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インプレッション
バイクツーリングのお供に持ち運ぶ焚き火台としてはピコグリル398が以前と変わらず使いたくなる焚き火No.1でしたが、ここにきて新たな刺客が登場しました。それがMONORALの超軽量焚き火台です。
この焚き火台は調理としての使用には全く向いていないので、焚き火を純粋に楽しむツールとして捉えてみると、この軽さは革新的で、キャンプ道具を軽量化へと見直すきっかけになる道具であること間違いなしです。
MONORALとは

MONORALを焚き火台で知った方も多いのではないでしょうか。2010年スタートのメーカーで、初代ワイヤフレームの焚き火台は1kgを切る軽量なもので、当時としてはとても軽量なものでした。
そして、10年後の2020年、ついに焚き火台はわずか100gという超軽量なモデルとともに成長することとなります。
サイズ・スペックについて
収納サイズ | 長さ340 × 幅130mm |
重量(本体)| 総重量 | 108g | 131g (実測) |
組み立てサイズ | 幅435 × 奥行370 × 高さ165mm |
最大積載重量 | 500gまで |
この製品の優れたポイント
最軽量・超コンパクト

収納袋込みでもわずか約130gです。焚き火を楽しむ道具がここまで軽量になるならば、いっそのこと調理はバーナーに任せて、キャンプ道具全体を超軽量に纏めたくなります。
純粋に旅先で焚き火を楽しむ、ただその贅沢を味わうためだけのシンプルな道具が、この製品の最大の魅力です。
設営方法について

設営方法は収納袋に印刷されています。説明不要なぐらいのシンプルな作りです。

1点を軸にして回転させます。フレームが溝にセットされるまで回せば良いです。

セットされれば、それ以上回転することもなく、写真のようにフレームを組み立てることが可能です。

メッシュにセットされているワイヤを2箇所引っ掛けて

残りの一箇所を引っかければ完成します。

焚き火台の中では群を抜いて美しい形状ですね。
仕様について
フレームの仕様

フレームはメッシュよりも大きい作りとなっています。メッシュワイヤをセットするときは、フレームをしならせながらセットするので、メッシュに薪を載せても不意に外れる心配はないでしょう。
収納袋の仕様

タイベック製の収納袋にはポケットがついています。

使用後の汚れたメッシュなどを一時的に収納することが可能です。
載せれる薪について

試しに乾燥している薪900gを載せてみました。(規定値より400gオーバー。。)
結果は載せれないことはないのですが、フレームの軽量さゆえに、載せるバランスが悪ければ簡単に倒れてしまいます。
規定値の500gを目処に、偏りなく載せることがポイントです。
実際に使ってみる
薪の小割はたくさん用意したほうがいい

メッシュ構造の焚き火台はよく燃えるのですが、焚き火台自体の保熱はないので、大きな薪を燃やすよりは小割をたくさん用意して、常に火力を維持し続けるように注意しないといけません。
一度火力が弱まると、大きな薪への着火はほぼできません。
小さなカップぐらいは載せられる

ご覧の通り、小さなカップぐらいは載せることができます。ただし、底はメッシュなので不安定感は否めません。
撤収がとても楽

メッシュによる通気の良さがあるので、よく燃えます。焚き火台の保熱もほとんどないので、冷めるのも早く、撤収はとても早く終えることが可能です。(大きな薪は燃え残るので、最後は小割でしっかり燃やすイメージで)
また、灰がメッシュを通り抜けて落ちることもありませんでした。
地面への熱対策は必要

地面が草地であれば、底が輻射熱により焦げることを回避するために不燃のシートを下に引いておく必要があります。シートがあれば、溢れた灰も回収できて便利ですね。
道具の見直しで身軽キャンプを!

MONORALのワイヤメッシュフェザーはほったらかしの焚き火台というよりは、常に火を育てる焚き火台と言って良いでしょう。それが焚き火の楽しさでもあるので、近くにウィスキーやビールを置いて、ゆっくり楽しむ使い方が最適です。
数年前なら焚き火道具は重たいという認識がありましたが、この道具はそのイメージをぶち壊してくれましたね!おすすめです。
スタンダード
ライト
焚き火台の選び方も更新しました。

下記ではバイクキャンプツーリングで特にオススメな道具をまとめて紹介しています。
