【配線について】基礎知識とバイク配線の特徴について

バイクをカスタムする際に避けては通れない配線についてまとめました。

配線をいじる時の基礎知識

部品を交換したり、整理したりするときに配線を触ることになりますが、一歩間違えれば大事故に繋がる危険性があります。

まずは配線の基本についてから復習したいと思います。

バイクの配線には常時電源とACC電源がある

常時電源とACC電源については覚えておきます。

常時電源

キーをONにしなくても流れている電流のこと

ACC電源(アクセサリー電源)

キーをONにしたときに流れる電源のこと

イラストで言えば、スイッチ部がキーになります。常時電源にライトなどがあると、電源を落としても光り続けます。結果、バッテリーがなくなります。

バイクの場合は基本キーオンにして流れるACC電源が多いですね。

検電の方法

テスターを使う時、配線(被覆)に針を刺して通電を確認しますが、カプラーに針を刺しても検電ができるので、オススメです。

検電テスターで配線の種類を把握しておく

配線作業をする際、一般的にはバッテリーのマイナス端子を外して作業することはよく知られています。これはショートを回避するためです。

ショートとは

電装品を介さずに、バッテリーの+からーへ繋がってしまうことです

結果、大電流が配線へ流れて大変危険です!

しかし、マイナス配線を外すと検電テスターが使えなくなります(電気が通らないためです)。

検電テスターは常時電源とACC電源を調べるのに必要なので。。

作業前に触る配線を検電テスターで調べて、配線の種類を確かめておくということです。

ACC電源のプラスは、キーをオフの時はテスターが光らないけど、ONにするとテスターが光ります。

ACCでも、スイッチまでは+の配線は常時電源です!

常時電源の配線を触る場合、必ずバッテリーのマイナス端子を外しておきましょう。

配線に流せる電流について

配線は太さに応じて流せる電流の最大値があります。

2.5アンペア(12Vで消費電力30W以下)

5アンペア(12Vで消費電力60W以下)

6.6アンペア(12Vで消費電力80W以下)

11.6アンペア(12Vで消費電力140W)

引用:https://www.diylabo.jp/column/column-449.html

許容電流はエーモンの配線の場合です

主にバイクで使われる配線についてピックアップしました。ポイントは接続する機器が使う電力に応じて配線を選定するということです。

注意しなければいけないのが、消費電力が大きいのに細い配線を使用し、事故(発火の原因)につながることです。

MEMO

一般的にはウィンカーやメーターなどの配線は0.5スケアの配線が使われています

接続方法の違いについて

カプラー

カプラーは純正配線で用いられる配線パーツの一つです。メリットは下記の通りです。

  • 複数配線を一度にまとめて接続が可能
  • 機器の取り付け・取り外しが容易に可能

カプラーは短時間で複数配線をまとめて接続ができるメリットがあります。しかし、デメリットはカプラーの大きさにあります。

これがバイクのヘッドライトに収納されています。

この状態だと、ヘッドライトを小さくしたいときには収納するスペースが足りなくなるので、配線をスッキリさせる(余分な配線をカットする)必要があります。

下記の方法はスッキリさせる、いくつかの方法です。

キボシ

キボシはカプラーと違って、一度に複数配線を接続することはできませんが、下記のメリットがあります。

  • 機器の取り付け・取り外しが可能
  • 配線ルートを別にすることが可能

例えば、メーターを交換する場合は、キボシやカプラーにしておけば外すことが可能なので、交換が容易ですし、カプラーと違って全ての配線が同じルートを通る必要もないので、最短距離で配線を引き直すことも可能です。

ただし、一度外すとどの配線がどの配線かを判断するのは触り慣れていないと混乱しやすいです。その点、カプラーは単純明快なので、特に配線初心者には便利なパーツです。

結線+半田づけ

はんだ付けによる結線は、もっとも場所を取らない接続方法です。これにはデメリットがあります。

  • 機器の交換の際は配線を切る必要がある
  • 銅線が剥き出しなので、絶縁のためにカバーをする必要がある(ショートの可能性あり)
  • はんだ不良だと、配線が外れてしまうことがある

いろんなデメリットがあるけれども、配線を整理するためには最も省スペースで費用をかけずに済ませる方法がこの方法です。

絶縁対策として、結線前に必ず写真のように熱収縮チューブを通しておいて、はんだによる結線作業後に、チューブをライター等で炙って密着させましょう。

工具については下記でご紹介します。

配線の種類について

以上配線を整理するための工具と、接続方法についてご紹介しましたが、必ずしも最短距離で接続すれば良いとは限りませんので、下記の配線の種類をご紹介します。

メインハーネス

メインハーネスとは、純正の配線を束ねたもので、テープで巻かれた一番太い配線です。ここから各機器へとカプラーで繋がっています。

純正の配線は、流れる電流の大きさに合わせて適切な太さの配線が選定されています。間違って、細い線を使用すると、配線の許容を超えた電流が流れることになり、発火の原因となります。

そんな純正配線を束ねて、保護することで、事故が起きないようにしています。そのため、極力触らないようにすることが良いです。

絶対にメインハーネスはいじらない??
配線を整理する上で、メインハーネスを撤去し、短くしたもに入れ替えることは可能です。必ず純正と同じ配線の太さにし、配線図を用いて、正しいルートで配線を接続する知識が必要です。

まずは機器側(カプラーから機器までの距離)の配線を短くし、配線を整理することから始めることが、配線の接続方法や配線に関する経験を得ることができるのでオススメです。

機器の配線

機器側の配線は、短くしたり、長くしたりしやすい配線となります。カプラーやキボシで接続する場合は、一度機器を外せば、配線作業がしやすいのでオススメです。

バイクの配線を触る時のポイント

以上配線についての基礎知識と便利工具についてご紹介しました。改めてポイントをまとめます。

  • 検電テスターを使って、作業前に配線の種類を確認しておく
  • 常時電気の流れる配線はショートの可能性あり(バッテリーのマイナスを外しておく)

以上のことは、最悪の事態を回避するために大切なポイントです。覚えておきましょう!

下記では、配線作業にあたり使用する工具とオススメの工具をご紹介しています

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