前回までは草地からコンクリートを敷くところまで行いました。今回は単管で簡易の屋根を作る様子をお伝えします。
目次
ガレージの種類
バイク保管には雨風をしのげる室内保管が最高の環境ですが、そうでない場合もあるかと思います。
地面がコンクリートの場合は色々な保管環境をつくることができるので、まずはどんな保管方法があるかをご紹介します。
バイク専用ガレージを設置する
バイク専用ともなればガレージの装備は豪華です。
電源の取り出し口や盗難防止のことを考えてある
有名なメーカーだとデイトナからガレージが出ています。引っ越しの予定がなく、賃貸でなければ設置計画をしたいと思える憧れですね。
物置をバイクガレージとして設置する
物置小屋といっても、バイクが入るだけの大きななガレージで、保管の観点で言えばバイク用ガレージとあまり差はありません。
但し盗難防止や電源の取り出しはオプションになることが多く、費用を含めるとバイク用ガレージも高くありません。
有名なメーカーでいえば、イナバ物置です。有名な三社はオプションやバイクの大きさにより安く買えるガレージが違ってきます。
ガレージに関しては、設置場所により基礎工事が必要となる場合があります。
レンタルガレージも検討する
家の近くにレンタルガレージを借りれる場合は、バイク用ガレージを借りるのも一つです。
下記でガレージについての情報をまとめています。(特設ページへ移動します)
バイクテントを設置する
名の通りバイクが入るだけのテントです。コストが安いのが特徴です。
設営が簡単。バイクカバーのように被せる手間が減るので、バイクの出し入れが多いときに便利なテント構造。
ただし注意点があります。
風が強いときはテントごと飛ばされてしまう場合があるため注意が必要
単管パイプで組み立てる
コストが安く、設営が簡単。
テントのフレームよりは強いフレームが単管です。ホームセンターにて1m単位で売られていることが多いです。
車に3mの単管が積込可能であれば、繋ぎ目のない強い骨格を組むことが手来ます。写真の構造だと簡易の屋根となり、合わせてバイクのカバーは必要となります。
単管パイプでガレージを組む
今回は単管で簡易の屋根をつくることにしました。この先いつ引っ越しするかわからないので、いつでも分解が出来て、かつ日差しを遮るだけでも効果的と思いました。
単管パイプ
バイクを囲うには、3mと2mで十分な大きさがあります。高さは2mだと屋根が高い位置にきます。
雨風の影響を受けにくいようにするには適切な長さに単管をグラインダーとかでカットすればベストな環境が作れそうです。
支柱をたてる
単管を基礎ブロックに挿して、モルタルを詰めたものです。これを支柱とします。
直交クランプ
フレームを組んでいくにはこのクランプが必要です。直行クランプを使うと歪みにくいしっかりとしたフレームを組むことが可能です。
しかし、屋根などの傾斜をつけたいところなどには直行クランプは不適切となります。
自在クランプ
自在クランプは回転機構を持ち、自由に角度をつけることが可能です。
フレームの立ち上げの時に自由継手だけで組んでしまうとフレームが歪んで倒れてしまうので、最初は直行クランプと併用して組んでいく必要があります。
垂木クランプ
垂木クランプは屋根に必要なフレームを単管にとりつけるためのものです。
トタン屋根
今回はポリカーボネートを選択しました。耐久年数が長く、安いです。
車1台分の広さだと7~10枚必要(フレームの大きさに応じて変化)なので、費用がかかります。
完成
今回設営した簡易ガレージは設置してよかったとは思います。なにより、これがなければバイクにカバーを掛けるにしろ雨・風が直接あたり、砂ぼこりもカバーの下から入ってくる状況でした。
これがあるだけでも多少改善できています。
今後の課題
台風問題
2018年に発生した台風22号、24号は日本に甚大な被害をもたらしました。大きな木が倒れるほどの風は想像以上で、紛れもなく単管の簡易ガレージは屋根が吹き飛ぶでしょう。
台風に関しては間違いなくガレージが強いので、本格的にガレージを構築するのであれば設営費の安さに見せられるのではなく、耐久性のある環境を作った方がトータルで安いと感じました。