MSR HUBBA TOUR 2 review 【テントレビュー】

この記事ではMSR HUBBA TOUR 2をレビューしていきたいと思います。

総合評価 3.2 / 5点 (当サイト比較

収納サイズ★★☆☆☆
重さ★★★☆☆
設営のしやすさ★★★★☆
バイクツーリングでの使い勝手★★★★★
価格★☆☆☆☆
MSR HUBBA TOUR 2

ファーストインプレッション

バイクツーリストな私にとって、このテントは最高の旅を演出してくれる非常に良き相棒です。

テントを張るだけで広々とした前室を作り出せるモデルで、ポールも生地も軽いです。とくに雨の日などテントで過ごす時間が増えるとき、安心できてくつろげる空間があることはメリットです。テントの名の通りツーリングに相応しいテントてはないでしょうか。

  

ブランドの紹介

MSRはアメリカのブランドで1969年に設立されました。始まりはクライミング用品の開発・研究ですが、テントのイメージが強いのではないでしょうか?

テントに関しては2001年にMOSSというブランドのテント部門を買収しています。このMOSSのテント、アメリカのMoMAに唯一貯蔵されているテントの生みの親であり、大変美しいテントを作るブランドでした。そのDNAを受け継いでいるのがMSRです。だから今のMSRのテントは美しいんですね。

MoMA … The Museum of Modern Art ニューヨーク近代美術館

 

サイズ・スペック

収納サイズ48×17cm
最小重量
(フライ/本体/ポール)
2190g
総重量2380g
室内最大高96cm
収用人数2人

のちに紹介しますが、この大きさにも関わらず重さが2.2kgという軽さに収まっている点がこの製品の優れているポイントです。

インナールームの大きさ

マットが約180cmですが、インナーテントの端にひっつけても上部にはこれだけのスペースが空いています。二人で使用しても余裕のある大きさです。

  

この製品の優れたポイント

広々とした前室があること

前室をつくるためには、わずか一本のポールとペグ一本だけでこれだけの空間を作ることが出来ます。

設営と同時につくられるボトムシートは地面に物を置いたときに汚れない為のものです。

室内高さは正座をしたときに頭が天井に当たらないぐらいの高さになります。座って過ごす分には不自由しないのが好印象です。

   

インナーとアウターが連結し、同時に立ち上がる

内側のインナーテントは写真のように本体(外側のフライ)に引っかける構造です。

本体は外側のフレームにフックを引っ掻けるだけの簡単な設営です。

感覚としては収納袋から本体を取り出して広げます。フレームを組み立てて本体にセットし、フックを引っかけるだけの単純な動作で組み立てることが可能です。

  

入り口メッシュで通気性良く

前室入り口に設けられた大きなメッシュがあるので、虫が多い季節でも外の空気を中に取り込むことが可能です。

大きなメッシュの入り口以外はメッシュはついていません。メッシュではないので、虫は入ってきますが暖房器具等を用いた際の換気の役割という点では有効な換気ポイントです。

   

ドローコードの追加で中も使いやすくカスタマイズ

前室側にフックが二つついています。このフックを利用しつつ、コードを延長します。

すると写真ように軽いものなら引っかけておくことが可能になります。これも寝る場所とは別に広々とした前室があるからこそ出来る空間活用です。

  

内容物の紹介

本体とポール、ペグが収納されています。

収納袋は口が大きく、多少大雑把に畳んでも収納しやすい仕様になっています。

  

収納サイズの紹介

内容物をすべて袋に入れた状態が写真の通りです。

バイクのリアキャリアに積載するとこんな感じ。

大きいので、これだけでも積載としては大きな荷物です。125ccのツーリングには不向きかもしれません。

サイズの比較として、一番右が今回紹介しているテントです。圧縮していないのでもう少しサイズダウンすることは可能です。その隣にあるのが山岳テントの2人用テントなので、同じ2人のテントとして比較してもその差は明らかです。

  

設営方法の解説

本体を広げる

袋から取り出して、まずは本体を広げます。大きいためどちらが入り口かは瞬時には分かりにくいので、まずはしっかり広げることがポイントです。

  

ポールを組み立てる

ポールの組み立ては例のごとく、コードがポールのなかに内臓されているため、どこか一ヶ所を持って持ち上げるだけで

自動でセットされていきます。

構造は写真の通りです。

ポールを寝室側の上に置きます。

本体にはポールの受けがセットされているので

はめていくだけの作業です。

ポールのみが立ち上がりました。

  

引っ掛けるだけの簡単

本体には写真のようなフックがいくつかついています。

最初に組み立てたポールにフックを引っかけていきます。

ポールの真ん中にはテント上部を広げる大切なポールがついているので

これもセットします。いたってシンプルな構造です。

立ち上がれば、四角形の角四ヶ所にペグを差します。

本体が大きいため風が吹いたとき飛ばされてしまう恐れがあるため、楽に打てる環境であれば、ペグダウンはしたほうがいいです。

もしペグを刺すことができない環境の場合は後程紹介する方法での設営がおすすめです。

前室をつくる

メインが立ち上がれば次は前室の組み立てです。といっても、方法はとても簡単です。

メインフレームとは別に前室用のポールがあるので、スリーブに通していきます。

セットするとそれらしき形になりました。

あとは写真でいう一番下の一ヶ所(小さな赤の部分)をペグダウンすれば前室の完成です。

  

ペグダウンのポイント

ペグダウンは写真の状態で四ヶ所、角となる箇所にペグを差します。

その他のペグポイントとして

寝室の短辺側はベンチレーションがあります。

ペグダウンすることで、張りが生まれます。ペグダウンなしでもベンチレーションは機能しますが、見た目が綺麗ですよね。

ペグを刺す際は張り綱にたいして90度の角度で張ることが推奨されています。見た目も綺麗ですね。

前室には3本ロープがセットされています。

ここも張るとテント上部の張りが綺麗になります。

寝室側に戻り、赤い三角形の上部にロープがついています。前室側でも引っ張っているので、すべてのロープを張るとかなり耐風性強そうなイメージです。

本体にセットされているロープの本数は通常の小型テントに比べかなり多いです。その為にすべてを張るとなると時間がかなりかかります。

風の穏やかな日に置いては必要な箇所数本だけでも安定するので、シーンに応じた設営で時短を目指せます。

  

ペグなし

ここからは例えば地面がコンクリートでペグを刺せない場合の方法です。

ハバツアーは自立テントとなっています。その真意を確かめたいと思います。

テントは前室のポールをスリーブに通したところまで進みました。バイクを写真の通りに配置します。ちなみに、バイクはセンタースタンド付き車種が圧倒的に安定して設営出来ます。サイドスタンドは不安定ですのであまりおすすめしません。

本来ならペグを刺すこところにカラビナで延長ロープを取り付けます。

このロープをセンタースタンドに取り付けます。

ロープを引っ張ってもバイクが動かないことを確認します。

前室には重りとしてバッグを置きます。荷物が軽すぎる場合はバイクのジャケットやヘルメット、回りを見渡して石があれば置くことで重りとして代用できます。

設営が完了したテントの張り具合は写真の通りです。ペグダウンなしでも設営することができました。

バイクと連結すると、ここまで設営が可能です。テントにテンションはあまりかかっていないですが、それなりに空間を保っていることがわかります。設営も簡単なので、ツーリングにはメリット大ですね。

  

室内の大きさ

前室の室内は序盤で紹介した通り衣類を余裕もって引っ掻けるスペースがあります。

寝室においては、一人用のマットを置いても余裕のスペースがあります。ちなみに、ハバツアー2は2人用を意味します。

寝室の短辺側にはメッシュです。ベンチレーションと同じ位置にあるので、通気に優れています。

またメッシュには小物を収納できるポケットが備わっています。

  

撤収方法の解説

撤収も簡単です。フレームに引っかけたフックを外し、前室用のポールを外します。

前室用のポールはスリーブ式なので、引くのではなく押してポールを外します。

本体のみとなりますので、収納袋の幅になるまで畳みます。

収納袋は大きめのサイズに作られているので、大雑把にいれても入れやすいのが特徴です。

  

仕様紹介

生地

20D リップストップナイロン 耐水圧1,200mm エクストリームシールドポリウレタン&シリコンコーティング

生地は20Dと薄い生地を採用しています。その為生地の耐久性の観点で言えば弱い点もありますが、テントだと傷などのダメージは受けにくいので、軽量化に繋がる20Dの選択は良いと思います。

生地の裏に使われているコーティングはポリウレタンとシリコンの配合です。一般的にポリウレタンだけだと空気中の水分と結合して加水分解を起こします。シリコンを配合することで劣化の進行を抑えます。

  

フロア素材

30D リップストップナイロン 耐水圧3,000mm エクストリームシールドポリウレタン&DWRコーティング

フロア素材は人が乗るので生地のダメージが強くなります。30Dはタフに使うには薄い生地です。その為オプションのボトムシートなどは敷きたいところです。

耐水圧3,000mmもよほどのことがない限り問題なく使えます。上の写真は地面が濡れている状態で数十秒座ると染みてきている写真です。

対水圧3,000mmはピンポイントで荷重が掛かると染みてきます。

  

メッシュ生地

このメッシュは蚊が入ってこれない目の大きさです。この生地が大きな入り口に採用されています。暑い夏場の季節には便利な機能です。

  

ポール

7000 シリーズのアルミを採用しています。

7000番台のアルミ合金はアルミ合金の中でも特に高い強度を持つとのことで、テント選びのひとつのポイントとなります。

  

ファスナー

ファスナーは安心のYKKです。ファブリック製品の最も壊れやすい部材なので、採用実績の多いYKKが使われているのは今や基本ですね。

  

シームテープ

製品の公式ページにはシームテープを排除したアナウンスがありますが、実際の製品にはすべての箇所にシームテープがついています。

写真では確認が難しいですが、天井にもシームテープが施されています。

縫製の精度を向上し、シームテープを不要にしたと公式ページに記載がありますが、実際の製品にはシームテープが貼られています。

結局のところシームテープ無しは浸水したのでしょう。確かにシームテープはいずれ剥がれるものですが、はじめからついていないと、買ったその日からテント内に水が貯まるのは正直最悪のテントだと思います。それも10万を越えるテントで、ですよ。

私が持っている7年目の他のテントはシームテープ剥がれの気配がないので、保管方法で状態は大きく変わるのだと思います。しっかりメンテナンス、ですね。

  

機能紹介

入り口をまとめておける

テントの基本機能ですが、入り口をまとめておけます。入り口も大きいので出入りは楽です。

  

多くのインナーポケット

前室には写真の通り、黒のサイドポケットがついています。

寝室にもポケットがあります。正直なところメインで使う機能ではありませんが、荷物整理をするときは便利ですね。

  

ランタンフック

前室には2ヶ所ランタンフックがあります。リングは大きいので、マルチに使えるフックだと思います。

通気性

シェルターとして解放した場合、これだけの開口部があります。虫の状況と気温の状況を照らし合わせて使うことができます。

  

シェルターとして利用

インナーテントはバックルでとまっているので、簡単に外すことができます。

フライと本体はトグルで引っかけているだけなので

これも簡単に外すことが可能です。

シェルターとして使った場合、4人寝ることは余裕なぐらい広々としています。

  

オプションについて

グランドシート

インナーのボトムシートが30Dなので、ボトムシートはあった方が良いかと思います。

  

良くみる他のレビュー記事

雨が降ると雨漏りするレビューは目にします。私が雨の日に設営した限りではとくに気になりませんでした。というのもレビューもそうですが雨漏りする箇所は幸いにも寝るスペースの天井ではないことです。

これが寝るスペースで雨漏りするとなると、寝袋が濡れたり、衣服が濡れたりとデメリットが多いのも確かですが、前室で雨漏りする分にはとくに気になりませんでした。もちろん浸水しないテントであるべきだとは思いますが、どの範囲まで許容できるかだと思います。

ツーリングに出掛ける際には、給水力抜群のタオルを用いると便利です。ボトムに水が貯まったとしても、吸い上げて絞るだけで簡単に排水できます。

まとめ

このテントはツーリングに関しての良き相棒です。晴れたツーリングであれば正直なところ大きすぎるので使いませんが、雨の日があるツーリングである場合や複数人でいくツーリングであればこのテントが活躍します。

今後タンデムで北海道旅行へいく際はこのテントを活用してみようと思います。


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