フロントフォークのオイル交換を行う【GN125-2F】

フォークオイルは定期的な交換が必要です。フォークオイルを交換すると

適切な粘度により、フォークの動作がスムーズになる

効果があります。この記事では125ccのGN125-2Fのフォークオイルをセルフ交換する記事としてまとめていこうと思います。(行程を一部省略しています

フォークオイルの交換頻度

フォークオイルは1年に1回の交換が一つの目安となります。それ以外にもフォークの沈み込みが柔らかく感じた場合は交換しても良い状況です。

シールが機能していない場合は併せて交換
一方フォークオイルの粘性が短期間で変化する場合はフォークについているシールがうまく機能していない可能性があります。この場合はフォークオイルの交換と共にシールも交換するとオイルの性能を維持しやすくなります。

フォークオイルの種類について

純正で各社フォークオイルがあります。選ぶ際は粘度を指定して選ぶことができます。

MEMO
GN125-2Fは指定10Gです

スズキから出ているフォークオイルでいえば、粘度は下記の種類があります。

フロントフォークオイル G-05 / G-10 / G-15 / G20

選ぶポイントとしては、まずは車種ごとの指定粘度がベストチョイスです。しかし、用途によっては粘度をコントロールすることも可能です。

オイルを柔らかくした場合
柔らかくすると、動きがとても柔らかくなります。荒れた路面の追従性が上がる反面、不安定感につながりやすいです。
オイルを固くした場合
粘りのあるフォークの動きになり、主にサーキットなどの安定した路面での使用に適しています。路面が荒れた場所で使うと追従性が下がり、乗り心地が悪くなります。

  

オイルの交換手順

フォークオイルの交換に関する手順を記載しました。全体を見て、これなら自分で出来そうな行程であると判断した場合は自分でやってみるのがオススメです。

作業工賃について

ショップに依頼すると、下記の工賃がおおよその金額です。(オイル交換のみ

2りんかんNAPS
正立フォーク:11,500円〜(税抜)
倒立フォーク:11,500円〜(税抜)
正立フォーク:11,000円〜(税抜)
倒立フォーク:10,000円〜(税抜)

ショップに依頼するならオイル交換だけでなく、シール類も交換を依頼した方が良いです。シール類の取り付け・取り外しの方が必要工具が多く、手間もかかるためです。

参考までに、左は正立ホーク、右は倒立フォークです。

  

ホイールを外す

フロントホイールを外します。GN125-2Fの場合はセンタースタンドがついているので、簡単にホイールを外せますが、センタースタンドがない場合はメンテナンススタンドとジャッキを組み合わせます。

ナットの取り外しにはGN125-2Fの場合は17mmのソケットが使用できます

工具は全長の長いものがオススメです。特に強いトルクで締められているホイールのアクスルシャフトの場合、楽に外すことが可能です。下記アイテムは差込角9.5mmです。必要に応じて差込角12.7mmを選択してください。

ホイールを外したらフェンダーも外しておきましょう。

  

ブレーキキャリパーを外す

ブレーキキャリパーを外します。場合により、写真のようにキャリパーは紐で吊り下げておけば、ホースに無理な力がかかりません

注意
この時、フロントブレーキレバーは握らないようにしてください。ブレーキパッドが押し出され、ホイールセット時に干渉して戻せなくなってしまいます。

 

ハンドルレバーおよびフォークのトップキャップを外す

以下の作業は車種により作業が異なります。

ハンドルを固定しているボルトを外します。車種により外す必要のないものがあります。

次にハンドルと干渉していたボルトにアクセスできるようになるので、ここを緩めます。

MEMO
GN125-2Fの場合は17mmです

GN125-2Fの場合はトップキャップとフォークのインナーチューブとでトップブリッジを挟み込む構造となっています。

  

フォークをバイクから外す

ボルトを緩めればフォークに関連する固定箇所は無くなるので、スライドして抜くことが可能です。

MEMO
GN125-2Fの場合は17mmです

フォークを外した際に錆が内側に見られたので、ここは取り付けの際にしっかり拭いてグリスアップをしておきます。

  

スプリングを取り外す

通常はトップキャップを外せばスプリングは簡単に取り外せますが、GN125-2Fは特殊構造です。インナーチューブにさらに押えのパーツがついているので、取り外します。

部品を外すと、カラーとワッシャーが出てきます。

ようやくスプリングを取り出すことが可能です。初期のスプリングであれば、巻きが密な方が上側になります。入れるときに注意します。

手袋をしておくことをオススメします。取り出した後はパーツクリーナー等で部品とフォークのインナーを綺麗にしておきます

  

フォークオイルを入れる

先に書いておきますが、本来なら上記の作業ではさらに分解が可能な状態です。完全に分解した方が古いオイルを残さず交換ができるのですが、今回はお手軽オイル交換ということで、記事をまとめておきたいと思います。

MEMO
完全分解するときはシール類の交換も含めてのオーバーホールですね。

使うのはスズキ純正のフォークオイル、粘度はG-10です。

右のカップはオイル計測に必要なので、別途用意しました。GN125-2Fの場合は下記の指定があります。

指定フォークオイル量174cc
インナーチューブを伸ばした状態で
フォーク上部から油面まで
375mm

規定量入れた後はインナーチューブを何回かゆっくり上下させて、エア抜きを行います。時間があれば、数時間奉仕しておくことでもエアはゆっくり抜けていきます。

  

油面調整する

フォークオイルを入れた後は、油面調整をします。規定量入れたわけですが、そこから多少オイルを抜いて適正値にしていきます。

フォークオイルの油面を合わせるのに便利な工具があります。

私は細長い金尺を用意し、フォークに突っ込んで油面を計測しました。フォークオイルを抜いては、定規を差し込んで、抜いては差し込んでの繰り返し。。面倒なんで、専用工具あった方が良いです。笑

後は手順を逆に辿って、組み付ければ完了です。

  

全ての部品を分解する場合

次に、完全に分解して清掃する場合の追加情報をまとめます。

ボトムのボルトをほんの少し緩めておく

ホイールを外した直後に、フォークのボトムにあるボルトをほんの少しだけ緩めておくと、その後の工程が楽になるのでオススメです。

かなり強いトルクで締められているので、しっかりした工具を使うことをオススメします。

  

ガスケットは要交換

フォークの底にあるボルトにはワッシャーがついています。このワッシャーがフォークにあるオイルを止める役割を担っています。ボルトを外す機会があれば要交換となります。

ボルトを外さないオイル交換も可能です。

  

ボルトを外すとインナーチューブが取り外せる

ボルトを外すとインナーチューブを取り外せます。

インナーチューブから取り出した部品です。

写真はインナーチューブのボトムです。これら全てパーツクリーナーで洗浄することで古いオイルを徹底的に洗浄は可能ですが、フォークボトムにあるボルトを外すリクスを考えると、オイル交換であればここまで分解することはオススメしません

ここのボルトを外すのは、シール類を交換する時は外す必要があります。シール類がひび割れて、インナーチューブにオイルが付くようになってきたときに、ここまでの分解とシール類の交換が必要となってきます。ご参考までに!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

error: Content is protected !!