この記事ではDD Frontline Hammockをレビューしていきたいと思います。
目次
総合評価 3.2 / 5点 (当サイト比較
収納サイズ | ★★★☆☆ |
重さ | ★★★★☆ |
設営のしやすさ | ★★★★☆ |
バイクツーリングでの使い勝手 | ★★☆☆☆ |
価格 | ★★★★★ |

ファーストインプレッション
ハンモックがここまで普及したのは、このハンモックから始まった印象があるほど、基本的な機能を備え、そして耐久性があります。今日はバイクとハンモックの相性についてご紹介していきたいと思います。
ブランドの紹介
DDは2005年から今もなお、ハンモックキャンプの最前線に立っています。
創業者が軽量でコンパクトで快適で手ごろな価格のまま、風や昆虫の保護などの基本的なキャンプ機能を組み合わせたハンモックを自分自身で作りあげたのが始まりで、今やタープやテントなど商品展開は多岐に渡ります。
サイズ・スペック
収納サイズ | φ16×30cm |
最小重量 (本体のみ) | 860g |
許容範囲 | 196センチ・125㎏可能 |
収用人数 | 1人 |
ハンモックの特徴は、地面の状態を選ばないことですね。それでいて、耐荷重もしっかりしています。
この製品の優れたポイント
設営が早い

ハンモックは、簡潔にいれば両サイドの紐を木にくくりつけるだけ。とても単純です。
のちに紹介するオプションや工夫を加えることで、確実に素早く設営することが可能です。
フルメッシュで夏でも快適

キャンプの大敵と言えば、虫の襲来。特に蚊は刺してくるので厄介ですよね。
このハンモックにはメッシュが付いているので、虫が入ってこないようになっています。夏のツーリングキャンプだとテントは暑すぎることがあるので、むしろハンモックがとても快適です。
生地の二枚構造で丈夫な設計

このハンモックはしっかりした構造で、生地が二枚の構造です。生地へのダメージは極力さけるべきなのですが、どうしても生地を傷めてしまう時はあります。そんな時、生地一枚だと破れてしまう場合がありますが、これだと残りの一枚が問題ない場合があるので安心です。
豊富なオプション

DDには豊富なオプションがたくさんあります。これらのオプションを使うことで、的確に設営が可能です。
ハンモック泊のメリット
地面の影響に左右されない

ハンモックは適切な距離の二本の木があれば設営が出来ます。そのため、地面が傾斜であろうと設営が可能です。この点に関してはテントよりも優れています。
また地面に左右されないメリットとして、地面に石などが多いとき、石と擦れて起こる生地のダメージが無いのも大きなメリットです。
椅子として使える

バイクツーリングなら、寝るハンモックを椅子として使えるだけでも椅子を持っていく必要がなく便利です。(ただし近くで火を起こせないデメリットはあります。)
バイクツーリングでの使い勝手
次にバイクツーリングで使う際の印象を書いていきたいと思います。
荷物置き場に困る

テントなら、夜露とか、地面に置いて汚れてしまうものはテント内にいれて汚れないようにすることが可能です。
ハンモックの場合はそのようにはいかないので、地面にシートを敷いておくことで荷物置き場を作ることが可能です。
タープが必要

露が発生したときに防ぐものがハンモックにはなにもないので、タープと一緒に組み合わせるのが良いと思います。その場合はハンモックにプラスしてタープも設営をする必要が出てきます。テントならテントのみで良かったので、一手間増える形になります。
内容物の紹介

内容物はシンプルです。本体と蚊帳につけるポール二本、そして蚊帳を吊り上げるためのゴム紐です。
設営方法の解説

本体に付属の紐を木に巻いて結ぶだけで設営は終了ですが、これだとテンションをかけるのが難しいので、別の方法を紹介します。


写真は設営イメージです。用意するのはクライミング用のカラビナ2つです。詳細は百聞は一見にしかずです。下記の動画がとてもわかりやすく、参考になります。

蚊帳を細引で上方向に引っ張ります。

立体になりました。

蚊帳用のフレームを

スリーブに通します。

ポールを使うことで蚊帳が立体的になり、ハンモックに入っ時に密閉間をあまり感じることがありません。

蚊帳の両サイドにはファスナーがついていて

先ほど挿したポールに蚊帳の側を引っかけておくことも可能です。

虫が多い環境は蚊帳が必要ですし、そうでない季節は蚊帳を上に上げておけるのは便利な機能です。

ハンモックのボトムは生地が二枚あります。これは万が一1枚が破れてももう1枚あることで回避できるためのものでもありますが、この間にマットを入れることが可能です。

サイドはベルクロで留まっています。
機能紹介
メッシュは内側からも閉められる

写真は蚊帳を上げた状態です。解放感があります。

ジッパーは外からも内からも開けることが可能です。

蚊帳を閉じた状態です。目の荒さは蚊が入ってこれない大きさですが、閉塞感はなく、快適です。

ハンモックでくつろいでいると、空の風景がよくわかり、よい時間が流れます。
ただしバイクツーリングだとテントの設営等々あるので、こうしたゆったりした時間は少ないですね。
オプションについて
ハンモックスリーブ

スリーブは設営・撤収を素早く行うアイテムです。

口が2ヶ所ありますが、寸法が異なります。口の広い方からセットします。

写真の状態にコンパクトにまとめることが可能です。
スリーブを使った設営・撤収

スリーブを使うと写真のようになります。

スリーブをスライドすれば

片側に寄せることが出来ます。
撤収の際は、片側に寄せたスリーブを引っ張ることで元に戻ります。スリーブの中に本体が収まるからこそ撤収の際の本体を綺麗に畳む必要がありません。


使うときは紐を解けば

すぐに設営できる状態になります。
まとめ

ハンモックは木さえあれば設営が可能ですが、バイクツーリングとなると、知っているキャンプ場でないと
設営出来ない場合があるので注意が必要です。それでもハンモックを使うメリットはたくさんあって、それはご紹介した通りですが、個人的にはどれもテントより快適なんです。冬は寒いでしょうが、都合がつけば持っていきたいのがこのハンモックの魅力ですね。
下記ではバイクキャンプツーリングで特にオススメな道具をまとめて紹介しています。

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