この記事ではハンターカブに取り付けるためのトップケース選びと取り付け方法について解説します。
トップケースはGIVIのトップケース|モノロックケース B32を選びました。これはケース自体が大きすぎず、そして軽いことがポイントになります。
トップケース選びの中で、
ハンターカブの重量をできるだけ増やさずに使い勝手の良いケースを探している!
方に是非読んでいただきたい記事となっています。
目次
GIVIのトップケース|モノロックケース B32
はじめに、取り付けイメージがこちら!バイク相応の大きさに収まっているので、バランスも良く取り付けができていると思います。(バイクはローダウンしています)
GIVI|トップケースについての詳細について解説します。
初めに、スペックは下記の通りです。
メーカー希望小売価格 | ¥17,600(税込) |
品番 | 16965 |
重量 | 3.2 kg(ベース込み) |
寸法 | 奥行:433mm 幅:405mm 高さ:303(mm) |
最大積載重量 | 3kg |
軽量で扱いやすい
GIVI:B32はベース込みで製品重量が3.2kgと非常に軽量です。
トップケースはバイクの中でも一番高いところに取り付けるパーツのため、重心から遠いところにある重量物は取り回しだったり走行中のハンドリング(特に低速時)に影響が出る場所なので、軽いに越したことはありません。
重量は製品の板厚を薄くすれば単純に重量は軽くなりますが、それでは強度が弱くなるので、剛性を確保しつつ軽い製品を作るのはGIVIの得意分野と言えますね!
コンパクトながら容量も大きい
約30Lの大きさがあるので、ヘルメットだけでなく、レインウェアやグローブ等も収納できるスペースがあります。
価格が安くバリエーションも多い
GIVI|B32は今回取り付けるフルブラックの他にシルバーと、各色にそれぞれバックレスト、ネット&レールが標準装備されたモデルの展開があります。
タンデムする機会があったとしても、最適なバリエーションを選べる展開の広さに感動ですね!
ハンターカブへの取り付け方法
おすすめキャリアはキジマ
取り付け手順の解説の前に、今回リアキャリアを交換した上でトップケースを取り付けます。取り付けるリアキャリアはキジマです。
トップケースをつける上での、このキャリアを使うメリットは下記の通りです。
- 純正キャリアに比べて大幅に軽くなる
- キャリアを車体につけた状態でベースの着脱が可能
- ベース取り付け位置の自由度が高い
これらの内容は取り付けの手順をみていただくことで、理解していただけると思います!
一方で注意点としては大きく重たいトップケースを付けたい場合(50L〜など)は、純正キャリアに取り付けるのが重量制限含めオススメです!
使用する工具
- 5mm六角レンチ
- 17mmメガネレンチ
- 12mmメガネレンチ
- 19mmスパナ
- 12mmソケット
トップケースを取り付けるためには、純正リアキャリア一度キャリアを外すことで取り付けがぐっとしやすくなります。
取り付け方法
キャリアを交換するために、固定している部分を緩めます。
まずは左側のサスペンションボルトにアクセスするためには、エアインテークのダクトを取り外します。
ダクトカバーはネジ2本で留まっています。六角レンチで外します。
カバーは引っ掛けにより留まっています。手前にスライドすることで、外すことが可能です。
カバーを外すことでナットにアクセスが可能です。メガネレンチ(17mm)を使って緩めます。
右側はマフラーと共締めしてあるので、各種パーツを外していきます。
初めにマフラーを固定しているナットをメガネレンチ(12mm)を使って緩めます。マフラーは外す必要はありません。
次にサスペンション上部のナットをスパナ(19mm)を使って緩めます。かなり強い力で締めてあるので、肢の長い工具かつ耐久性の高い工具が良いです。
写真のような工具だと力不足感を感じます。
こちらも緩めるだけでOKです。
キャリア中央にあるボルト2箇所を12mmソケットで外します。
ここのボルトは完全に取り外します。ねじが残っているとキャリアを外すことができません。
全てのボルトを緩めたらキャリアを取り外すことが可能です。
取り外した際、サスペンション上部はキャリアの接合部の厚み分の空間が残っているので、このままにしておきます。
今回新たに取り付けるキャリアをセットします。
外したボルトや緩めたナットを取り外した手順の逆で締めれば完了です。その際の取り付けトルクは下記の通りです。
44N・m(左右共通)
キャリアに付属の金具を使って、キャリアと連結します。
純正のキャリアに比べて取り付け位置の自由度が非常に高いので、好みの位置に取り付けることが可能です。
尚、ベースは樹脂製なので、ボルト・ナットの締め付け過ぎに注意しましょう!ボルト周辺のベースが変形しだしたら締め付けすぎの状態です。
金具が左右のレールをしっかり挟み込んでいる状態を確認します。
最後に、純正のリアキャリアを交換すると、外したエアインテーク用のダクトは別売りのオプションで蓋をするか、逆さまにして取り付けるかの2択です。
以上ハンターカブのリアキャリアの取り付けです。
解説した手順でなくとも、純正のキャリアを外さなくともトップケースの取り付けは頑張れば取り付けができますが、作業性で言えば外しての取り付けがオススメです!
また紹介したリアキャリは軽くなるばかりでなく、取り付け位置の自由度が高いので、ケースと合わせて検討しても良い製品だと思います。
他のトップケースについて紹介
GIVI B32 | GIVI B42 | GIVI TREKKER OUTBACK | BKBEINGKING 36L | HONDA 39L | |
---|---|---|---|---|---|
価格 | 17,600円(税込) | 25,300円(税込) | 61,600円(税込) | 1万円代 | 9,900円(税込) |
容量 | 32 L | 42 L | 42 L | 36 L | 39 L |
重量 | 3.2 kg(ベース込み) | 4.0 kg(ベース込み) | 6 kg | 7.9 kg(ベース込み) | ー |
寸法 | 奥行:433mm 幅:405mm 高さ:303(mm) | 奥行:456mm 幅:496mm 高さ:319(mm) | 奥行:454 mm 幅:409 mm 高さ:323(mm) | 奥行:310 mm 幅:385 mm 高さ:330(mm) | 奥行:401 mm 幅:323 mm 高さ:305(mm) |
最大積載重量 | 3kg | 3 kg | 10 kg | ー | 10 kg |
GIVI|B32に似た真四角なケースがハンターカブに似合うので、30〜45Lあたりでトップケースを探すと、上のアイテムが候補に挙がります。
50Lクラスになるとより多くの道具を運ぶことが可能になりますが、その分重量も増すので、今回のように軽量なキャリアと組み合わせるなら、30L台で軽量なトップケースと組み合わせるのが相性が良いと言えます。
スチールやアルミなどの製品もあるので、自分の好みで購入するアイテムを選ぶと悔いが残らないと思います!
以上トップケースのご紹介と取り付け方法の解説でした!
トップケースは鍵がついているので、ヘルメットなどの収納にもってこいで使い勝手が良い製品ですが、一度サイズを決めてしまうと可変ができないデメリットがあります。
用途がキャンプツーリングであれば、可変式のツーリングバッグを検討しても良いと思います。
特にハンターカブの純正キャリアは幅が広く、荷物を安定して載せることができるので、もっとも理想的な形状であることは間違いありませんね!
下記では積載についての違いについて解説しています。