クラッチワイヤーの給油方法!お店での工賃についても解説

ワイヤーの給油って実はとっても大切です。ワイヤーはブレーキやクラッチ、そしてスロットル(アクセル)に使われている車種が多いのですが、このワイヤーが最悪切れてしまうと走行ができなくなってしまいます

でもワイヤーの給油方法について知っておくと、動作がスムーズになるばかりか、ワイヤーが切れるリスクを回避することが可能です。

この記事ではワイヤーへの給油方法をいくつか紹介すると共に工賃やデメリットについて詳しく解説します!

クラッチワイヤーの給油について解説

給油する場所

ワイヤーに給油する場所は主にクラッチケーブルとスロットルワイヤー(アクセル)になります。

油圧クラッチや電子スロットルの場合はワイヤーを使用しないため給油不要です

絶えず細かく動くワイヤーだからこそ、汚れ等で動きが鈍くなっています

クラッチワイヤーの給油は簡単

クラッチワイヤーはレバーを外すだけで簡単に外すことが可能です。

一方のスロットルワイヤーとなると、ケーブル端を機器から外す必要があります。キャブ車なら、キャブレターから外せば簡単にワイヤーを緩めることが可能です。

給油の重要度は

クラッチワイヤー>ブレーキワイヤー

となります。アクセルワイヤーについては動きが鈍くなければ注油を急ぐ必要はありません。

フロントがドラム式ブレーキの場合

フロントブレーキにワイヤーが使われているのは年式の古いバイクやスクーターが多いので、その仕様であればブレーキワイヤーにも給油しましょう!

メンテナンスの頻度

動きの鈍さを感じたら給油を必要としますが、目安としては

10,000km or 1年に1回

を目安に給油を行うと良いでしょう!

クラッチワイヤーの給油に使う工具はこちら

必要なもの
  • ソケット or メガネレンチ x 2
  • ウエス
  • オイル
  • ワイヤーインジェクター or ビニールとマスキング

手順により使う工具は異なりますが、基本はクラッチレバーを外すための工具とウエスを使用します。ウエスは古いオイルを受けとるものなので、使い古しのものでもOKです。

オイルの入れ方によって2つの工具を使い分けます。それぞれの道具でのオイルの入れ方を解説する前に、工具について先に説明します!

ワイヤーインジェクター

ワイヤーインジェクターはパーツクリーナー等をスムーズにケーブルの中に送り込むための道具です。なぜこれが必要なのかというと

ケーブルの隙間に直接オイルを入れると、入っていくオイルの量が僅かなのに対して勢いが強すぎるためにオイルが跳ね返ってくるんですね!

ワイヤー給油の手順としては

  1. パーツクリーナーで洗浄
  2. 潤滑剤を注入する

となります。このワイヤーインジェクターを使うに際し、少し注意が必要なので先に説明します!

インジェクターには相性がある

インジェクターとワイヤーとの組み合わせは相性がある(ワイヤーが細かったり、アウターケーブルが太かったり)ので、必ず100%漏れ無く注入できるものでもありません

漏れる原因

漏れる時は、インジェクターの反対側から漏れます。漏れない組み合わせもあるので、アウターケーブルとの相性かなと思っています。

しっかりクリーナーを送り込むために

漏れる原因はいくつかありますが、注入口にしっかりスプレーのノズルを入れることで漏れがだいぶ減る可能性があります。

ホームセンターで売られているパーツクリーナに付属している汎用のノズルを、注入口に少し力を入れて差し込むことで、隙間なくパーツクリーナー等をさすことが可能です。

ただし、WAKO’Sのようなあらかじめノズルがついており、先の細いものは隙間が発生します。

先ほどのノズルが径の変換も兼ねているので、家にあれば代用して見ましょう!

パーツクリーナー・潤滑油・グリース

使うアイテムはWAKO’Sの多目的潤滑剤パーツクリーナー、及びグリースです。ワコーズのメンテループは粘度がチェーンルブとスプレーグリースの間ぐらいでワイヤーの給油に丁度いいですよ!もちろんワイヤー以外に可動部のオイルとしても役立ちます。

ワイヤーメンテナンスの道具はまとめてAmazonで購入が可能です。

Amazonで買うと断然お得な消耗品7選とお得に買う方法

クラッチワイヤー給油の手順2選!

ワイヤーインジェクターを使った方法

クラッチレバー根元のボルトを外す

ソケットレンチorメガネレンチを使って、ボルトを外します。サイズは車種によって異なります。

ボルトとナットは上側、もしくは下側から回すと供回りして外せないことが多いので、同じサイズの工具を2つ使って外します。

ワイヤーを外す準備

ワイヤーが外せるように、テンションアジャスターには切り欠きがついています。手で回して、一直線にしましょう!これでワイヤーが外れます。

硬くて回らない!場合はペンチで回すと動きますよ!

ワイヤーインジェクターをセットする

工具不要で、簡単にセットできます。できるだけしっかり締めこみましょう!

アウターケーブル出口にウエスをおく

次の工程でパーツクリーナーを吹きますが、出口から汚れが出てくるので、養生しておきます。置き場所が悪いと、汚れが別の場所に移ってしまうので、念入りに!!

パーツクリーナーを差す

インジェクターの注入口から、パーツクリーナーを少しずつ、細かく分けて差していきます。

この工程で古いオイルやグリースを洗浄します。ウエスで覆いながら吹くと飛び散りませんよ!

ケーブルの末端からオイルが出てきたら完了です。

潤滑剤を差す

パーツクリーナーで汚れを出した後は、潤滑剤を差します。

これも反対側から出てきたら完了です。

組み戻す

外した手順の逆をたどって組み戻します。その際、ボルトにはグリースをつけておきましょう!

溢れ出た汚れや潤滑剤はパーツクリーナで拭き取ります。

また、クラッチに関連する可動部にも潤滑剤を差しておくと、より動きが軽く感じます。

以上がワイヤーインジェクターを使ったオイルの給油方法です。お疲れ様でした!

ワイヤーインジェクターを使わない方法

ビニールをカットして用意する

使う道具はビニール袋とマスキングテープです。

前項で説明したワイヤーを外す手順までは同様です。準備として、ビニール袋の端を少しカットします。

カットする大きさは、ケーブル橋についている円柱の部分が通るぐらいの大きさが理想です。

アウターケーブルにビニールをセットする

用意したビニールをアウターケーブルに取り付けます。注入するオイル等が漏れないようにマスキングテープでしっかり密着させます。

オイルが入るまで待つ

ビニールが一時的なオイルタンクの役割を果たします。オイルを貯まるまで差し、なくなったら注油を繰り返します。

手が汚れるので注意ですが、インナーケーブルを上下させると、より早くオイルがケーブルの中に浸透します!

ワイヤーインジェクターを使う手順同様、ケーブル端にオイルを受けるためのウエスを置いておきましょう!

オイルが出口まで出てくることが完了したら、組み付けの逆の手順で組み戻します。

以上がワイヤーインジェクターを使わないオイルの給油です!

専用工具を必要としないので、簡単に作業ができるのがポイントです。

アクセルワイヤー給油の手順

アクセルワイヤーはクラッチワイヤーのようにハンドル側のケーブルを外すことが困難です。そのため、ケーブル反対側を外してテンションを緩め、その隙間から注油します!

キャブ側のケーブルを外す

車種により方法は異なりますが、ケーブルをキャブレターから外します。

ナットを緩めると、ケーブルが外れる仕様のものが多く、車種によってはサイドから簡単に外すことが可能です。

注油する

ケーブルの末端を外すと、アウターケーブルをずらすことが可能なので、隙間から注油します。

一度に入るオイルの量はわずかなので、少量を注油したら入っていくのを待ち、再度注油する工程を繰り返して、ケーブル反対側から出てくるオイル及びグリースを確認します。

クラッチワイヤーへ給油しないと起こるデメリット

ワイヤーが切れる

ワイヤーがオイル切れを起こすと、摩耗が増えます。

  • ワイヤーの抵抗が増え、動作が鈍くなる。
  • ワイヤーに磨耗の疲労が溜まると、ワイヤー切れを起こす可能性があります。

ワイヤーが切れることはそうありませんが、それ以上に動きが鈍くなるので、快適に乗るためにもバイクのワイヤー給油は大切なメンテナンスの一つです。

クラッチが切れなくなる

ワイヤー切れが発生することでクラッチが常時繋がった状態になります。クラッチレバーを使わず変速させる方法もありますが、基本はレッカー移動となります。

ワイヤー給油をする際の工賃の比較

2りんかん・ナップスで比較

2りんかん・ナップスで比較します!価格は1箇所あたりの金額です。

2りんかん
ナップス
2,200円(税込)1,650円(税込)
2022/06時点

工賃は以前は2りんかんが安かったのですが、値上がりしたのでナップスが安くなります。

車検のプランによってはケーブル給油も項目に含まれている可能ですがあるので、車検時および1年点検時にお店で給油してもらうと安心です。


クラッチ・ブレーキワイヤー交換

2りんかん
ナップス
2,750円(税込)2,310円(税込)〜
2022/06時点

タンク、カウル脱着は別途

スクーターの場合はさらに価格UP


アクセルワイヤー交換

2りんかん
ナップス
スクーター以外6,050円(税込)5,060円(税込)〜
〜125ccスクータ9,350円(税込)8,250円(税込)〜
ビックスクーター19,250円(税込)13,750円(税込)〜
2022/06時点

ワイヤーを交換するとなると、工賃が高く、特に外装がついているスクーターやフルカウル車は工賃が高いです。

スクーターの場合タンク、カウル脱着込み


ブレーキワイヤー(スクーター)

2りんかん
ナップス
フロント
〜125ccスクータ
見積もり3,080円(税込)〜
リア
〜125ccスクータ
見積もり5,500円(税込)〜
ビックスクーター見積もり11,000円(税込)〜
2022/06時点

定期的なワイヤーメンテナンスで耐久性をあげるのが大切!

ワイヤー給油の手順と道具紹介でした。ワイヤーが切れるとバイクを正常に動かせなくなるばかりか、交換に伴う工賃も高額になり、大きな出費となります。

できれば定期的に給油してワイヤー切れを起こさないように心がけたいですね!

当記事で紹介したメンテナンスに限らず、できる整備をすることでバイクのコンディションはずっとよくなります。下記記事では自分で行いたい基礎メンテナンスを9つ紹介していますので、合わせてご覧ください。

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