任意保険はバイクに乗る上ではとても大きな割合のコストです。しかし、万が一の時に必ず必要な任意保険をケチるわけにはいきません。この記事では任意保険を選ぶにあたっての最適なプランの選択方法から、私の実際のコストプランについて説明していきたいと思います。
目次
保険のプランについて

はじめに任意保険にはどのようなプランがあり、その違いは何なのかを説明していきます。
搭乗者傷害保険について
搭乗者傷害保険とは、定額支給の保険となります。

上図のように、決められた金額しか出ないのが搭乗者傷害保険です。
・搭乗者傷害保険は保険金の受け取りが早い
定額な故に、実際にかかった医療費分の全額が支給されるわけでないのが、搭乗者傷害保険です。
人身傷害保証特約について

人身傷害とは、治療費や死傷された方の年齢、収入、扶養家族の有無等を反映させた保険金額が支給されます。
・保険金の受け取りは搭乗者傷害保険の方が早い
人身傷害補償特約は、搭乗者傷害保険と違い、実費分が全額支給されます。保険料が高いのはこの為です。
保険金額は3,000万〜から設定できることが多いです。搭乗中のみの特約を付けて、バイク乗車中に発生した事故に対しての保険にすることで、保険金額も下がります。
バイクに乗り始めた1年目は人身傷害保険は保険料が高くて、学生の身では払えないものでした。それが今は社会人になり、無事故・無違反で等級も上がり、値段を抑えて加入できるようになりました。
弁護士費用特約
弁護士費用は過失割合を示談するなど、相手方との交渉を弁護士に依頼した際に発生する費用のことを指します。
弁護士に依頼する際の費用を保険会社が支払う特約で、弁護士を入れることで、過失割合が変わる可能性があるため、自身が加入している保険のどれかには必ず加入しておいた方が良い特約です。
車の契約にも弁護士費用特約が付帯している場合は、バイクの任意保険からは外すことも可能です。
その他条件位より保険料を抑えることができる方法
インターネット割引
ネットで継続手続きが可能な保険(三井ダイレクトやチューリッヒ、アクサダイレクト等)は、ネットでの申し込みで割引を受けることが可能です。
運転者年齢条件
20歳以上や26歳以上のように、年齢ごとに割引を受けることができるプランです。特に26歳以上となると事故の件数も減ることから、保険料が結構安くなります。
ゴールド免許割引
免許の色で割引を受けることができます。頑張ってステイゴールドを目指して安全運転でいきましょう!
継続割引
同じ保険会社で更新すれば、継続割引を受けることができます。また、保険金を請求しなければ、保険の等級が上がります。等級を上げることで保険料は年々下がるので、バイクを途中で手放したりする場合は等級引継の手続きを行い、失効しないようにしましょう。(最大10年)
保険会社の違いについて
比較のポイント
事故時の対応で考える
保険会社にはダイレクト型と代理店型に分けることが可能です。ダイレクト型は下記で紹介しているネットで加入する保険で、事故時の対応もマニュアル化されています。人件費を抑えて、保険料を安くしている一方、対応に不満の声も多数見られます。
一方の代理店型は保険料は高いものの、事故対応時の的確なサポートがあり、万が一の事故にも臨機応変に対応してくれるのがポイントです。
どの保証を重視するか
保険は何を重視するかで選択する会社が変わってきます。保険申し込みの際は保険の特徴を理解して加入することで、納得いくものとなります。私の場合は人身傷害保証特約を重視し契約することにしています。
三井ダイレクトの特徴

人身傷害保証特約を入れた時の保険料は他に比べて安いです。保険を選ぶ際の基準が人身傷害保証特約であれば、検討してよい保険会社です。また、保険料に関しては走行距離による保険料の差がありません。(申請項目にない)
毎年予定走行距離は聞かれますが、正直バイクなんて乗るときは乗るし、乗らないときは乗らない、予想がしにくい乗り物なので、制度としては分かりやすくて良いです。
アクサダイレクトの特徴

ロードサービスは圧倒的に優れています。ガソリンがなくなったりした場合は一回に限り無料で給油できる他、レッカー移動は距離制限無く指定工場まで無料で移動できるのはメリットです。
チューリッヒの特徴

車両保険や携行品特約など、様々な特約に申し込みが可能です。(申込できない車種もあります。
とくに携行品特約は大きく、カメラや携帯なども保証対象です。バイクに乗っていると、機材トラブルは起こってしまうので、この保証をつけれるチューリッヒは良いですね。
まとめ:私の見積もり金額について
基本情報まとめ
始めに保険料を決めるためのドライバーの情報です。保険に関しては主に運転する地域などで保険料が変わったり、免許の色でも割引率が変わったりします。
運転者年齢条件特約 | 26歳以上補償 |
対人賠償保険 | 無制限 |
対物賠償保険 | 無制限 |
人身傷害補償特約 | あり 3,000万円 搭乗中のみ補償 |
弁護士費用等補償特約 | あり 車を持っていないので追加 |
保険証券不発行特約 | あり |
このあたりは変更の余地がない、正当な情報を入力することとなります。この情報で保険料が変動するため、嘘の情報を入力すると、保険料が支払われる際に告知義務違反となり、保険料が支払われないことにもなりますので注意が必要です。
この内容で各社見積もりして、比較してみましょう!
10等級の時の見積もり
三井ダイレクト | アクサダイレクト | チューリッヒ | |
---|---|---|---|
人身傷害特約あり | 44,300円 | 48,900円 | 63,090円 |
※上記価格はネット割引価格です。
10等級で見積もると、三井ダイレクトが最も安く更新できました。
11等級の時の見積もり
三井ダイレクト | アクサダイレクト | チューリッヒ | AIG損保 | |
---|---|---|---|---|
人身傷害特約あり | 43,600円 | 39,160円 | 37,840円 | 48,450円 |
人身傷害特約なし 搭乗者傷害保険:500万 | 17,220円 | 22,100円 | 15,590円 | 32,490円 |
※上記価格はネット割引価格です。
去年と比べると、一番安かった三井ダイレクトが高い結果となりました。このことからも、比較見積もりの大切さがわかる結果となりました。
ちなみに、私は今年はほとんど乗れそうにないので、人身傷害を外したチューリッヒにて更新しようと思います。
オススメの任意保険について

最後にオススメの任意保険選びの方法についてです。
● 搭乗者傷害保険か人身傷害保障特約かの優先順位をつける
● 携行品の特約や、車両保険をつけるか検討する
● ネットで一括見積もりをして、保険料を確認する
優先順位をつけるポイントとしては、保険料より保障内容です。自分にとって安心できる保険が一番です。
本当は無事故で入れることが、一番幸せなことです。万が一にも備えて、楽しいバイクライフをおくりましょう!
コメントを残す