WAKO’S タンクライナーでタンク内コーティング【防錆】

タンクライナーについて

タンクライナーのメリットは、タンクを良い状態で維持することが可能である点です。

タンク内のサビを抑え、燃料への不必要な汚染を抑えます。バイクを良い状態で維持するにはとってもメリットの多いメンテナンスの一つです。

タンクライナーの難しさ

しかしタンクライナーは手軽にできるものでもありません。

・タンクを外す必要がある
・タンク内のガソリンを別に容器に移し、タンク内を洗浄・乾燥させる必要がある
・コーティングの施工は一日では終わらない

ざっと書くだけでもこれだけの手間がかかります。だから、100台あれば実際に施工している人は本当にわずかです

オススメの方法とは

タンクライナーを最も手軽に行う方法としては、新しいタンクをもう一個買うってのがオススメです。

私が乗ってるGN125も純正ではありませんが、Amazonで検索すればタンクが新品で買えるんです。

ぜひ自分のバイクのタンクがあるか調べてみてください。

タンクライナーで防錆する方法

タンクライナーで防錆する行程としては下記の通り。

・タンク内のサビを落とす
・サビがないことを確認し、コーティングする

この手順で作業していきます。作業行程としては1日では終わりませんので、数日にかけて作業していきます。

  

タンクライナー施工前の準備 [STEP 1]

はじめにタンク内のサビを落としてきますが、そもそものサビの発生源について理解しておきます。

古くないバイクのタンク内のサビ

古くないバイクのタンク内のサビはタンク内の水分によるサビと考えられます。これはタンク内の燃料がわずかしかない状態が続く場合に起こりやすい、タンク内の結露によって錆が発生するというものです。

この程度のサビであれば、後ほど紹介するサビ取り剤で比較的綺麗に取れます。

腐食は進行している?

サビの進行具合としては軽度なので、腐食はあまり進行していません。程度が悪いと、サビ取り剤で穴が開くこともあります。

古いバイクのタンク内のサビ

年式が古いバイクとなると、長年のタンクのサビが進行し、場合によってはタンク内全面にサビが回ってることもあります。または腐ったガソリンが固形化し、その表面にもサビが進行している場合があります。

この状態になるとサビ取り剤でのメンテナンスは難しく、タンクを割って中を削ったりする方法もあります。

バイクの場合はタンクの中が確認しやすいので、程度によっては状態の良いタンクを探す方が手間がかからないかと思います

花咲かGでタンク内のサビを取る

コーティングする前に、必ずタンクの中のサビを落とす工程を最初にします。新品のタンクの場合は、中を確認し、度がないことを確認できればサビ取りの行程は不要です。

MEMO
新品のタンクでも、写真のように保管環境によっては表面のサビが進行していることもあります

サビ落としで定評なものはコレ。

タンククリーナーを使う理由は下記の通り。

・サビを取りつつ、金属へのダメージは極力避けるケミカルである
・新たなサビの進行を抑えるコーティングもできる

そして花咲かGは繰り返し使用できるケミカルであるということです。ちなみに、私の場合は繰り返し使う予定もないので、捨てました。。。

しっかり油分を取り除く

花咲かGを入れる前に、まずはしっかり油分を取り除きます。タンクについている部品は全て外しておきましょう。中性洗剤である洗剤を使って、タンク内をしっかり洗浄します。

注意
既にサビの進行が激しく進んでいるものへの高圧洗浄機は厳禁です。水圧でタンクに穴が空いてしまいます

タンク内の内側を触ることはできないので、念入りに何回も水を入れ替えて洗浄しましょう。

花咲かGを使うまでの準備

ボルト穴や燃料用の穴など、タンクの下部にある穴は全て塞ぎます

完全に密閉できれば問題ありませんが、完全に塞ぎきれなかった場合や、タンクに小さなな穴が空いてしまった場合に備えて大きなバスケットを用意しておき、バスケット内にタンクを収めて作業すれば漏れても床が悲惨な状況にならずに済みます。

花咲かGを入れて、数時間〜1日放置する

花咲かGはお湯と合わせて使うと効果的にサビを落とすことが可能です。40〜50度のお湯と花咲かGを混ぜたものをタンクに注入します。

MEMO
水での希釈も可能です。温水の方がより効果が出やすいです

花咲Gの希釈の程度により、放置時間が多少異なります。写真程度の軽度なら、20倍希釈で一日放置すれば十分でした。

MEMO
最長でも一週間までの放置にとどめておいてくださいとのことです

施工後のタンク内。赤サビが黒サビへと変化しています。

  

タンクライナーの施工 [STEP 2]

タンクライナーについては、サビ取りを行なった後、できる限りすぐに施行するのが理想です。

サビ取りをした後のタンク内は錆びやすいため、1週間の放置で再びサビが発生していることもある

ためです。花咲かGはそのサビの進行を抑えることはできますが、油断は禁物です!

タンク内を乾燥させる

中が乾いていない場合、ドライヤーを使って乾燥させましょう。

MEMO
ドライヤーは後の乾燥の行程でも必要なので、用意しておいたほうが作業効率が上がります

タンクの底部を密閉する

花咲かGの手順同様、ボルトとテープを使って穴を塞ぎます。

MEMO
ボルトの先も同時にコーティングされるので、再利用はできません

タンクライナーをそそぐための準備

ワコーズのタンクライナーは2液性のコーティング剤なので、説明書の通り、主剤と硬化剤を8:2の割合で混ぜます。

この時、気泡が入り込まないようにゆっくり丁寧に攪拌してください。

MEMO
GN125はタンク10Lです。主剤96ml+硬化剤24mlの計120mlです

しっかり馴染ませる

タンク内にコーティング剤を入れます。

注意
タンク表面についてしまった場合はすぐに拭いて取り除きます。もしくは注ぎ口にテープを貼って、養生しましょう

タンクキャップに蓋(ガムテープなど)をして、タンクを回転させながらコーティング剤を全体に行き渡らせます。この時漏れないようにしっかりテープで養生してください

中が見えない状況なので、面倒ではありますが、少しづつ回転させつつ、左右にしっかり振ってあげることが大切です。

【重要】タンクライナーを抜き取り、道具を清掃する

今回のタンクは10Lなので120ml入れましたが、全体に行き渡らせるために多めにコーティング剤が入っています。過剰分は抜き取ります。

MEMO
WAKO’Sのタンクライナーは抜き取り工具が付属しています

また、抜き取った後は計量カップ・抜き取り工具の清掃を行います。二液性のタンクライナーは硬化が早く、固まると取れなくなり、道具の再使用が出来ません。

しっかり乾燥させる

タンクを段ボールの中に置き、ドライヤーなどで室温を上げてしっかりコーティングを硬化させます。

注意
加熱しすぎるとコーティング面に気泡が出てしまい、コーティング不良となります

直接温風をタンクに当てないように、ドライヤーを固定してあげましょう!

MEMO
取扱説明書には70~80℃を20〜30分間と表記されています。また、自然乾燥でも効果させることは可能です

最終仕上げ

乾燥後、内部を目視し、コーティングがしっかり行き渡っているか確認します。見えにくい部分もありますが、給油口や燃料口からライトで中を照らして、見える範囲は確実にチェックしておきましょう!

MEMO
コーティング作業は同じ作業をもう一度行うことが推奨されています

燃料コックや燃料キャップを取り付けて終了です。

  

まとめ

この記事では

・タンクライナー前のサビ取りの方法
・タンクライナーの施工

について解説しました。今回使用した道具は下記の通りです。

・タンクライナー
・花咲かG(サビ取り剤
・ドライヤー(乾燥用
・ダンボール(タンクが入る大きさ
・中性洗剤(タンク内洗浄用
・養生テープ(穴を塞ぐもの

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