この記事ではNANGA オーロラ900DXをレビューしていきたいと思います。
ファーストインプレッション
見るからに暖かそうなこの寝袋は収納袋から取り出すととてつもない膨らみをもつ寝袋です。このスペックが必要なシーンはいつなのか。そして性能についてもご説明していきたいと思います。
目次
ブランドの紹介

ナンガは滋賀県にあるブランドで、ダウンの寝袋を専門としています。値段は少し高いですが、その分品質保証のレベルが高く、永久保証が製品にあります。
サイズ・スペック
収納サイズ | φ22×34cm |
サイズ(身長) | 身長175cmまで |
総重量(スタッフバッグ込み | 1550gg |
対応温度(カタログ表記 | [快適使用温度] -22℃ [使用可能限界温度] -37℃まで |
素材 | 760FP ダウン量:900g |
対応温度に関しては個人的には-25度が限界温度かなと思いました。
この製品の優れたポイント
防水生地で構成されている

オーロラ 900DXは防水生地なので、シュラフカバーを必要としません。
特に冬のキャンプだと寝袋が濡れて保温力を失ってしまうことは死活問題でもあります。そのため、濡れないような仕様になっているのがポイントです。
ご紹介している寝袋は防水の生地で包んでいますが、これだと多少ごわついてしまいます。
今ナンガのラインナップとして、撥水ダウンが主力です。これは生地をしやなかにできる上に、ダウンそのものが湿気に強く、防水効果があるものとして使えるものです。
生地が柔らかいと収納がとてもしやすいメリットがあるのでオススメです。
永久保証

ナンガの製品は永久保証です。寝袋に関する修理費は無償です。
無償の範囲としては、通常使用によるほつれで、ダウンが飛び出してしまった場合などです。
縫製方法やダウンの品質を安定して作り続ける努力の表れです。
快適な温度をご紹介
私がこの製品を使って、快適に使える温度は下記の通りでした。ちなみに、どれも山岳テントを使用しています。通常のテントに比べて中も小さく保温性が高いのが特徴です。
0度 | Tシャツ一枚で寝れる |
-10度 | ウールのアンダー+フリースで温かく寝れる |
-20度 | ダウンウエアとフットウォーマでも途中寒さで目が覚めるも、ギリギリ寝れる暖かさ |
-20度は真冬の山の中腹なので、かなり特殊な環境ではありますが、この寝袋の保温力の高さが分かります。
収納サイズの紹介
収納サイズは小さいとはいえません。それなりの大きさがあります。
バイクでの収納方法を紹介

サイズはヘルメットよりも大きいです。バイクで持ち運ぶとなると、収納袋が丸い形状のため隙間が出来やすくパッキングに少し工夫が必要となります。

バックパックにキャンプ道具を積める方法であれば、ザックの一番下に押し込んで圧縮するようにすれば隙間なく効率良くパッキングできます。
メンテナンス方法の解説
使った後は裏返して天日干し

キャンプツーリングだと、できるだけ早く出発したいとは思いますが、もしゆっくり出発するなら、寝袋の天日干しはオススメです。
ダウン製品はとにかく湿気に弱いです。なので、収納する前に干してあげるだけでも湿気が少なくなり、保管の状態が良くなります。
クリーナーを使ってしっかりメンテナンス

防水の生地を使っているとはいえ、内側は防水生地ではないので洗うことは可能です。
手順や用品などはダウンの洗い方に準じる形で洗えますが、この手の大型の寝袋は専門のクリーニングに出したほうが綺麗に、かつ楽に洗えます。
仕様紹介
サイズ

レギュラー/最大長210cm×最大肩幅80cm(身長175cmまで)
私は180cmですが、ギリギリ使用できています。
生地

表生地:40dnオーロラテックス/裏生地:40dnナイロン
保温素材

内部構造:ボックス構造、ショルダーウォーマー内蔵
フィルパワー:760FP / ダウン量:900g
ファスナー

YKKファスナーの止水を採用しています。下からも開けることができるので、干す際に裏返しにしやすいのが特徴です。
機能紹介
顔まわりのフィットの調節

外側と内側に計2本紐がついているので、首回りからの冷気の侵入を防いでくれます。
まとめ

収納サイズこそ大きい寝袋ですが、真冬でもあたたかく寝れる寝袋としての使い勝手はとても良いです。
この製品は真冬向けの寝袋としてはコストを抑えてあるモデルでオススメです。

下記ではバイクキャンプツーリングで特にオススメな道具をまとめて紹介しています。

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