については後ほどの作業工程で解説します。

電工ペンチ

電工ペンチは必須です。端子の取り付けはラジオペンチ等でもつけることはできますが、配線が外れてショートする可能性があるので危険です。専用の工具を用いて端子をつけることが大事です。

端子の付け替えに必要です

ホーンの場合は平形端子を使います。

ホーンから配線分岐させる為の作業手順

プラス配線を探す

バッテリーのマイナス端子を外す前に、ホーンのプラス配線を探します。これはバッテリーからマイナス配線を外してしまうと通電しなくなり、プラスの配線を探すことができなくなるからです。

検電テスターで端子をチェックします。端子をホーンから抜いて、検電テスターを差し込みます

キーONで電気が流れる端子はプラス!

キーONで電流が流れる場所を探します。また、キーOFFの際に電流が流れないことも確認してください。使用した工具はこれです。

電池不要で動く検電テスターです。通電の確認であれば、この製品で十分です。

バッテリーのマイナス端子を外す

配線作業するにあたり、一番避けたい問題がショートです。ショートはバッテリーから電装品を介さず直接バッテリーのマイナスへ戻ることを指します。大電流が配線に流れる為、最悪燃えます

バッテリーのマイナス端子を外せば安全

悪い結果にならないように、配線のプラス電源を確認後はバッテリーのマイナス端子を外しておくことで、ショートを回避することができます。

外した端子はボディーに触れないように、タオル等で保護しておきましょう。うっかりフレームに接触してしまうとショートします。

配線分岐を接続する

はじめに、端子について説明します。ブレーキスイッチやボーンの端子に使われているのは平形端子です。平形端子には3種類のサイズが使われており、基本はホーンの平形端子のサイズは大きいものが使われています。

ブレーキスイッチで使われている端子とホーンで使われている端子のサイズは異なるため、ホーンからの電源取り出しは別途端子を用意する必要があります

ホーンの端子が平形端子の場合

平形端子はこの形状です

デイトナのUSB電源に付属している配線分岐の平形端子は187型のため、ホーンに接続ができません。下記の平形端子用配線分岐を用意した上で、USB電源のプラス配線を平形端子のオスに付け替えます。

端子をカットした際に、配線の銅線を5ミリ前後出す必要があります。カッターでも被覆を剥くことは可能ですが、銅線に傷を付けないように注意してください。

\被覆を剥くのに便利な工具/

握るだけで、希望の長さ分の被覆を剥くことができます。

今後配線作業が増えるなら持っておきたい工具の一つです。

配線に端子をかしめるためには専用の電工ペンチを使用します。


銅線と被覆にそれぞれしっかり噛み込んでいることを確認するために端子を引っ張って抜けないか確認します。かしめる前にスリーブを入れ忘れないようにしましょう。

ホーンの端子が平形端子でない場合

この場合は配線をカットして、ギボシで分岐します。その際に電工ペンチが必要になります。

ホーンのプラス配線をカットして、ギボシを接続します。

カットする前は必ずバッテリーのマイナス端子を外してください!ショートします。

ギボシで分割したところに配線分岐を入れます。

デイトナのUSB電源であればプラス配線はギボシが接続されているので、繋げれば完成です。ついていないUSB電源の場合は、端子を付け替えます。

ヒューズから取り出す

この方法は対応しているバイクのみになりますが、ホーンが接続されている配線のヒューズから分岐して取り出す方法です。

これは車種によって使われているヒューズが異なるため、車種に合わせた適切な電源の取り出しをする必要があります。

ヒューズボックスはシート下にある車種が多いため、USB電源の配線をシート下まで伸ばす必要があります。

本体の取り付け+最終確認

配線は動かないように他のケーブルに沿わせて結束バンド等で固定します。

本体をハンドルに取り付けた際に、ハンドルを左右にフルに動かしてください配線が引っ張られる場合は余裕がない状況ので、ゆとりを持たせて再度固定しましょう!


以上ホーンの配線からUSB電源を取り付ける方法でした。

理想はブレーキスイッチから分岐できれば良いのですが、平形端子でない場合は配線作業が必要になります。以上の方法で取り付けは可能なので、自分でやるかお店に依頼するか検討してみてください!

続いてブレーキから電源を取る理由と、動かない場合の対処法についても解説していきます!

ホーンに割り込ませるメリットと注意点について

ホーンに接続する目的は、ホーンが使う電力が大きい為、接続されている配線が太いことが一つ目的です。

配線の太さで許容電流が異なる!

ホーンは他の機器に比べ使われている配線が太く、またホーンに対するヒューズも許容値が大きい為、USB電源の取り出しに最適な場所の一つです。

ヒューズの許容値と取り出しやすさのバランスに注目!

その上で、ホーンに割り込ませる際のメリットと注意点について解説します。

ホーンのヒューズが飛んだらすぐにわかる

ヒューズは保護部品であることはお伝えしましたが、もしホーンの配線に過電流が流れた場合はヒューズが飛びます。飛ぶとホーンが鳴らなくなるのが注意点です。

いざ使用しようと思うとホーンが鳴らない!というのは、仮にホーンを鳴らさないといけない重要なシーンにおいて、致命的な整備不良になってしまう可能性はあります。

ホーン用にヒューズがある場合について

ホーンの配線のヒューズは大きいです。仮に15Aのヒューズの場合、何W流れると飛ぶのか確認しましょう。

ヒューズは12V車の場合において15A以上流れると壊れて回路を保護します。各アクセサリーの消費電力の合計を確認しましょう。

デイトナ

USB電源2ポート

4.8A(57.6W)


1つ4Aのホーンが

2つある場合

8A(96W)

ホーンが2つついていても、ブレーキ配線からは12.8A(153.6W)の消費電力となり、ヒューズの許容内であることがわかります。ただし、車種によってヒューズの大きさは異なるので、車種に合わせた電源の取り出しをする必要があります。

バッテリーにヒューズが一つの場合は注意

設計が古いバイクの場合、ヒューズがバッテリー付近に一個しかない場合があります。

ヒューズボックスはありません

私のバイク(GN125-2F)では15Aのヒューズ一つのみで、これはバイク全体で使うアンペア数が15Aを超えるとヒューズが機能することを表します。

全体の場合はホーン以外にウィンカーやヘッドライト等の消費電力も加わります灯火類の消費電力は大きいので、アクセサリーを多く付けられない仕様です。ホーンからの分岐はOKですが、電装品を使ってホーンが正常に動くかどうかは走る前に確実に確認しましょう!

ホーンを鳴らした瞬間にヒューズが飛ぶ!なんてことも

そこで私はどうしているかというと、バッテリーから独立した電源を確保しています。そのために使用しているアクセサリーはデイトナのアクセサリー電源です。

記事後半で詳しく解説しています。

ホーンなら配線は最短距離でOK

ホーンに接続する目的のもう1つは取り付けのしやすさです。配線をヒューズ等から分岐しようとなると、配線をタンク下のケーブルに沿って設置するのが理想です。ただし、一度タンクを外す必要があり、作業の難易度は高いです。

ホーンであればハンドル周りに設置させていて、接続距離も最短かつ接続がしやすいことも理由の一つです。

動かない!と思ったらココを確認!

ホーンを押したらUSB電源が起動する

これは分岐させる端子が逆の場合に起こります。

プラスの配線には常時電源が来ているのに対し、スイッチを押さない限りはマイナス配線には電気は流れていません。ブレーキレバーやホーンスイッチが通電のキッカケとなります。ホーンのスイッチを押した時だけ通電するのは、マイナス配線から分岐をしている為です。

この現象を回避するためにも、必ず検電テスターでプラス配線を確認します。

イラストはバッテリーから直接の電源だけど、実際はキーONで流れる配線です!

マイナスが正しく接続されていない

プラスの配線から分岐しても動かない場合は、マイナスの接続が正しく行われていない可能性があります。

検電テスターでマイナスも確認しておく

バイクのフレーム全体はボディーアースと言われ、どこに接続してもマイナスにつながっています。ただし、塗装によって電気が遮断される場合があり、検電テスター等で通電するかは確認する必要がります。

検電テスタのワニ口をプラスへ接続します。これでマイナスを探すことが出来ます。この作業もマイナス端子を外す前に行いましょう

マイナス端子を外してしまうと、電気が流れないためにテスターでの確認ができません。

ホーンからの電源取り出し以外の方法

アクセサリー電源からとる

デイトナ|アクセサリー電源ユニット

今回はホーンから取り出す方法について解説しましたが、ハンドル周りのアクセサリーが増えると、その都度同じ作業を行う必要がります。

そこで便利なのがアクセサリー電源です。これはバッテリーから直接電源をとる仕様ですが、キースイッチ連動で通電するアクセサリーです。接続できる機器は3つまで自由に取り付け・取り外しが可能になるアイテムです。

デイトナ D-UNIT WR

もし過電流が流れた際に遮断するヒューズも本体に収納されており、なおかつボディーがコンパクトな設計です。

難点は取り付けはタンクを取り外して配線をセットすることが推奨されるアイテムなので、難易度は上がりますが、アクセサリーの電源取り出しには最適なアイテムであることは間違いありません

より詳しい解説については下記で解説しています。

これをお店につけてもらうのも、一つの解決策です。


以上バイク用USB電源をホーンの配線に割り込ませる方法の解説でした!ホーンに限らず、どのACCからでも電源を取り出すことは出来ますが、配線の太さや電源の取り出しやすさから、ホーンが挙げられます

この記事では紹介できなかったUSB電源のラインナップは下記で紹介しています。私はデイトナのUSB電源にしました!

最後まで記事をご覧いただきありがとうございます!

この記事がUSB電源の取り付けの参考になれば幸いです!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です