バイクの配線を整理するためのポイントと便利工具について

バイクの配線を加工するときは、ヘッドライトを小さくしたり、新しいパーツを取り付けたいときに行うものです。でも、初期のバイクの配線って本数も多いし、ヘッドライト開けたらごちゃごちゃしているしで、なんとかならないものかと悩みますよね。

この記事では、ごちゃごちゃしている配線をスッキリさせる方法に絞って、ご紹介します。

接続方法の違いについて

カプラー

カプラーは純正配線で用いられる配線パーツの一つです。メリットは下記の通りです。

  • 複数配線を一度にまとめて接続が可能
  • 機器の取り付け・取り外しが容易に可能

カプラーは短時間で複数配線をまとめて接続ができるメリットがあります。しかし、デメリットはカプラーの大きさにあります。

これがバイクのヘッドライトに収納されています。

この状態だと、ヘッドライトを小さくしたいときには収納するスペースが足りなくなるので、配線をスッキリさせる(余分な配線をカットする)必要があります。

下記の方法はスッキリさせる、いくつかの方法です。

キボシ

キボシはカプラーと違って、一度に複数配線を接続することはできませんが、下記のメリットがあります。

  • 機器の取り付け・取り外しが可能
  • 配線ルートを別にすることが可能

例えば、メーターを交換する場合は、キボシやカプラーにしておけば外すことが可能なので、交換が容易ですし、カプラーと違って全ての配線が同じルートを通る必要もないので、最短距離で配線を引き直すことも可能です。

ただし、一度外すとどの配線がどの配線かを判断するのは触り慣れていないと混乱しやすいです。その点、カプラーは単純明快なので、特に配線初心者には便利なパーツです。

結線+半田づけ

はんだ付けによる結線は、もっとも場所を取らない接続方法です。これにはデメリットがあります。

  • 機器の交換の際は配線を切る必要がある
  • 銅線が剥き出しなので、絶縁のためにカバーをする必要がある(ショートの可能性あり)
  • はんだ不良だと、配線が外れてしまうことがある

いろんなデメリットがあるけれども、配線を整理するためには最も省スペースで費用をかけずに済ませる方法がこの方法です。

絶縁対策として、結線前に必ず写真のように熱収縮チューブを通しておいて、はんだによる結線作業後に、チューブをライター等で炙って密着させましょう。

必要な工具
「あると便利」ワイヤーストリッパー
半田こて
熱収縮チューブ・ライター

工具については下記でオススメの道具をご紹介します。

  

配線作業で便利な工具

ワイヤーストリッパー

ワイヤーストリッパーには下記のメリットがあります。

  • 配線の被覆を任意の長さで剥くことが可能
  • 作業する配線が多いほど、工具の利便性を体感する

配線には芯と被覆があります。結線する際は、被覆をとって、中の芯を出してあげる必要があります。

この作業が数本なら端子をかしめる工具(電光ペンチ)で被覆を剥くことが可能ですが、本数が多くなると手間になってきます。そこで便利なのがワイヤーストリッパーです。

使い方はいたって簡単です。被覆をとりたい配線を工具にセットして

握るだけで被覆を外すことが可能です。また、剥く長さは調整が可能なので、長く・短く剥くことが可能です。今後電装系のパーツ交換や配線整理をするなら、持っていて損はない工具です!オススメです。


重量
340g

適応電線サイズ
0.13〜6mm²(微調整ノブ使用時 0.05〜8mm²)

温度調節はんだコテ

今まではんだが溶ければ良い程度のはんだコテを昔から使用していましたが、今回新しいものに買い換えました。新しいものは下記のメリットがありました。

  • 温度調節により、必要以上に加熱せず、作業しやすいコテ先環境を維持できる
  • コテを交換することで、細かい作業も可能

温度調節がないと、コテ先が必要以上に高い温度になり、コテ先が酸化し、はんだが溶けにくく作業しにくくなります

また、コテ先が交換できるものは、細かい配線作業にも使用が可能です。バイクの配線で言えば、LEDの配線や、トグルスイッチ等の配線作業等に便利です。


設定温度範囲
240°〜最高540°

消費電力
47W

  

配線の種類について

以上配線を整理するための工具と、接続方法についてご紹介しましたが、必ずしも最短距離で接続すれば良いとは限りませんので、下記の配線の種類をご紹介します。

メインハーネス

メインハーネスとは、純正の配線を束ねたもので、テープで巻かれた一番太い配線です。ここから各機器へとカプラーで繋がっています。

純正の配線は、流れる電流の大きさに合わせて適切な太さの配線が選定されています。間違って、細い線を使用すると、配線の許容を超えた電流が流れることになり、発火の原因となります。

そんな純正配線を束ねて、保護することで、事故が起きないようにしています。そのため、極力触らないようにすることが良いです。

絶対にメインハーネスはいじらない??
配線を整理する上で、メインハーネスを撤去し、短くしたもに入れ替えることは可能です。必ず純正と同じ配線の太さにし、配線図を用いて、正しいルートで配線を接続する知識が必要です。

まずは機器側(カプラーから機器までの距離)の配線を短くし、配線を整理することから始めることが、配線の接続方法や配線に関する経験を得ることができるのでオススメです。

機器の配線

機器側の配線は、短くしたり、長くしたりしやすい配線となります。カプラーやキボシで接続する場合は、一度機器を外せば、配線作業がしやすいのでオススメです。

  

配線をスッキリさせました

写真はカプラーをキャンセルし、はんだを使用して配線を直接繋いだものです。配線を整理することは

  • ヘッドライトを小さくする際には必要な作業
  • 電装系のトラブルが起こった際も原因を探しやすくなる知識を得られる

このような結果につながるかと思います。

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