ニーモ|ホーネット1Pのレビュー!ストームとの違いは通気性

この記事ではNEMO HORNET 1Pをレビューしていきたいと思います。現行のホーネットはホーネットストームへ生まれ変わり、私の持っているホーネットは短命でした。笑

でも実はホーネットはインナーがフルメッシュの仕様で、夏の季節においては蒸れにくく快適です。(冬は寒すぎて使いづらいです)

夏のキャンプツーリングにはこのテントを持ち出す機会が多いホーネットをレビューします。はじめにお伝えしておくならば

山岳テントとしてみた場合は、悪天候時はほぼ使い物にならない性能と感じます

よって、あくまでもキャンプツーリングや気候が安定した山岳で使うことを目的としたテントと言えます。

ニーモ|ホーネット1Pの優れたポイント

広々とした前室があること

このテントは一人用です。でも、寝るスペース以上に荷物を置くスペースは広い印象です。

軽量化の為にフライのボトムは地面からかなり上にあるので、汚れやすい部分ではありますが、完全に外に置くよりは使い勝手の良い空間は見た目以上に広いです。

バイクのブーツやツーリングバッグを置くのが良いですね。

フルメッシュインナーで夏の蒸し暑さに対応

このテントは実は廃盤で、今の新しいモデルはメッシュではありません。

しかし、夏のジメジメとした夏にはこのメッシュが通気性良くて快適なんです。

そもそもバイクは春から秋がベストシーズンなので、多少の寒さなら防寒着で対応するぐらいがより快適だと思います。

一人用だけど広々としたテント内

前室の広さを紹介しましたが、インナーテントも十分広いです。見た目はわずかな隙間でも、ここにはジャケットやヘルメットなど汚したくないものを置くことが出来るので、一人用としては実用的な広さです。

広さに貢献している機能として、フライとインナーを連結することで室内のサイドを少し拡張することが可能です。

またボトムも2ヶ所で引っ張ることでマチをつくり、広さに貢献しています。

超軽量なテント

ニーモのテントは右側のフレームです。Y型のフレームはフレームの長さを減らし、軽量化に貢献しています。

フライは出来る限り削りおとしたデザインです。場所によってはシングルウォールになります。笑

天井にライトを入れる場所がある

メッシュのインナーテントの上部にはランタンポケットがあります。これだけでも室内の使い勝手は大きく向上します。

ブランドの紹介

NEMOは2002年にアメリカで創業された比較的若いブランドです。斬新なアイデアは他のブランドにはないものが多く、キャンプ用品というよりは登山道具のメーカーとしての認知度が高いです。

ニーモ|ホーネット1Pのサイズ・スペック

収納サイズ
最小重量
(フライ/本体/ポール)
765g
総重量940g
室内最大高98cm
収用人数1人

最大の特徴はダブルウォールで765gという圧倒的軽さであるということです。バイクの場合テントを軽くすることはバイクの操作性を上げることに繋がるので、重要視したいスペックであると言えます。

生地

10D Sil/PeUナイロン

10Dの生地は非常に軽量で、これがテント重量に大きく影響しているのは間違いありません。MSR HUBBA TOURと同じポリウレタンとシリコンの組み合わせで経年劣化も多少はマシだと思いますし、性能が維持しやすいです。

フロア素材

15D Sil/PeUナイロン

15Dも非常に薄い生地です。そのためグラウンドシートなどボトムを保護するものを敷かないで使用した場合はすぐに生地がダメになり、破れ、浸水などの影響が現れるでしょう。

メッシュ生地

メッシュは虫の入ってこない細かなメッシュを採用しています。インナーテントの上部がメッシュなので、通気性はバツグンです。

半分はプライバシーがある程度保護できる生地です。

ポール

7000 シリーズアルミフレーム

DACのポールを採用しています。このあたりは山岳テントとしてのスペックの現れです。実績のあるポールが使われていると安心できます。

ファスナー

安定のYKK製で、軽量化されていることが分かります。

シームテープ

フライにはシームテープがしっかり施されています。

室内の大きさ

マットは180cmですが、上部はまだ余裕があります。これだけのスペースがあれば一人の荷物なら不自由することはありません。

立ち上がりも垂直に近くて圧迫間をあまり感じません。

ニーモ|ホーネット1Pの仕様・機能

入り口をまとめておける

入り口は半分が大きく開く仕組みで、出入りに不自由さは感じません。

使いやすい位置にあるインナーポケット

インナーテントには出入口に一ヶ所のサイドポケット、

天井にランタンポケットと実用的なポケットがついています。

通気性は十分ある

インナーがメッシュなので、通気性は申し分ないでしょう。

メリットは結露しにくいこと、気温が高いときはメッシュでないものより快適に過ごせることが挙げられます。

デメリットは冷気の入りが多いことです。装備によってはメリットにもデメリットにもなりうる仕様です。

ちなみに、フライとインナーの境界はこのあたりです。

真横から雨が来た場合は多少入り込みます。この辺りが次のモデルでメッシュでなくなった理由でもありそうです。

プライバシーの確保

インナーメッシュのボトムはメッシュでないので、覗き込まない限り中が見えてしまうことはありません。

星座を確認できる

スタッフバッグには星座を確認できるプリントが備わっています。山と星は切っても切れない関係なので、大切な情報ですね。

ニーモ|ホーネット1Pの設営・撤収

内容物をみると、インナーテントとフライから構成されたダブルウォールの仕様であることがわかります。

設営方法

片側のみペグダウン

このテントは軽すぎる為に風の影響を受けやいです。飛ばされないためにも、ペグダウンは必ず行いましょう。

引っ掛けるだけの簡単設営

ポールはシンプルな形状です。どこか一ヶ所(リングの辺り)を持ち上げると

自動でポールがある程度組上がります。

インナーテントの上に置きます。

ポールのエンドはボールエンドになっていて、樹脂パーツに嵌め込むだけの仕様です。ニーモって使う部材が他のメーカーにはない斬新なものを積極的に使うメーカーで面白いです。

あとは反対側のポールをセットします。片側はいつも通りのグロメットに差し込み。

ポールが組上がったので、インナーテントについているフックを引っ掛けていきます。

立ち上がりました。形も非対称です。

アウターの設営

フライについているパーツをインナーテントのパーツに引っ掛けます。

2ヶ所セットしたら

フライ内側のベルクロをフレームに巻き付けます。2ヶ所あるので忘れずに。

そのまま反対側に回り、ベルクロを一ヶ所止めます。

そして、ペグダウンします。

フライと本体を繋ぐパーツはありません。

ペグあり

このテントはペグダウンすることで、機能が最大限発揮されます。

入り口とその反対側のペグはフライのシワをしっかりとるイメージで刺すとテントが綺麗に張れます。

風が強い時は短辺側に合計三本張り綱を追加できます。

ペグがない場所での設営方法

このテント。正直ペグ無しはほとんど機能しません。

見た目ひょろひょろ〰️なので、弱い風が吹くと

あ~れ~

すんっ、、

ぽてっとなります。ちなみに、私は山の上で強風が吹き、テントが飛ばされそうになりました。要注意です。

収納サイズ

ポールが長いので、収納性としてはポールが収まり切らない可能性はあります。

バイクへの積載イメージです。

コンパクトに収まっていることが分かります。

今回紹介するのが左から二つ目のテントです。

撤収方法

前述の通り風には弱いテントなので、ペグは残したままま組み立てとは逆の手順を戻っていくのが良いでしょう。

インナーメッシュなので、収納する時に空気が溜まらず畳みやすいです。

ニーモ|ホーネット1Pは蒸し暑い日本に対応したテント

新しいホーネットはホーネット・ストームに生まれ代わり、インナーメッシュでなくなりました。寒い季節に対応しましたが、同時に暑い時期に対応しにくくなりました。

このテントは登山で使う為に購入しましたが、バイクキャンプで使うとなると、インナーフルメッシュは貴重な存在じゃないかと思っています。

なぜならバイクで行ける時期だとせいぜい冬手前なわけで、場合により夏のキャンプの方が多いかもしれません。そんなときにこのテントは快適に過ごせるテントのひとつとして存在する意味があると思っています。

ペグが必要という困難こそあれど、軽さと収納サイズの小ささはライト&ファーストな仕様と言えるでしょう。

↓現行はインナーテントがメッシュではありませんが、肌寒い季節に最適です。


最後までご覧いただきありがとうございます!

この記事がテント選びの参考になれば幸いです

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